「流山の素浪人」の時々雑感・日々雑感

初老になった私の身の回りで起こる、何気ない出来事をブログにし、回転がめっきり遅くなった脳みそに「喝」を入れたい。

無茶苦茶も飲めば目が覚めます

2020年04月26日 15時35分36秒 | 日記

お茶のルーツはご存じの通り中国で、紀元前2700年頃の神農時代に

薬草のひとつとして珍重されたと言われていますが、伝説に近いルーツ

かもしれません。

漢代(紀元前150年頃)には、薬草以外に嗜好飲料として上流階級に

広く飲まれていたという記述があります。

唐代(800年頃)になり、お茶を飲む習慣は一部の上流階級から全国の

富裕層も日常的にお茶を嗜むようになったようです。

しかし、茶木の栽培地域が限定されることから非常に高価な嗜好品で

あったそうです。

この頃に始まった遣唐使によって、日本にもお茶と同時にお茶の文化が

持ち込まれたと考えられ、上流階級や寺院に広がりました。

中国では、お茶を飲む作法を「茶芸」といい、日本では「茶道」といい

ます。当然、貴族や富裕層の嗜好品であり、お茶を飲む道具も芸術性が

求められ、「茶芸」「茶道」の道具が芸術品として、また美術品として

現在まで引き継がれています。

一般庶民がお茶を嗜むようになったのは、中国でも、日本でも200年

ほど前からで、日本では、お茶を飲む作法を「茶道」といい、茶道の

作法を通して、立ち居振舞いや、社会生活での道徳性といった、精神修養

の場ともなって来ました。

日本における茶葉の生産量は、静岡県と鹿児島県が2強で、福岡県、京都府

埼玉県がそれに続いています。

そして、前振りが長くなりましたが、今日の本題「無茶苦茶も飲めば目が

覚めます」に入ります。

中国の飲茶のひとつに、同じお茶でも入れ方の違いで苦茶、甜茶、回味茶

というのがあります。

まず「苦茶」は、よく煎った茶葉で入れた一番茶で、苦味のきついお茶で、

目覚めに飲むそうで、苦味と渋味で体も心地よく目覚め、活力が湧くそう

です。次に「甜茶」ですが、茶葉と生姜を熱湯で淹れたお茶で、体を温め

ます、一般的には食後のデザートとして飲まれているそうです。

そして最後の「回味茶」は、茶葉と生姜に加え、たっぷりの蜂蜜、山椒の実、

シナモンを熱湯に入れ、よく煮出したお茶で、滋養強壮に加え疲れを癒す

そうで、夜のお茶とも言われているそうです。

このように、同じお茶でも入れ方によって、朝、昼、夜と飲み分けることも

お茶の楽しみ方のひとつと言えます。

皆様も、茶道具を揃え、立ち居振舞いと道徳を考えながら、お茶を飲むのも

楽しいと思います。

ちなみに、中国のプアール地方の有名なプアール生茶は、350gの塊が

12~15万円程するそうですが、中国のお金持ちは4等分に割りすべて

を袋に入れて、煎じて毎日飲んでいるそうです。

高価な生茶でなく、少しは安価な熟茶でもいいから、プアール茶を飲み

たいな。

 

ー  おしまい  ー

 


2020年度の自治会総会が中止になった

2020年04月09日 10時55分55秒 | 日記

コロナウイルスの感染懸念から、本年度の自治会総会の開催を中止する

こととした。総会に代わり議案書の書面審議による書面採決とした。

政府の緊急事態宣言で、我が自治会でも集会の自粛、行事の中止等、

影響が出ています。特に、毎年の一大イベントであった納涼祭が東京五輪の

開会式と重なったため中止を決めていましたが、その五輪も中止となり、

今年のスケジュールはズタズタ状態となりました。

蔓延しているコロナウイルスも、緊急事態宣言も連休明けまでの予定ですが、

ワクチンも薬もない状況から、延長されることが予想されます。

私が4月から通う予定だった千葉県生涯大学園芸学科の入学式もなく、授業

の開始時期も決まっていません。

その他にも、毎月行っていた学習会も中止、週末に営業していたワインカフェ

も休業と、外出といえば家庭菜園に行くぐらいとなっています。

テレビを観てもコロナ、コロナで鬱陶しい限りで本を読む時間が多くなって

いますが、図書館が休館となり、昔読んだ本を改めて読んでいます。

終わりの見えないコロナ禍が一日も早く終息することを願っています。

 

 


最近の政治に思うこと

2020年04月07日 16時21分39秒 | 日記

新型コロナウイルスが猛威を振るっている。中国で蔓延し始めたのが昨年12月で、年が明け

1月3日には、中国武漢市で重症肺炎が蔓延しているとの報告がなされた。

日本で感染が見つかったのは今年1月で、中国武漢市からの帰国者5例、中国武漢以外からの

帰国者1例、その他国内での発症者6例の12名からコロナウイルスが検出された。

ただ、中国では1月末から春節休暇を迎え、大勢の中国人が日本国内に入りコロナウイルス

が蔓延する起爆剤となったことは確かで、特に雪まつりやスキー客が押し掛けた北海道では

多くの住民にコロナウイルス肺炎が発症した。

2月3日には、コロナウイルス肺炎発症者が乗船するクルーズ船のダイヤモンド・プリンセス号

が横浜港に入港して、一挙にコロナウイルスが注目を浴びることになった。

2月中旬になり国内でもコロナウイルス肺炎患者が多発して、2月24日に「新型コロナウイルス

感染症対策専門家会議」が立ち上がり、政府も本腰を入れて感染対策に乗り出した。

この時の専門家会議の結論は「感染の拡大のスピードを抑制することは可能であるが、これから2、3週間が

急速な拡大に向かうか、収束できるかの瀬戸際となる。感染のスピードを抑制し、可能な限り重傷者の発生と

死亡者を減らすことが重要である」との提言であった。

しかし、政府はコロナウイルス感染対策を最重要視するといいながらも、2020年度予算の成立、

7月に開催するオリンピックへの影響等から、本格的な取り組みに躊躇し、初期対応が遅れたたことも確で

あった。

感染者への検査においても、クラスターを見つけ、クラスター周辺を検査するとして、感染者人数を意図的に

低くするための操作をしていたといわざるを得ない。

未だに、8000件/日可能であるCPR検査を、なぜか2000件/日となっており、国民100万人当たりの

検査実績が100人にも満たず、1万人を超える欧米や韓国に大きく水をあけられている。

検査実績が少ない理由はわからないが、① オリンピック開催への影響懸念、② 国立感染症研究所が予算増額

のための措置、特に、⓶ について、まことしやかに語られています。

そして、本日「緊急事態宣言」がなされたが、コロナウイルスが蔓延している諸国の中で一番遅く、それも

1ヶ月近く遅い宣言となり、罰則の伴わない緩い宣言となっている。

その上、当初、国民一人当たり10万円の支給と報道されたが、フェイクニュースとなり、代わりに出てきた

30万円の個人への現金支給には厳しい枠を設けられ効果が疑問視される有様は、一度懐に入れた国民の税金を

個人に還元することを極端に嫌う財務省の意向が強く反映された結果と思う。

政府は100兆円を超える事業規模の予算を組むと胸を張るが、税金を投入する真水予算は39兆円に過ぎない。

米国とは桁が違うな。

 

今日はいつもと異なるブログとなったが、コロナウイルスの蔓延から気分が晴れない上に、見えない敵の

襲来に防御の術は家から出ないこと、他人と直接話さないことと言われると、ついつい政府の無策に

ケチを付けたくなる。

そんな私のたわごとを許してください。