晴天続きで今日の気温が10℃を超すというので、久し振りに夫婦で都内へ出かけた。
今日の目的は、「君の名は。」の最後のシーン出てきた階段を観たいと思い、
須賀神社に行き、それから迎賓館を見学した。
市ヶ谷駅から歩いていると「お岩稲荷」があり立ち寄った。
歌舞伎等で演じられる東海道四谷怪談の「お岩さん」を想像していたが、あの姿は、
後世に創作された物語であって、本当の「お岩さん」は貞淑な女性だったそうです。
あの世で「お岩さん」は悲しんでいるのではないでしょうか。
現在も、縁結びのお稲荷さんとして、毎日大勢の人がお参りしているそうだ。
目的の須賀神社近くは道が狭く、道路を掘り返し上下水道工事を行っていて、
なかなか辿り付けず、結局付近を2周してしまった。
初詣客も少なくなっている須賀神社ですが、神社脇の階段では若い女性が
キャーキャーと奇声を上げながら写真を撮っている。
この階段が「君の名は。」の聖地か、それにしてもスクリーン見た光景が忠実に再現
されていることに驚く。
それに映画の影響か、中国語やハングル語に席巻されていることにも驚いた。
この辺りは高台となっていてお寺がたくさんあり、お寺オタクがカメラを提げて
歩いていた。
須賀神社から歩いて学習院初等科脇を抜けて約20分で迎賓館へ、受け付けは
正面玄関ではなく建物横の高速道路側だった。
持ち物検査で、危険物でない証明でペットボトルのお茶を飲まされた。
また、建物内の写真撮影は禁止で、カメラはバッグの中に仕舞わされた。
離宮は、紀州藩の江戸中屋敷跡で、明治政府が赤坂離宮として明治42年に
10年の歳月をかけて完成させた。
ヨーロッパの宮殿を参考に、ネオバロック様式の西洋風建築物で、外観、
内装とも当時の技術と贅を尽くした宮殿でが、東宮御所としてはほとんど使用
されなかった。
建物は勿論、正面玄関の門扉、裏庭園の噴水が国宝となっている。
見学が許されている4部屋と、2階のホールを見て回ったが、建物の
幅が125m、奥行き90mもあり、ボランティア説明員の話を聞きながら
たっぷり1時間半を費やした。
それにしても、世界にはもっと大きく、贅沢な宮殿はあるが、明治時代に
日本人の手で、これほどの贅を尽くした建造物を作り上げたことに感激した。
そして、今日の東京散歩は15,463歩でした。