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川柳・政治・時事・エッセイ

ノーベル平和賞、バラク・オバマ米大統領に

2009年10月09日 | 川柳
ノーベル平和賞、バラク・オバマ米大統領に
写真
バラク・オバマ米大統領

(CNN) ノルウェーのノーベル賞委員会は9日、今年のノーベル平和賞を、バラク・オバマ第44代米大統領(48)に授与すると発表した。就任間もない現職大統領の平和賞受賞は近年、極めて異例。オバマ氏は、メディアが予想する平和賞の有力候補リストに入っていなかった。

授賞理由として、国際外交の推進や各国国民の間の協力関係強化に甚大な努力を示していると評価した。発表会見では、「オバマ氏のように、自国民により良き将来への希望を与え、世界の関心を引き付けた人物は極めて少ない」「世界の指導者の外交は、人類の多数が共有する価値観に基づいた概念に従うべきとの哲学を持っている」などとも語った。

また、今年1月の就任後、外交における対話と交渉の原則を打ち出し、イスラム社会に協調路線を呼び掛け、非核への決意を表明、中東和平交渉の促進に力を注ぐなど国際政治の推進に新たな環境を生みだしとも評価した。多国間の外交や国連重視に転じたことも指摘。

オバマ大統領の指導力で、世界が直面する地球温暖化問題の対策で米国が中心的な役割を抱くようになったともたたえた。「人類は今、国際的な問題に対する国際的な責務を分担すべき時を迎えている」とのオバマ氏の主張を、ノーベル賞委員会は支持するとも付け加えた。

現職米大統領のノーベル平和賞受賞は、セオドア・ルーズベルト第26代大統領(1906年)、ウッドロウ・ウィルソン第28代大統領(1919年)に続き、3人目となる。また、米国の政治家としてはジミー・カーター第39代大統領が2002年に、アル・ゴア元副大統領が2007年に、それぞれ平和賞を受賞している。

バラク・オバマ大統領氏には賞金1000万スウェーデン・クローナ(約1億2700万円)が贈られる。授賞式は12月10日、ストックホルムで行われる。

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ノーベル平和賞、「業績」でなく「理念」に授賞・・・オバマ大統領

2009年10月09日 | 川柳

ノーベル平和賞、「業績」でなく「理念」に授賞

 【ワシントン=岡本道郎】2009年度ノーベル平和賞は、米国大統領として初めて包括的な核廃絶への道筋を提示し、多国間主義に基づく国際協調に再び希望を抱かせたバラク・オバマ大統領に贈られた。

就任わずか8か月余の大統領が成し遂げた「業績」でなく、世界に投げかけた「理念」への異例の授賞と言えるが、その理念の背景には、オバマ氏が若き日から育んできた理想主義と現実主義を融合させた独特のバランス感覚がある。

 オバマ氏の「核なき世界」構想は、冷戦期、レーガン軍拡のまっただ中にあった1983年、コロンビア大在学中に早くもその萌芽を見る。当時の学生誌に掲載された「戦争精神の打破」と題された自筆の記事は、学内の反戦・反核グループの主張を冷静に分析しつつ、第一撃への反撃能力といった世俗的な議論から脱却し、核兵器管理・削減を通じた「核なき世界」への可能性を論じている。

 オバマ氏は学生時代から外交政策に関心を持ち、特に、米ソの核軍備管理の重要性に着目、ケネディ大統領が核戦争の危機を回避した62年のキューバ・ミサイル危機などを勉強していたという。若き日の核廃絶への夢は、2003年の上院議員選挙戦で徐々に具体化し、「米国は必要以上に核を持っている」と発言、米国の核増強が核不拡散にとって逆効果との持論となっていった。これは、理想論であると同時に、むだなものを排し、より効果的な方法を考えていくオバマ氏の現実主義的考え方にも依拠したものだ。

 理論的支柱を与えたのが、キッシンジャー、シュルツ両元国務長官、ペリー元国防長官、ナン元上院議員の「4賢人」が07年1月に米紙に寄稿した論文「核兵器のない世界」だ。米国が率先して核兵力を削減し、世界の核廃絶への動きを主導してこそ、核不拡散による安全保障を推進できるという内容だった。これを受けてオバマ氏は同年10月、シカゴでの外交演説で「大統領になったら『米国は核兵器のない世界を追い求める』と言明する」と、その理想を政策として初めて示した。

 「核なき世界」のメッセージは、オバマ氏の世界デビューとなった08年7月のベルリン演説で、全世界に向けて語りかけられ、さる9月の国連安全保障理事会首脳級会合での決議採択で一つの結実を見る。

 さらに、オバマ氏はこの理念を、米国の力ではなく、世界諸国家の協調を重視した多国間主義を通じて、実現しようとしている。他者の意見を聞きながら、慎重に事を運ぶスタイルはオバマ氏の身上だ。

 ただ、オバマ氏を取り巻く現在の政治状況は、批判の多い医療保険改革、アフガニスタン戦略の見直しなど、文字通り正念場。崇高な理念への授賞の真価は、まさにこれから問われる。

2009年10月9日22時30分  読売新聞)
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谷垣総裁「拉致問題で大きな足跡」=中川氏に最後の別れ

2009年10月09日 | 川柳

谷垣総裁「拉致問題で大きな足跡」=中川氏に最後の別れ

 急死した中川昭一元財務・金融相の自民党と中川家による合同葬(葬儀委員長・谷垣禎一総裁)が9日午前、東京・元麻布の善福寺でしめやかに営まれ、麻生太郎氏、安倍晋三氏ら歴代首相をはじめ、政財界関係者多数が参列した。谷垣総裁は弔辞で「北朝鮮による日本人拉致問題への取り組みは、決して忘れてはならない大きな足跡だ」と、拉致議連会長を務めるなどした故人の功績をたたえた。
 また、友人代表の安倍氏は「まだまだ国家のために一緒に戦ってほしかった。わたしたちはあなたを必要としていた」と声を詰まらせた。 (2009/10/09-13:03)

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ノーベル文学賞、ドイツの女性作家ヘルタ・ミュラー氏に

2009年10月09日 | 川柳
ノーベル文学賞、ドイツの女性作家ヘルタ・ミュラー氏に

 スウェーデン王立アカデミーは8日、2009年のノーベル文学賞をルーマニア生まれのドイツ人女性作家、ヘルタ・ミュラー氏(56)に授与すると発表した。「精神性の高い詩と率直な散文を通じて、抑圧された者たちの風景を描いた」ことが評価された。

 ミュラー氏はルーマニアでは少数派のドイツ系住民の両親のもとに生まれた。共産主義時代のチャウシェスク独裁政権下で言論自由化を求める活動に参加。大学卒業後は工場の通訳として働いたが、秘密警察への情報提供者となることを拒否したことから解雇された。その後も当局の嫌がらせを受けたという。

 1982年に短編集をまとめ小説家としてデビュー。少数派住民の村で横行した汚職や圧政を描いた作品は当局の厳しい検閲を受けた。政権を公然と批判したことが理由でルーマニアでの出版を禁じられ、87年に夫と当時の西独に移住した。(ロンドン=岐部秀光)(08日 20:39)

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