中国に最も長く滞在 米大統領のアジア歴訪を正式発表
【ワシントン=山本秀也】ギブズ米大統領報道官は7日、11月12日からの訪日など、オバマ大統領のアジア歴訪の日程を正式発表した。このうち中国には歴訪中で最長となる15~18日の訪問を予定し、胡錦濤国家主席と首脳会談を行うほか、最大の経済都市である上海を視察する。
大統領は米東部時間の11日にワシントンを離れ、12、13日に日本を訪問。13~15日まで、シンガポールでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合に出席し、中国訪問に移る。続いて18、19日に韓国を訪れて歴訪を終える。
歴訪のスタートを切る訪日について、ギブズ報道官は「大統領の訪問は、この重要な同盟国との間で、経済、安全保障などでの協力を深める機会となる」と期待を表明した。
米中首脳会談では、2国間や地域の安保をはじめ、核拡散防止、エネルギー、気候変動問題などが取り上げられる。韓国との間では、北朝鮮問題のほか、米韓同盟について協議する。