光が見えるまで

どこをどう

間違えてしまったんだろう



迷宮に迷い込んだかのようで

思っているように

事が運ばない



迷宮なんてカッコいいものじゃない

ここは穴の塞がれた

出入り口のない真っ暗闇の

トンネルの中



何がいけなかったのかって

ずっと過去にも遡ってみると



すべてがいけなかったのではって

思えてきてしまう



すべて否定することは

自分の存在すらも

否定することで



どうしたらいいか

わからなくなる



でも逃げられない



この暗闇に座り込んで

来るかどうかわからない

助けを待っているのも

一つの手かもしれない



私は暗くて怖くても

足元しか見えなくても

とにかく歩くしかないって



どこかに出口があることを

どこかから光が差してくることを

信じて



止まらずに歩いて行く