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心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

いつまで経っても

2019-08-27 | 日常
大切な人の
背中を見送りながら
またねって小さく呟いてみた

心に小さな穴が開いたみたい
シューって微かな音を立てながら
何かが抜けていく

たった一人の帰り道
なんでだろう

悲しくなんてないはずなのに
パタパタと涙が零れる

仕方のないことなのに
喪失感に支配される

慣れたはずなのに
慣れていない

元気でいてくれたらいい

自分に言い聞かせて
空を見ると

今にも降りだしそうな
どんよりした雲が

私の心と重なった

温かい

2019-08-24 | 日常
ホテルには
車で乗せてきてもらったため

近くの地下鉄に乗ろうと
切符売り場に来てから

自分が何線の何駅にいるかさえ
わかっていなかったことに
気がついた

えっとーって
あっちみたりこっちみたり
お財布持ったままで

すると突然
近くにいた年配の女性が
どこへ行くのっと
声をかけてきた

私は何かの勧誘かと
身構えながらも駅名を告げると

それならこの線で行くと直通だと
言うなり去って行かれた

ただ親切な方なだけだったのに
疑うなんて失礼な態度を
取ってしまった自分を恥じる

教えて頂いた線で行くと
確かに早くてわかりやすかった

見知らぬ人に親切にできるなんて
すごいと温かい気持ちになる

ありがとうございましたっと
心の中でもう一度お礼を言って

嬉しくなりながら
待ち合わせの場所に
急いだ


いつもの自分

2019-08-21 | 日常
体調が良くない

昨日の研修会発表での
緊張と興奮のせい
2日ほどあまり眠れてない

それでも今日から
旅行を兼ねて
大切な人に会いに行く

久しぶりに乗る電車のホーム
朝の通勤ラッシュで
たくさんの人がいる

なのに何だかとても静かで
新聞読む人スマホ見る人本読む人

そこは世間を賑わしている
危険な人たちなどとは無縁の世界のようで

それが気分悪くなってる私を
落ち着かせる

売店で栄養ドリンクを
2本も買ってしまったことを
思い出す

特急に乗り込んだら
1本飲もう

今日も元気に笑えるように
さぁ気持ちから

大丈夫
私は今日も大丈夫

図々しい私

2019-06-24 | 日常
図々しくなろう
もっともっと

人に迷惑かけること
じゃなくて
態度を大きくするってこと
じゃなくて

何気ない悪意に
一々細かく傷つかない
ってことで

歳を重ねた分
感覚が鈍くなったことにして

それがどうかした?って
何の問題もないというように

知らん顔を決め込もう

図々しい私でいい
図々しい私になりきって

笑ってみよう

いつか
どんなことも
たいしたことないって

震えないで
笑えるように

ストロベリームーン

2019-06-18 | 日常
父の車のすぐ後ろに
ピタリとついた私の車

二人知らない夜道を走る

お互いナビは設定してるけど
父は私を見守るようにしながら
俺についてこいと
先導してる

父のナビと私のナビは
違う道を教えてるのか
父は私のナビとは
違う道を行こうとする

何回か私のナビを無視する道を
進んだとき

父は間違えているのだと
気が付いた

父も気づいてて
焦っているのかもしれない

私が前に出て
先導したほうがいいのかな

でもいいや
どこまでもついていこう

どこに行ってしまっても
父が何か言ってきてからにしよう

ふと夜空を見上げると
赤っぽい月が近くに見えた

お父さん 見えてる?
ストロベリームーンが
綺麗だよ

大丈夫
ここは日本だし
道は続いてる

何だか楽しい気分になった

まだまだ私も

2019-02-16 | 日常
一人きりで走る
高速道路のトンネル

昔から少し閉所恐怖症で
゛暗い゛が重なると
更に強まる恐怖感

誰かに乗せてもらってるなら
大丈夫

自分で運転してても
「なんか怖い」って言う
私の言葉を聞いてくれる人がいれば
何とかやり過ごせる

だけど今日は一人

頭を押さえつけられるような
圧迫感に

目の焦点が合わなくって
動悸がしてくる

もう少しもう少し
大丈夫大丈夫

目を見開いて
運転を誤らないように
ぶつからないように

そして
やっとトンネルが終わり
光が目に差し込んできたとき

まぶしくてやっと瞬きして
とてもとてもホッとしながら
生きてるを実感する

いつも゛生きる゛に
執着しないなんて
冷めたこと考えてるのに

何だ 私も
死にたくないんだって

思わず笑ってしまった

今が過去になった時に

2019-01-30 | 日常
現実が辛くて
逃げたい 逃げたい

ああ その昔
もう少し素直に生きていたなら
今はもっと
素敵だったはずなのにって

調子いいこと考えて
現実逃避したくなる

過去は変えられない
その時の私は
そうしか生きられなかったのだから

だからここから
今の自分を受け入れて
ただひたすら
前に進むしかない

未来の私が
あの時は辛かったけど
よくやってたよって
笑っていられるように

逃げなくてよかったって
いつか必ず思えるように

使い捨て

2019-01-27 | 日常
パソコンが壊れた

充電がなかったのに
コンセントさしてる意味忘れて
ブチってコンセントを
外してしまった

あーって
叫んでも遅かった

飛んでしまったデータを
考えても
何が残ってて何が無くなったか
さっぱり覚えていない

それどころか
どうしようなんていう
感情さえ働かない感じで

パソコンは職場にもあるし
スマホもタブレットもあるから
もう買い替えるのはやめようかって
一瞬だけ思っただけで

でも次の日
そそくさと新しいパソコンを
操作しながら
パソコンが壊れた事実など
なかったかのようにしている自分がいて

私はこういう人なんだって
自分もパソコンのようだって

何となくロボットになったような
そんな気がした

毎年のこと

2018-12-30 | 日常
いつもより書き出すのが
遅れてしまった年賀状

年末やらなければいけないリストも
まだ最初の方

焦りながらも
刷り上がった宛名を見ると

一年に一回だけ思い出す友人たち

その瞬間から
頭の中にはその当時の
流行った曲やファッションが広がって
ノスタルジーに浸る

あの頃の奢った自分に
会いに行って
いっぱい注意してやりたい

そんなこと考えながら
涙ぐんでることに気付いて

死期でも近づいたのかって
自分にツッコミ入れながら
現実に戻ってくる

リストの年賀状と書かれた欄を
終わりの線で塗りつぶし

さあ次はって
窓ふき用の洗剤を取りに行って

これを何時に終わらせれば
次に繋げられるかって
計算をしだしていた

笑っちゃう

2018-12-24 | 日常
それはさ
自分には もうこんなことは
起こらないって思ってるからだよ

友達は笑ってるのに
冷めた口調で
まるで自分に言い聞かせてるようで

なるほどねなんて
妙に納得してしまってる自分も

二人とも心がそれぞれ
どこかに飛んでいってて

だけど何だか穏やかで

友達が
最近少女漫画読んでるなんて言うから

子供の頃から割と長いこと
結構読んでたなぁって
急に懐かしくなって

ネットで少し読んでみたら
おかしいほどに
頭に詰め込むかのように
止まらなくなった

笑っちゃうような
高校生の恋愛漫画に
癒されるような気持ちになるのは
なんだろう

いい歳した女が漫画って
自分に笑っちゃうけど

楽しいから飽きるまで
続けてみるかと

変な決心を固めていた