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心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

おひとり様

2022-10-03 | 日常
健康診断に

平日限定期限付きランチ券が

ついていて



一人で行くのやだなぁって

平日だと誰も誘えないしって



もう期限切れちゃうし

今日はたまたま休みだしって

行くことにした



食事でおひとり様なんて

したことがなくて



だから

デートかしらなんてぐらいの

妙な張り切り具合で



お店の人に一人ですって告げた時

ドキドキした





でも案内されて席に着いたら

仕切られていて

人が見えなかったせいか



何でもないことだったなぁって

仲居さんがとてもニコニコして親切で

いい店だったなぁって



おなかいっぱいにして

満足満足で



おひとり様

またしてみたいって



スマホでお店情報を

ずっと見ていた

もがく

2022-09-24 | 日常
君が一生懸命走る



私は泣きたくなる



前を走る子との

差が開いていく



私は泣きたくなる



君が言った

恥をさらしに行くだけだから

本当は走りたくない



やめたらって言ったら

それはできないからって



何がいけないのか

どうすればいいのか



誰か教えてあげて



頑張ってる

頑張ってる



私は泣きたくなる



無力な自分が悲しい

もがいている君を助けてあげられない



君のことを考えると

涙が止まらなくなる

嫌いな健診

2022-09-18 | 日常
罰が当たったのよ



2年ぶりに会った彼女は

苦笑いした



旦那さんとは家庭内別居状態で

8年不倫していたはずだ



子供がいるし

何より今更働きたくないし

離婚はしない

っていうのが

彼女の口癖だった



乳がんになったのよ



旦那さんが

ずいぶん心配してくれたらしく



そのせいで

家庭内別居状態の解消

不倫の解消をしたらしい



普通の夫婦になっただけで

別に愛情なんてないけどって

言うわりには



旦那さんの悪口を

一つも言わない



以前にも

同じような人がいたなって思い出す



彼女はもう

離婚も不倫も考えないだろう



病気になることで

大切な何かが

見えたのかもしれない



複雑な気持ちが

胸の内を一回りして



避けてきたけど私も

検査受けてみようって



申込用紙に向かった

包丁の替え時

2022-09-13 | 日常
ずっと切れない包丁を使ってる



包丁の替え時っていつだろう



ずいぶん前に職場の給湯室で

ケーキを切り分けるために

包丁研ぎ器で研いでから

切っている人がいて



これをやるとやらないとでは

全く切れ味が違うのよって



そうなんだと思い

そこらに売ってる研ぎ器で

しばらく研いで使ってた時もある



劇的な変化が見られなかったからか

ついにはやめてしまっていたけど



母に聞いたら

新しいのを使いなさいって

高級そうな包丁を渡された



まだ使ってない頂き物の包丁が

3本ほどあったんだけど

また包丁が増えた



大事に手入れしながら

一生使い続ける人がいれば



新しいのにさっさと替えてしまう人



私のように切れないと思いながらも

何となく使い続けてる人もいる



思い切って新しい包丁を使ってみた



あまりの切れ味のよさに

感動すら覚えた

早く替えればよかった



でもきっと

私はこの包丁が切れなくなっても

何となく使い続けてしまう気がする



性格が出てる



物に対しての扱い方は

人に対しての接し方とも

似てる気がする



もう少し手入れにも

力をいれてみようかと



包丁をじっと見つめた

友だちと会う

2022-09-10 | 日常
友だちとサンドイッチ専門店に

出かけることになって



久しぶりのお出かけに

わくわくしてくる



やーん おいしそうなんて

二人して大騒ぎして



職場ではいつも

若い人たちと一緒にいて

同じ歳のようなつもりで

話したりしてるから



しぐさや振る舞いが

年相応ではないかもしれなくて



時々はっと我にかえって

奇妙だったんじゃないかと

周りを見回してしまう



だけど今日は同年代の友だち

食べるとき以外は

必ずマスクして話すという

几帳面さを備えながら

わーわーきゃあきゃあしても



楽しいし

何だか安心してしまう





家にいるのが好きで

自分から誰かを

誘い出したりするのが

面倒だったけど



これからは

もう少し友達との交流も

増やそう



それが

心に余裕が持てるようになる

大切な時間に



なるのかもしれないから

今日の一コマ

2022-08-29 | 日常
わりと田舎な競技場
駐車場は便利なところから
埋まって行く

一度出したら
停められそうにないから
近くのコンビニは
グーグル見ながら歩くことに

暑い暑い
10分と少し
全身から汗が噴き出す

ウエットティッシュとお昼のサラダ
冷凍庫にフラッペと書いてあるのを見つけ
手を伸ばす

レジには若いイケメンのお兄さんがいて
買ったことがないと言う
私のフラッペの説明を
優しくしてくれる

肩にショルダー腕にコンビニ袋
片手に日傘もう片手にフラッペ

暑い暑い
テクテク歩く

5分程歩いた所に公園のベンチ
思わず座って
フラッペを太いストローで
グイグイ吸い込んだ

頭がキーンとして
ふぅってなって
ふとコンビニ袋の中を見ると
割り箸が入っていない

いくらウエットティッシュを
買ったからって
手で食べるって思われてないよねなんて
変なつっこみ自分に入れながら

あー
今更取りに戻る気はない

いつもならすぐ気付くのに
イケメンに見惚れ過ぎたらしい

車に戻ってから
仕方なくフラッペのストローで
サラダをかき込む

こんな姿
誰にも見せられたものじゃないことは

言うまでもない

時間の流れ方

2022-08-17 | 日常
10年以上昔の仲間二人に

街でばったり会った



やだぁ久しぶりぃなんて

よく見ないと誰だかわからなくて



ジムの帰りなのぉって

のんびり笑いかけられる



二人とも悠々自適で

私が今日はたまたま年休を

取った日だと言うと



働いてるのぉって

驚いた顔をされた



久しぶりなんだから

近況報告でもしたらいいのに

私は差しさわりのない事しか

言わない



何だかとても気まずくて



仲良かった人たちなのに

全然嫌な人たちじゃないのに



お互いの状況を知らなさすぎて

何をどう話していいかわからない



そのうち

私の目が泳ぎだして

じゃあ またねって



何がそんなに居心地が悪かったのか

帰りの道々考えた



時間の流れ方が違う



二人のまとっている空気は優しい

それはゆっくりとした時間の流れに

身を置いている人たちだからなのか



私がせかせかした世界に

慣れているからだろうか



いや違う

自分の心の余裕のなさだと気づき



少し淋しくなった

ライバル

2022-06-18 | 日常
負けた君が

久しぶりに会う

昔からのライバルの友人に

駆け寄って



手を取り

おめでとうと笑った



ライバルの友人は

泣きそうな顔して



次の大きな大会に

また一緒に行けるねって

笑おうとしていた



手を取り合う

二人の姿が



試合が終わるまで

一言も話さなかった

二人の姿が



たまにしか会わない

二人の姿が



ものすごく美しいものに見えて



私は見惚れてしまう



やっとここまで戻ってきた君に

ライバルの友人は

良かったと言った



君は昔と同じように

笑いながら

言い放った



今度は絶対負けないからって

痛い

2021-06-16 | 日常
罰が当たった
すぐにそう思った

重い荷物を
ちょっと頭を低くしないと
くぐれないドアを通って
運ぼうとしたとき

荷物に気を取られて
頭を低くするのを忘れて

思いっきり
おでこをドアに打ち付けた

そのドアは
鉄でできていて

カーンっていう
なんとも情けない音

瞬間
頭がくらくら
後ろになすすべもなく
倒れてしまった

痛かった
でも痛いより
職場の誰かに見られてないかという
恥ずかしさのほうが上回って

急いで辺りを見回した

誰も見てなくて
ホッとして立ち上がる

罰が当たった

身に覚えはないけど
それでもきっと
罰が当たった

なんの困ったことなく
ひょうひょうと生きてるから

しっかりしろって
しっかり考えろって

ズキズキする額が
怒っているようだった

超イケメンはすごい

2021-05-08 | 日常
車の定期点検に
車屋さんに来た

営業さんと少し話して
雑誌を見ていると
若い整備士さんが
頭を下げながらやってきた

近くでその人を見て
目が離せなくなった

見たこともないような超イケメン
だったから

超イケメンのお兄さんが
私のそばで跪いて
「・・・はどうですか?」
と私を見上げながら
何回か聞いていた

そしてさわやかな笑顔で
「ありがとうございます」と言い
去っていった

しばらくすると
あの超イケメンが
今度は私の席の前に座り
点検内容を説明しだした

超イケメンが私を見つめる
私は超イケメンに見惚れてる

なぜか私は
無性に笑えてきた
それから笑っている自分にも
笑えてきて

マスクしててよかったっと思ったが
超イケメンも笑っていたから
気づかれたかもしれない

説明は全く聞いていなかったけど
ほどなくして
超イケメンにお金を請求された

そういえばさっき
何かわからないけど
いろいろ勧められて
お願いしますって
言ったことを思い出した

いつもなら
「必要ないかな」って
スルーしてしまっていたのに

超イケメンってすごい
私のために(正確には仕事のためだけど)
動いてくれるなんて
いくらお金出してもいいかも
って思えてくる

帰りの車の中
超イケメンの美しい顔と目が
私に向けられていたことを
何度も思い出して

何だかとてもとても
楽しい気分になった