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心の模様

心の中の一つ一つを整理して、いつか素敵な部屋にしてみたい。

その日

2016-01-25 | 心の片隅
もしもその子が

何が苦しいのかを

誰かに言えたなら

そしてその誰かの前で

泣いてしまえたなら



その日は来なかったのかもしれない



もしも誰かが

どうしたのって

何があっても

私はあなたの味方だからって

あなたを愛してるって

伝えていたなら



その日は来なかったのかもしれない



誰もが忙しかった



大人は仕事と生活で

友だちは勉強と部活で



追い詰められて

弱っていく

その子に気がついて

あげられなかった



いろんな憶測が

飛んで回ったけど



はっきりとした原因らしきものは

見つからなかった



私たちは限られた人だけなら

幸せにしてあげることが

できるはずなのに



その限られた人を

不幸にしかできないことがある



他人ごとではない

明日は我が身だと



そっと目を閉じた

からっぽ

2016-01-21 | 心の片隅
時々自分が

何を考えているのか

わからなくなる時がある



どうしたいのか

何を望んでいるのか



それは

自分の軽い言葉だったり

笑いかける姿だったりから



相手の反応で

はっと我に返ったりする



多分自分は

何も考えていない



何かしたいと

思ってるわけでもないし



何も望んでやしない



ただ、今という時間を

楽しそうに見えるように

やりすごしてるだけ

悪い娘になった日

2016-01-17 | 心の片隅
小さい頃から

手のかからない

自慢の娘をやってきた



大きくなるにつれ

親の思う通りとは

少しずつ違ってきたけど

それでも親にとっては

とてもいい子で



その私が

学生も終わり頃になって

初めて問題を

家に持ち込んだ



あの人たちが

君は子供なんだから

親に話して守ってもらえって

君にはどうすることも

できないって言うから



父は怒鳴っていた

母は泣いていた



私は放心状態で

感情とは関係なく

ただ涙が流れている状態で



誰もわかってくれる人は

いないと感じていた



私が言ってほしい言葉は

誰も口にしなかった



あなたがもっとしっかりしてれば

おまえは隙だらけじゃないか



自分が悪かったんだってこと

嫌と言うほど思い知った



だけど誰か一人くらい

言ってほしかった



あなたは全然悪くないって

理由

2016-01-14 | 心の片隅
俺は昭和初期に

生きてたような人間や



確かにこんな若いのに

こんな古臭い人見たことない



それが第一印象だったのに

それでもなぜか

魅かれていく自分が

止められなくて



毎日遊んでひらひらしていた

私にはあまりにも新鮮すぎて



俺についてくるのは無理やなんて

彼が言うから



彼に近付くためには

ついていけるには

どうしたらいいんだろうって

考える日々が続き



そして出した答えは

自分を過酷な状況においてみようだった



何年か後に

私こんなことしてきたって

だから何でもできるからって

彼に報告したいそばにいたい



そのためなら

何でもやれる頑張れるって思った



若き日のすべてのことが

届かなかった壊れてしまった

彼への想い

大丈夫。道は続いているから。

2015-12-18 | 心の片隅
高校生の時の部活の合宿で



知らない土地なのに

先輩と二人どんどんスピード上げて

皆と離れて競争していってしまい



気付けばどこにいるのか

わからなくなってしまった



泣きそうになっている私に

先輩は涼しい顔して笑ってた



「大丈夫。道は続いているから。

必ず帰れるから。」



変なこと言ってるって思ったけど

何でもなさそうに笑ってる

先輩を見ていたら



このまま走り続けたら

きっと帰れるって信じられた



先生が車で私たちを見つけてくれて

先輩は先生にひどく叱られて



先輩は大泣きして

私に何度もごめんねって謝って



そんな先輩を見るのは初めてで

私も一緒になってすみませんって泣いた



先輩もすごく不安だったのに

私のために無理に明るく笑ってて



あの時から何かあると

必ず思い出す言葉になった



大丈夫。道は続いているから。

逃げないで

2015-12-14 | 心の片隅
その昔 一生が決まるような

大切な決断をしないと

いけない時に



苦しくて苦しくて耐えられなくて

自分で決めず

楽な方に逃げたことがあって



でも楽になったと思った瞬間から

そのことからくる問題が

次々と持ち上がってきて



逃げられるだけ

逃げに逃げてしまった



そうして気付いたら

八方ふさがりで

どこにも逃げ場がなくなっていて



苦し紛れに

一つだけ頑張って解決しようと

一つだけ逃げ場を作ろうとした



やっとの思いで一つ解決したら

それがことのほか爽快で



もう一つだけ

逃げ場を作っておこうかと考えた



問題をクリアしていくうち気付いた



私の逃げたいと思うレベルが

極端に低くなっていたことに



そう 

たいしたことないことも

逃げるようになっていた



もう取り返しのつかないことも

いくつもあるけど



そんなこと笑い話にしてしまって

今の問題をクリアしていけば



未来はきっと楽しいはず

自分が好き

2015-12-10 | 心の片隅
好みのタイプはって聞かれれば

自分の男性版って

昔はよく答えてたっけ



ボランティアとか

誰かのためになることを



自分の損得勘定なしで

たとえ自分が

犠牲になることになったとしても

やれていたのは



純粋にただ誰かの役に立ちたい

という気持ちではなかった



将来を見据えて

計算していた訳ではない



誰かのためにって

頑張れる自分が

すごく好きで

愛おしかったから



つまり誰かのためでなく

好きな自分のために

やっていたような気がする



そう

自分を超えて

好きになれる人など

いないと思うほどに



これを

ナルシストというのだろうか



私よりはきっとまし

2015-12-03 | 心の片隅
まだ自信過剰だった

若かりし頃に



よっぽどのバカじゃない限り

こんなミスはしないと

思っていたミスを



それこそ誰なの?みたいな

責めの体制でいた時



まさかの

自分の大失敗だったことが

判明してしまったことがあって



そんなばかなの

誰かを責めたい気持ちだったけど



自分では気付かなかったけど

自分はとんでもないバカだったんだと

落ち込む気持ちの方が強くて



自分は思い込みか強すぎるから

まず自分を疑い



誰かの意見や考えは

自分と違っていても

相手にまず譲るという

態度に変えていったら



自分も周りも変わっていった



だから今でも

自分よりずっと若く

経験も少なくミスの多い人でも



私よりは

ましだろうと

思ってしまう






空と月のせい

2015-11-26 | 心の片隅
夜八時を過ぎてしまったと

空を見上げたら

紺色の空だった



月は真ん丸で

優しい明るさで



寒さを我慢しながら

ずっと月を見ていると



センチな気分になってきて



誰かに

自分勝手な自分の言い分を

聞いてもらいたくなる



誰かに

私は悪くないって

言ってほしくなる



空と月がとっても綺麗で



ただただ

あなたに会いたくなる

特別な男友達

2015-11-20 | 心の片隅
ずっと別れなくていいように

一生友達でいようって

あなたは言ったよね



学生時代は毎日のように会って

毎夜のように電話で話して



社会人になって

遠距離になってしまったけど

新鮮だからって毎日のように手紙書いて

たまに電話して長い休みの時は会って



でもその時付き合ってた彼が

あなたのことでやきもち焼いて



だから距離を置くようになって

年賀状だけの連絡になった



最初は達筆じゃないのに

手書きで白いはがき部分が

見えないほど細かくびっしり

書いてあって



それが年々

白い部分が増えてきて

日本語で書いてある文章が

私には知らない言語で書かれてるように

思えるようになってきていたある年



「普通の人になっちゃったんだな」

って書いてあった



意味はよくわかった

あなたにとって私は

特別ではなくなったということ



そしてついに

今年は年賀状が来なかった



来年の年賀状の準備が始まったけど

私も もう書くのをやめるね



ねえ 今更だけど

友達だって結局

別れはあったじゃない