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長崎原爆資料館へ行って来ました!

2016年09月26日 01時00分00秒 | イベント・外出
長崎原爆資料館へ行って来ました!

 長崎原爆資料館は、長崎市の原爆被爆50周年記念事業の一つとして、被爆の実相と長崎市民の平和への願いを広く発信するため、1996年(平成8年)4月、それまで1955年(昭和30年)から被爆資料を展示していた長崎国際文化会館を建て替えて開館したとのことです。

 ここでは、被爆の惨状を示す多くの資料を大切に保存・展示するとともに、原爆が投下されるに至った経過や核兵器開発の歴史など、ストーリー性のある展示を行っており、館外に向けても、県外での原爆展の開催や資料の貸し出しなどを行っているようです。
また、またこの長崎原爆資料館を拠点として、平和推進の取り組みや平和学習の支援も行っているとのことです。

この資料館の展示は順に以下の構成となっています。
(1)被爆前の長崎
(2)永遠の11時2分
(3)原子野と化した長崎の街
(4)浦上天主堂の惨状
(5)長崎原爆投下までの経過
(6)被爆した長崎の街
(7)熱線による被害
(8)爆風による被害
(9)放射線による被害
(10)救援・救護活動
(11)永井隆博士
(12)被爆者の訴え
(13)日中戦争と太平洋戦争
(14)原爆投下への道
(15)核兵器の時代
(16)現代の核兵器
(17)核兵器開発・実験の被害者達
(18)長崎から世界へ
(19)ビデオルーム1
(20)ビデオルーム2
(21)Q&Aコーナー

館内はかなり綺麗で、大きならせん状通路をまずゆっくり歩きながら降りていきます。

そして被爆前の大浦天主堂や街並みの写真がありました。
当時は当然ですが瓦屋根の家がたくさんあり長崎の街は繁栄していたたんですね。
被爆後の荒涼とした写真ばかり見ていたので、その変わり様には改めて驚きます。


↑被爆前の街並みの写真

そして、原爆を投下した米軍のB29からの原爆爆発の映像が流れていました。
爆発当初はオレンジ色の火球が見え、これにより強烈な熱線が放射されていることが分かります。
キノコ雲がどんどん大きくなっていきます。


↑原爆投下後のB29からの映像

それから、大きな室内には、原爆の熱線や爆風によりぐにゃりと曲がった大きな当時の鉄塔が展示されていました。
爆発の凄まじさを感じます。


↑原爆の影響により曲がった鉄塔

そして、大きな画面等では、原爆の被害の状況の写真が流されていました。
改めて、原爆の凄まじさを実感します。


↑原爆の被害の映像

また、三次元のジオラマ映像で、原爆の被害の状況も分かるようになっていて、この説明は素晴らしいと思いましたね。


↑三次元ジオラマでの説明

そして、驚いたのは実物大の原爆(ファットマン)の模型が置かれていたことです。
しかも本物は当時は黄色の塗装がされていたんですね。
たったこの3mほどの一発が凄まじい被害を出すとは恐ろしいことです。


↑原爆(ファットマン)の模型

それからその近くに原爆爆発の仕組みなど分かりやすく説明がありました。


↑長崎型原爆の威力や仕組みの説明


↑長崎原爆の爆発の仕組みの説明等

そして、原爆の原料となるプルトニウムはたったの約10kgでそのうち、核分裂を起こして多大なエネルギーを放出したプルトニウムはその1/10の約1kgだったようです。

原爆の模型の裏側にはその構成が分かるようになっていました。


↑原爆の中身の構成

なお、広島型原爆は原料がウランで、爆発の仕組みも長崎型原爆と違うようです。
また長崎型原爆は広島型原爆の約1.5倍の破壊力があったようです。
ちなみに現在世界にある原爆のほとんどは、長崎型のプルトニウムを原料にしたもののようです。

それから長崎で原爆が爆発すると、火球が生成され、爆発から3秒ほどの短い時間に以上の高熱で地上を包んだようです。
爆心地で地表面の温度は3000度から4000度、1km離れたところで約1800度、1.5km付近で600度以上に達したようで、これが大規模な火災を引き起こしたようです。
これでは生きていけませんね。


↑熱線の検証

その熱線の直射を受けた瓦の表面はすべて沸騰して泡立ち、被爆瓦特有の発泡状の痕跡を残したようです。
実験では4秒間、1800度の高熱にさらすと同じ現象が現れるようです。
なお友人の実家が爆心地近くにあるようで、この原爆瓦は確かにあったとのことでした。


↑被爆瓦の説明

そして、その熱線の影響の硬貨なども展示されていました。


↑熱線の影響の硬貨

それから、原爆は熱線だけでなく爆風も凄かったようです。
爆風の風速は爆心地から1km離れても秒速170mもあり、爆心地近くのあらゆる建物を破壊したようです。
爆発後約10秒後には爆心地から約3.7km、30秒後には約11kmに爆風は達したようです。


↑爆風の検証

 それから、原爆は放射線により人体へ被害をもたらしたようです。
爆心地から1km以内で被爆して運よく無傷で生き残ったとしても、その大多数の人が放射線により亡くなったようです。
爆心地から1km以内はほぼ100%の致死率だったようです。


↑放射線による人体の被害

 放射線障害により、嘔吐・下痢・発熱・皮下出血・口内炎などの症状が重なり、日増しに全身が衰弱し、1週間経った頃から志望者が増加したようです。
被爆から1週目ぐらいになると脱毛症状が現れ、3週目ぐらいにピークに達したようです。
ただ8~10週目ぐらいで髪の毛は再生し始めたようです。


↑放射線による急性期の障害


↑放射線による障害

原爆は、熱線や爆風だけでなく放射線による被害もあり、酷い兵器だと思います。

そのほかたくさんの展示や映像もありました。

長崎原爆資料館は、長崎での原爆等について理解を深め、平和を求めるためには素晴らしい施設だと思います。


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