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「図解 論語(齋藤 孝)」という本はとてもオススメ!

2015年01月23日 01時00分00秒 | 
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 「図解 論語」という本は、2500年も前の孔子の言葉である論語の中から「仕事・人間関係・学び・生き方」に分けて41を選び、そして分かりやすくスッキリした図解を入れて説明したものです。

 著者は「現代語訳 論語」も著するほど論語への思いが強いとのことで、人生の様々な心配事で気力を失ったり心が荒れたりする時に、この論語の言葉が浮かぶと心のバランスを取り戻すことができ、「味方が自分の心の中にいる」という気分にさせてくれるようです。

 この論語は2500年も前のものですが、実は社会の本質や人間の本質は当時からさして変わらないということが分かり、この論語はシンプルに本質をついていて、確かにこれらを学ぶと心の骨格をしっかり支えてくれるなぁと感じましたね。

 その孔子自体も、「自分はクリエイティブなことを言っているのではない、古のよき言い伝えをもう一度語っているだけだ」と言っていたようで、だからこそ「論語」は偉大なる言葉として後世に残り続けているのだと思いました。

また個人的ではありますが、亡くなった祖父の名前は「学而」でこの論語が由来ということが分かり、曾祖父の思いを改めて感じましたね。

この「図解 論語」では特に以下について感銘を受けました。

・利益や報酬よりも「難き」を先にするのが大切
・自分で限界を設定しないのが正しいチャレンジの仕方
・慮り(おもんぱかり)シートで心配事を明確にする
・長期的・中期的目標を決めること
・テン・シュ・カクが大切(テンションを高く、修正する、確認する)
・修正するポイントはすぐに、ちょっとオーバーにすること
・敬(目上の人に尊敬)、恭(きっちりやる)、義(筋道を立てて人と接する)、恵(情け深い)
・本を読むと語彙が増え、深く考えることができる
・知識はすぐに使うこと
・習ったことは要約して話すこと
・勉強し、先人の言葉を覚えて、何度も暗誦することが大事
・トラブルやミスの多くは確認不足が原因
・学問は好きな人が深めることができ、楽しむ方がもっといい
・人格を磨くには友達がいて一緒に競争し、励まし、鍛え合うこと(切磋琢磨)
・歳をとっても人のアドバイスを柔軟に受け入れること
・設定水準を高くもつこと
・1~2割は新しいものを混ぜていくことが大切
・一流の人と出会うことが大切
・習慣や環境は自分で選び取ることが大切
・視る・聴く・穏やか・控えめ・誠実・慎重・質問・心を抑える・義が大切
・知・仁・勇が大切
・礼・忠・義も大切
・「人にどう対応したか」「友達に誠意を尽くしたか」「復習をしたか」と毎日反省することが大切
・反省と後悔は分け、具体的なポイントを挙げて反省することが大切
・若いときには上の人から好かれ、やがては下の人に慕われることが重要
・死という孤独に対する心の整理は早めにつけておくほうがいい。体を動かしたり、絵を描くと寂しさはまぎれる

 「図解 論語」という本は、人生をよりよくするヒントがたくさん書かれていて、とてもオススメです!

以下はこの本のポイント等です

・今の時代は仕事がないと言われますが、「タダで使ってください」とか「時給500円でいいです」と言うと、雇いたくなるものです。使ってみたら意外にいい。そして、こちら側も自分からお給料を上げてほしいとは言わないで、頑張ってみる。そうすると、一気に評価が上がって「今どき珍しいヤツだ」と言われるようになります。利益や報酬よりも、「難き」を先にするのです。

・だまされたと思ってやってみることで、本当に突破できることがある。そういう意味で「自分で限界を設定しない」のが、正しいチャレンジの仕方。無理だと思わずに、とにかくやってみることが大事です。

・悩み相談をする時間があるのなら、友達と一緒に「慮りシート」を作ったほうがいい。感情的な解決ではなく、「これが起きたらこうなる」と明確にして、具体的に考える。これこそが、正しい心配事のなくし方です。なんとなく先行きに不安を抱えている人も、「慮りシート」で心配事を明確にしましょう。

・ある程度の「長期的」「中期的」な目標を決めれば、わけのわからない不安感は消えます。今、自分がしなえればならないことが、はっきりするからです。目標は、途中で変更したっていいのです。「この大学はやっぱり無理」とか、「もうちょっと上を狙おう」とか、自由に変更していいのです。ただ、先を見据えた目標を持っていないと、漠然とした不安に押しつぶされてしまいます。暫定的でもいい。目標を持って、そこから現状を逆評価してみましょう。そうすれば、なんとなく鬱々としている気持ちからは、離れられるはずです。

・就職する人や、教育実習に向かう学生に私がいつも言っているのは、「ホウ・レン・ソウ」は大事だけれど、「テン・シュ・カク」のほうがもっと大事、ということ。「報告・連絡・相談」もよいのですが、「テン・シュ・カク」ができれば、社会に出たときも、ほぼ問題はありません。
1 元気にあいさつをし「テンション」を高く保つ
2 注意を受けたことは常に「修正」する。
3 自分でなんとなく大丈夫だと思わず、必ず「確認」をする。

・修正をするときのポイントは「すぐにすること」と、「ちょっと多め
(オーバー)にすること」。たとえば「声が小さい。もっと大きく出すようにしなさい」と注意を受けたとしましょう。そのとき、普通に少しボリュームを上げるのではなく、誰が聞いても大きすぎると思うくらいの声を出す。そんな誠意ある姿を見たとき、人は”かわいいな”と思うものです。すなわち、「過ちてすぐに改める修正力」は、実は人格的な信用力に直結していくのです。

・子産という名宰相がいました。その人が備えていた「君子の道」として、「恭、敬、恵、義」という4つの言葉が取り上げられています。
 ・恭=自分が行動をするときは慎み深く。
 ・敬=目上の人に仕えるときは尊敬の念を忘れずに。
 ・恵=民を養うときには恵み深く。
 ・義=民を使うときには正しい筋道を立てる。
ここで言う「民」とは、「部下」と考えるとよいでしょう。つまり、君子の道は、現代に置き換えると、「上司の道」と言うことができるのです。特に大事なのは、部下への心遣いです。

・本を読まない人は、深く考えることも難しくなります。なぜなら、語彙が増えないからです。語彙が足りないと思考がうまくいきません。たとえば英語について考えるとよくわかるのですが、小学校低学年程度の語彙しかない場合には、どうしても小学校低学年程度の思考になってしまうのです。脳科学者の川島隆太さんと対談したとき、川島さんは「書き言葉でなければ、語彙は増えない」と言っておられました。要するに、話すときの語彙の量には限界があるが、書物の中には圧倒的に豊富な語彙がある。つまり、読書と語彙の習得量には非常に密接な関係があり、そこに思考力も深く関わってくるというわけです。孔子は、本を読んで学び吸収することと、自分で深く掘り下げていくことの両方がなければダメだと言いました。しかし実は、これら2つは連動していて、学ばない人は深く考えること自体が難しいということがわかります。

・「考えながら本を読む」ことです。読書をするとき、私は三色ボールペン持って「ここが大事」というところをチェックしながら読みます。たとえば、自分が興味を持ったところには緑色、大事なポイントは赤、次に大事なのは青という具合です。気になるところには◎印をつけます。おもしろいと思ったら、爆笑顔のイラストを描いてみたり、よくわからないところには△印や?印を書き込んだりする。その他にも、本の中で著者が問いを立てたときには、「?」と書いたり、「3つのポイントがあります」と書いてあれば、ノートのように①、②、③と書き込んでいきます。たとえ小説であっても、こうして印をつけながら読んでいくと、それが考えるということにつながっていくのです。

・長年英語を学んでいてもパッと言葉が出ない人は、英語が受動的知識になっており、箱の中からなかなか出せないのです。箱からすぐに出せるのは、かなり能動的な、使える知識となっているものです。使える知識にするには、引用の練習をしなければなりません。知識を常に”ready”な状態にしておくのです。まずは「これを使ってみよう」と自分で決め、一、二度引用してみます。するとその知識は"ready"とな、車庫のシャッターが上がった状態になります。実は人間というのは、シャッターが下りて、エンジンも冷え切って、鍵がどこにあるのかもわからないような知識をたくさん持っています。しかし、それではせっかく勉強した意味がありません。

・私の授業では、言われた内容を記憶してもう一度人に語るという「再生方式」を取り入れています。私が話したことを学生がメモし、次にメモを見ないで二人一組で話を繰り返す。その場で伝言ゲームをさせるのです。チェックし合って、どこで漏れていたかを確認します。なぜこのようなことをやっているかというと、授業内容をもう一度語れないようなら、授業を受けても意味がないからです。30分の内容なら、3分くらいに要約して友達と家族にしゃべりなさい、という指令を出します。そうすると、授業の内容が身につくのです。

・孔子はこう言います。「勉強し、先人の言葉を覚えて、何度も暗誦するのが大事だ」

・「君はこれくらいならできるのか?」「これがわかっているのか?」「この作業はどのくらいのスピードでできる?」という具合にどんどん確認します。トラブルやミスのほとんどは、確認不足が原因です。ぼんやりなんとなく作業をやってしまうときが、一番危険です。ですから、「自分は、これはできてこれはできません」「これは知っているけれど、これは知りません」と、はっきり言えるような状態で臨めば、なんとなくやるよりもずっとミスが減るのです。

・社会人でも、顧客に対して安易に答えてはいけない場面で、なんとなく「大丈夫です」と言ってしまうことがある。そういうときに限って、「大丈夫だと言われたのに、ダメだったじゃないか」とクレームがきてしまうのです。クレームの多くは、境界線を示せなかったことによるものです。「ここまではいいけれど、ここから先はダメです」とはっきり顧客に伝えること。それが会社の理解と一致していれば、大きなクレームにはなりません。「話が違う」から、クレームになるのです。トラブルを未然に防ぐためには、自分でチェックボックスを作り、仕事で重要なポイントを書き出すこと。確実にできることには赤い二重丸、ここはあやしいというのは青や緑で色分けしたり、記号で分けたりして、くっきりさせるとよいでしょう。もう一つ大切なのは、わからないときには「ここがわからない」とはっきり言えるようになることです。

・孔子が学問について説いています。「学問というのは知識を知っているだけではダメで、好きな人が深めていけるものだ。さらに言うなら、楽しむほうがもっといいのだよ」

・どうやったら自分が光るのか。人格はどうしたら磨かれていくのか。これはやはり友達がいて、一緒に競争したり、お互いに励まし合ったり、鍛え合ったりする中で磨かれてくるのです。

・歴史をさかのぼると、緒方洪庵の作った適塾は、塾生が切磋琢磨し合う場所として知られていました。塾生みんなで席次を決めていたのです。自主勉強をし、その席で一番をとると次の席に行けるという仕組みで、横着なことや狡獪な真似をする人は一人もいなかったと、福沢諭吉が「福翁自伝」で書いています。福沢諭吉も切磋琢磨の中でトップをとり、塾頭になっていくのですが、その雰囲気が面白かったと言います。競い合う生活をすること自体が面白い。そこで、本当の仲間意識が育まれていたのでしょう。そういう意味で狭い場所で合宿のようなことをするのは、切磋琢磨のためのよい訓練です。トヨタにはかつて、船に乗っての洋上研修がありました。

・”勉強をして、成績が上がらない”と思っている子がいたとする。その子に「だまされたと思って、この問題集を一冊やってごらん。こういうノートの作り方をしてごらん」と言っても、頭の固い子は、アドバイスに柔軟に従うことができません。頭を柔らかく保つというのは、子ども時代はできて、歳をとるとだんだんできなくなっていくというものではない。柔軟になっていくには、経験が必要なのです。「自分の思い込みでやると失敗する」という経験があると、人のアドバイスを柔軟に受け入れられるし、外から学ぶことによってどんどんよくなっていきます。

・イチローは「打って、守って、走れる」選手と評価されたとき、「そうじゃない人はプロじゃないんじゃないですか?」と言い切っていました。王貞治も「ミスをするのはプロとは言えない」と言いました。彼らは「プロ」というものの設定基準が非常に高い。つまり、同じプロ野球選手でも、プロとそうでない人がいる、ということです。人は、自分のポジションを確立すると、”これくらいでよいだろう”と、安心してしまいがちです。しかし、「学を好む者は一人しかいない」と孔子が言うとおり”上には上がいる”と思う意識が重要です。設定水準を高く持つことが、もっとも大事だと思います。

・今までの反復を8~9割とすると、必ず1~2割は新しいものを混ぜていく。この「1~2割の血の入れ替え」がポイントです。自分に対し、「1割輸血」する気持ち。1割の新しい血が入ると、刺激を受けてピッと上がります。その刺激が大切なのです。今までやってきたことを、1割だけアレンジしてみる。ダメだったらもう一度元に戻す。よかったらその部分を自分のスタンダードにして、また違う部分を入れ替えてみる。「だるま落とし」のようなイメージで、少しずつ入れ替えてみとよいでしょう。

・いろいろな人や事柄に出会って、スイッチがオンになる工夫をしていかないとダメなのです。いつ、どこに「自分にはこれが向いていた」ということがあるかもしれないからです。村上先生は、スイッチオンするためには、「一流の人と出会う」ことが非常に大切だと言っておられました。なぜなら、一流の人は前向きに生きているからです。その影響を受けて、自分も前向きになるとスイッチがオンしやすい。逆に、後ろ向きでチャレンジしない生き方は、オンしにくいといえます。

・作家の講演会などもそうです。本を読むだけでなく、直接会う。生身の体が近くにあるとき、ミラーニューロンは働きやすくなります。講演会などでは、その人の持っているものが、よりはっきりと表れます。がっかりする場合もあるかもしれませんが、本当に優れている人なら、テレビよりも本物のほうがいいに決まっています。”こんな人なんだ”とわかるとファンになり、同一化しようと努力すればするほど、スイッチが入ってパワーが上がっていく。「自分で選び、自分の遺伝子のスイッチをオンさせる」という考えに立つと、生まれながらの性質よりも、その後の習慣や環境で大きく変わることがわかります。そして、習慣や環境は、大人になったら自分で選び取っていくことが大切なのです。

・自分がどういうふうに生きていったらよいか、働いていけばをよいかを考えるとき、チェックポイントは次のとおりです。
 「視る=明」・・きっちりと客観的に、明瞭に物事を見ているか。
 「聴く=聡」・・バランス感覚を持って、人の話をよく聞けているか。
 「色=温」・・顔つきは穏やかでいるか(色とは顔つきのこと)。
 「貌=恭」・・人に対して丁寧であるか。
 「言う=忠」・・自分の言ったことに忠実であるか。
 「事=敬」・・物事を進めるときには、慎重であるか。
 「疑い=問」・・何か疑問があったとき、質問ができているか。
 「怒り=難」・・腹の立つことがあっても、心を抑えているか。
 「得る=義」・・自分の損得ばかりではなく、筋道を考えているか。
この9つを円の中に書いてそれぞれ5段階評価し、バランスシートにしてみましょう。

・頭のよさ、心の広さ、そして一歩踏み出す力。この3つを三角形にして「知・仁・勇」と考えてみましょう。どれを真ん中に置いてもよいのですが、この三角形でバランスをとる。これも一つの「中庸の生き方」です。

・「自分には行動力が足りない」という人は「勇」が足りない。「行動はするけれど、先のことは考えない」という人は「知」が足りない。悩んでばかりいたり、ぐずぐずしていて人格的に成熟していない人は「仁」が足りない。そのようなバランスで、自分を見ていくことです。徳目のバランスの中で、自分自身を生かしていくのが、孔子のやり方です。徳目というのはこの3つ意外にも、礼節を重んじる「礼」、忠実を尽くす「忠」、正しく筋道を通す「義」などが挙げられます。

・反省とは、やたらに暗くなって落ち込むことではありません。會子が言っているのは、「毎日三回振り返る」ということです。まず、人のためを思い、真心をこめてやったか(忠)。次に、友人に対して約束を守ったか、誠実であったか(信)。最後は、自分が受け売りでものを言わず、先生から習ったものが身についているか(習)。もっとシンプルに言えば「人にどう対応したか」「友達に誠意を尽くしたか」「復習をしたか」ということです。簡単なようですが、この3つさえしっかり押さえていれば、仕事でもプライベートでも問題は少なくなっていくと思います。具体的には、ノートに「忠」「信」「習」の3つの欄を作って、確認していくとよいでしょう。

・一流の人というのは、後悔する暇があったら次に向かって走り出している。勝負事をする人は、特にそういう面が強くあります。前のことを悔やんでいると、次のことに影響を与えてしまう。だから、悔やまないけれど反省して次に行くのです。反省について整理してみます。「反省と後悔は分ける」「具体的なポイントを挙げて反省する」これが正しい反省の仕方です。會子の場合は、毎日3回ずつ続けて、反省をワザにしました。

・長い人生において、若いときには上の人から好かれ、やがては下の人に慕われていくことが重要です。出世というのは、自分が這い上がっていくイメージを持つかもしれませんが、基本的には上の人が引き上げてくれないとどうにもなりません。ですから、上の人が安心して任せられるような仕事をする。”あいつなら任せられるな”と安心されたら、出世ができるのです。

・人生というのは、一人で生まれて一人で死んでいくもの。孤独に対する心の整理は早めにつけておくほうがいい。寂しさはつきものですが、体を動かしたり、絵を描いていたりすると、その寂しさはまぎれます。ビートたけしさんは、「絵を描くことがあってよかった」と言っていました。かつて、事件を起こして仕事ができなくなったとき、絵を描いているときだけはすべてを忘れ、その世界に入り込めた。そして精神的に救われたのだと話していました。これkそ、正しい個の保ち方だと思います。

良かった本まとめ(2014年下半期)

<今日の独り言> 
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