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「花咲く日を楽しみに(佐々木 正美)」という本はとてもオススメ!

2015年01月09日 01時00分00秒 | 
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 「花咲く日を楽しみに」という本は、子育ての悩みについて32もの回答を分かりやすく丁寧にまとめたもので、子育てに悩む方にとてもオススメな内容となっています。

 その回答内容もそんなに難しいものではなく、たとえば以下のような回答内容です。

・子どもがしてほしいことを十分にすること(抱っこ、添い寝、遊びなど)
・兄弟のモメごとには親は口を出さない
・子どもがつかみかかってきたとしてもたたき返さず、抱きしめてしまうこと
・子どもが感情的になったり乱暴になったときは、抱っこして、話を聞いて、好きな食べ物を用意し、できるだけわがままを聞き甘やかすこと
・なんでもないような日常的なこともしっかりほめること
・叱らずに育ててみる
・否定的ではなく肯定的に子どもにお願いし、あいまいではなく具体的に、感情的ではなく穏やかに、一度に言うのではなく何度も繰り返すこと
・子どもは親の言葉ではなく行動から学ぶ
・子どもにとってどんな友達もすべて大切
・いじめっ子は親子関係に何らかのストレスを抱えている
・いじめっ子に必要なのは善意や好意、愛情で、それを担任の先生に注いでもらえるようにお願いすること
・幼児教育の現場では友達に乱暴する子がいたら真っ先に乱暴した子を抱きしめるというやり方に効果
・週に1度でもいいので家を開放して自由に友達遊びのできる日をつくること
・なんでも上の子からしてあげて、風呂に入れるのも遊んであげるのも、上の子を先にすること
・厳しいからいい子に育つとはいえない
・依存と反抗をしっかりと受け止めてくれる家族がいて、子どもは自立する
・祖父母の愛情は必要

 特に、以下は改めて大切だと思いましたね。
・子どもの話をよく聞く
・子どもに伝えすぎないこと
・子どもを見守ること
・子どもに笑顔を見せること
・子どもとは抱っこやおんぶ、手をつないだりして触れあうこと
・子どもを信じて花咲く日を楽しみに待つこと

「花咲く日を楽しみに」という本は、子育てに役立つことが分かりやす書かれていて、とてもオススメですね!

以下はこの本のポイント等です。

・苦もなく子育てしているように見える人は子どもの話をよく聞いているものです。人は誰でもそうですが自分のいうことを聞いてくれた人の言うことをよく聞くものだからです。

・子どもの話はどれだけ聞いてあげてもいいのですが、親の思いを話すことは、極力控えめにするのがいいですね。多すぎると薬と同じで、副作用が出てしまうのです。親というものは、我が子に「こうしてはいけない」「こうするといい」ということを言いたくなるものです。”正しいこと”を教えたくなるのですね。親の思いを子どもに伝えることは、けっして悪いことではありません。でも、あまり言い過ぎるとそれは「いまのあなたではいけない」「私はもっといい子を望んでいる」というメッセージとなって子どもに届き、自信を失わせてしまうのです。正しいことは、小出しがいいと重い間s。

・非行や犯罪に走る子の多くが、乳幼児期に、親やそれにかわる人の見守りがなかったことがわかっています。それほどまでに、親のまなざしは大切なのです。子どもを見てあげてください。見張るのではなく、見守るのです。子どもの表情やしぐさから、何を感じているかを読みとってください。そしてその子にしかないかわいらしさ、得意なこと、大好きなもの、そういうものを見つけてください。そんなまなざしで子どもをみてあげられる人は、親だけだと思うのです。

・子どもに笑顔を見せてください。「あなたがこの世に生まれてくれて私は本当に幸せなのだ」と伝えるのは言葉より笑顔です。それが子どもを幸福にするのです。

・抱っこしたり、おんぶしたり、手をつないだり、抱きしめたり。何才になってもやっていいんですよ。体だけでなく心でも抱きしめてください。愛していることを伝えるために。

・何かを育てることの上手な人は、待つ力のある人です。そして「待つ」ということは、「信じる」ということと同じ意味です。子どもというものは、土にまみれた球根のようなものですね。どんな花が咲くのかはわからない。けれど、きっと美しい花が咲く。それがいつかはわからなくても、信じて、日に当て、水をやり、ときには少し肥料を与える。大輪の花か、小さいけれど強い花か、わからないけれどきっと咲くと信じて、辛抱強く見守っていける人こそ、子育ての上手な人です。子どもは待ってもらっている時間の中で「自律心」を育てます。自律とは、自分のことを自分で決める力です。親にあれこれ口を出されていると、ゆっくり考えることができなくなるのです。十分に熟した野菜がおいしいように、待ってもらうことで自律した大人に育つのです。

・日常の生活の中で、子どもがしてほしいことを十分にしてあげているかどうかを、一度見直してあげてください。抱っこしてほしいと言ったら、「ひとりで歩けるでしょう?」なんて言わずに抱っこしてあげているでしょうか。眠れないときには、「早く寝なさい」なんて言わずにゆっくり添い寝してあげているでしょうか。好きな食べ物を用意してあげたり、お風呂でたくさん水遊びをしてあげたり、読んでほしい絵本を読んであげているでしょうか。そういうことをゆっくり笑顔でしてあげる時間が増えれば増えるほど、親の前でもいい子になります。

・「幼い子にとって母子分離なんてものはありません。お母さんとの関係で十分な安全感(守られているという安心感)を得て初めて、その安全感を持ち歩くようにして、親から少しずつ離れていくのです」と。お母さんへの信頼や安心をしっかり実感できることで、外の人とのつながりがつくれるようになるのです。たとえば不登校の子が学校に行けるようになるのはどんなタイミングかというと、自分の親との関係がよくなり、家庭が本当の意味で居心地よくなったときなのです。外でいきいき活動できる子というのは、帰る家のある子です。子どもは、居心地が悪いから家を出ていくわけではなく、居心地のいい家庭で十分エネルギーをため込んだからこそ、自信をもって家を出ていけるのです。

・兄弟のモメごとには、親が口を出さないのがいちばんです。「どっちが悪い」と親が決めてしまうのは、兄弟関係をこじらせてしまうものです。何度ケンカしても、時間がたてば普通に遊び始めるのであれば、何も問題はありません。

・お子さんがつかみかかってきたとしても、たたき返してはいけません。絶対に親は子どもをたたいてはいけません。たたき返してくなることもあるでしょう。そういうときは、有無を言わさず抱きしめてしまうのがいいのです。たたくよりはるかにいい。どうぞ、この子に「私はあなたを愛しているのだ」ということが伝わるように表現してください。うんとかわいがってください。うんとやさしくしてください。暴れなくてもすむように。泣きわめかなくてもすむように。

・子どもが感情的になったり、乱暴になったりするのは「ママに特別に手をかしてほしい」というSOSサインです。抱っこして、話を聞いてあげて、好きな食べ物を用意してあげてください。できるだけわがままを聞き、甘やかしてください。1ヶ月、2ヶ月たったころには、不思議と落ち着いてくるものです。

・「何かができた」ということよりも、子どもが何も主張しないこと、何でもないような日常的なことをしっかりほめてあげることを意識してください。お手伝いをしてくれたとか、言われなくても脱いだ服を洗濯機に入れたとか、ご近所の人に挨拶できたとか、そういう小さな「やって当たり前」と思いがちなことを十分にほめてあげるのです。小さなことをほめるためには、子どもをちゃんと見てあげなくてはいけません。そうすれば子どもも「ママはぼくを見ててくれる」と実感できますから、「こっち見て行動」などしなくてよくなるのです。

・教室で座っていない、ちょっかいを出す、走り回る、しかられると暴れる・・・そんな男の子とご両親が訪ねてきました。「1週間でいいから、しからないであげてください」と言う私に、お父さんは「しかっても、しかっても、このありさまです。しからなかったらどうなると思うんですか!?」とおっしゃいました。それでも1週間後に再びやってきたお父さんは「血のにじむような努力」をして、しからなかったとおっしゃいました。「こんなにもしかりたい気持ちをがまんするのが大変だとは知りませんでした。私にも息子に似た”がまんできない特性”があるのかもしれません」と笑っていました。大したものだと感心しました。ご両親はその後、本当にしからずに育てていかれたそうです。先日、久しぶりにご連絡をくださったお母さんが、「おかげさまで○○大学の工学部に入りました」と教えてくださいました。誰でも知っている有名大学です。「息子さん、おできになるんですね」と申し上げたら「はい、よくできる子です」とうれしそうにおっしゃっていました。

・口数の多い育児は、よくないのです。具体的でないのもよくありません。「なんでこんなこともできないの。ちゃんとしなさい」なんて、どれだけ言っても伝わりません。「散らかさないで」と言うのではなく、「脱いだ服は全部もっていって洗濯機に入れようね」と言うのです。否定的ではなく、肯定的に。あいまいではなく具体的に。感情的ではなく、穏やかに。一度に言うのではなく、何度も繰り返すのです。この子に変わってもらうのではなく、周囲が変わるのです。

・4歳児はまだ人と上手につきあえるはずなどありません。「仲間に入りたいけど入れない」「きつい言葉で友達を仲間はずれにうる」というような経験を繰り返し、だいたい小学校を卒業するころにやっと、多少友だち関係がうまくなっているものなのです。ですから、親がどんなに大人目線の助言をしたとしても、うまくはいきません。子どもの人間関係に親が直接入り込むことも、避けたほうがいいと私は思います。お母さんにできることは、ご自身の「人との関わり方」を、日々見せてあげることです。子どもというのは、親の「言葉」ではなく「行動」から学びます。人付き合いというのは、その最たるものです。まずひとつは、親戚やご近所やママ友だちに、お母さんがどのように接しているかを見せることです。どんなふうに話しているか、笑顔を向けているか、その姿を見ながら、子どもは「人の輪に入るときの心理的な距離の縮め方」のようなものを学ぶのです。

・小学校には、いろいろな子どもがいます。乱暴な子、おとなしい子、運動が得意な子、勉強が得意な子、勉強嫌いな子・・・。さまざまな子と交われることこそが、小学生の特権であり、小学生のすばらしいところです。どの子にもいい面と悪い面があり、子供たちはそこから何かを学び、自分もまた教えるのです。子どもも時代の雑多な人間関係の中で、人は社会性を身につけるのだ、と。しかし、思春期以降になると違ってきます。「類は友を呼ぶ」といいますが、価値観、趣味、話が合う友だちとしか交わらなくなるのです。そのとき、友だち選びの基準になるのは「親の価値観」です。自分の両親のもつ文化や考え方を基準にして、子どもは友を選びます。それは絶対にそうなのです。このように人を見る目が養われるのは、児童期にさまざまな子供たちと触れあうからです。それが大人になったとき、価値観が合わない相手とでも交われる能力の基礎にもなります。ですから、どんな友だちもすべて大切です。「どの子と遊んではいけない」なんていうことは言わなくていいし、言ってはいけないのです。

・兄弟の有無にも関わらず、児童期の子どもは同世代の仲間とたくさんの関わりを持たなくてはなりません。高名な発達心理学者のエリック・エリクソンは、「児童期(前思春期)」の子どもの重要な発達課題は、友だちから学び、友だちに何かを教えることだ」と言っています。それが大人になったときの「社会的勤勉性」の土台になるというのです。「社会的勤勉性」とは、人と交わりながら、社会に価値を生むように自分の力を発揮できることをいいますが、その土台をつくるのが「児童期の友だちとの遊び」なのだとエリクソンは言っていますし、私も心からそう思います。友だちと遊べば遊ぶほど、人生をいきいきと歩む人になれるのです。

・いじめっ子はほぼ例外なく、親子関係になんらかのストレスを抱えています。親が虐待しているとまではいかなくても、親子の人間関係がうまくいっていない。だから学校という場でも健全な人間関係をつくれずにいるのです。

・もしも私の子どもがいじめられていたら、私なら我が子が転校したい(あるいは転校さsたほうがいいと親が思う)なら、転校させます。逃げる・逃げないではなく、子どもにとってよい環境を探すことはとても大事だからです。このまま学校に通わせるのであれば、必要に応じて学校を休ませつつ、学校の先生と話し合いをします。まず担任の先生に、「いじめっ子のAくんに十分に目をかけてあげてください」とお願いします。この子はこれまでにも、さんざんしかられています。親からは殴られてまでしかられているのです。この子にいま必要なのは、精神の安定です。善意や好意や愛情です。それを担任の先生に注いでもらえるようお願いします。たとえば彼に用事を頼み、「力持ちだから助かるよ」などと、ほめてあげる場面を多くつくってもらいます。

・幼児教育の現場では、友だちに乱暴する子がいたら、真っ先に乱暴した子を抱きしめてあげるというやり方が効果をあげています。そうすることで、園内の暴力が減っていくことが実証されているのです。

・週に一度でもいいので、家を開放して自由に友だち遊びのできる日をつくりましょう。ちょっとしたおやつと飲み物くらい用意して、あとは自由に遊ばせるのです。そのうち、ほかのおうちから「わが家へもどうぞ」と誘われるかもしれません。いろいろな子と交わっていく中で、子どもの社会性が磨かれますし、お母さんもその様子を身近に見ることができますね。

・下の子が生まれると、必然的にお母さんの愛情は二分されます。でも、上の子は「半分」とは思わないのです。8割くらい、あるいはほとんど全部、もっていかれたと思うものです。おかしなたとえですが、夫に愛人ができたとき、愛情の「半分」をもっていかれたと思う妻はいません。夫の愛が全部奪われたと感じます。このお子さんも同じなのではないでしょうか。「赤ちゃん返り」と「乱暴な行動」は、典型的な欲求不満のあわられです。では、どうすればいいのかというと、「なんでも上の子からしてあげよう」という気持ちで接することです。お風呂に入るのも、遊んであげるのも、上の子が先です。たったこれだけです。たとえば赤ちゃんがワーッと泣いたとしますね。多くのお母さんは「赤ちゃんが泣いたから待ってて」と上の子をおいて赤ちゃんのところに行きますね。でもそうではなう「お姉ちゃん、ちょっと手伝ってくれるかな」と上の子といっしょに様子を見に行くのです。何も役には立ちませんよ。でも上の子を姉として「立てて」あげるのです。もし上の子が「いやだ。ママ行かないで」と言うのであれば、赤ちゃんを多少泣かせてもいいんですよ。でも、お母さんに「立てて」もらえた子は、「赤ちゃんのところに行ってあげて」と言うでしょう。こうなれば最高です。お母さんは「さすがお姉ちゃんだね」とほめてあげられますし、上の子も自信をもつことができるでしょう。

・もしも「二人目は産まない」という選択をしたとしても、それはそれでいいとお思いますよ。「一人っ子には協調性がない」なんて、そんなことはありません。仲間との協調性は幼稚園や保育園で十分身につきますし、それ以前の時期は、お母さんとの間で協調性を育てることが何よりも大事なのです。お母さんとの間に深い信頼関係や依存関係がつくらなければ、何人兄弟がいようと、園での集団生活を楽しく過ごすことはできないということは確かです。協調性を育てるために親ができることは、子どもの言うことをしっかり聞いてあげることです。子どもがしてほしいことをできるだけしてあげて、しかるときは自尊心を傷つけないように根気強く伝えるのです。

・上の子がかわいいと思えないような行動をとるときそれは「私をかわいがって!」というSOSサインです。ママは私よりも妹や弟がかわいいのだと、そう思っていのです。我が子が喜ぶ言葉、我が子の大好きなものを知っているでしょう?それを十分あたえてください。すっとお兄ちゃんお姉ちゃんらしくなりますよ。

・子どもの精神科の仕事をしていると「厳しいからいい子に育つ」とはいえないことがよくわかります。問題行動があって精神科を訪れる子の多くが、親から厳しく育てられた子どもだからです。逆に、やさしくされすぎて問題行動が出た子を見たことはありません。私がしつけのキーワードとしてあげているのは、①穏やかに、②繰り返し言って聞かせて、③できるようになるまでゆっくり待ってあげる、という3つです。なかでも「できるようになるまで待つ」ことはとても重要です。「言えるまで5分待つ、10分待つ」というのではありませんよ。「5才にんったら言えるようになるかな」という姿勢で待つ、ということです。ゆっくりと、その子の心の内側で機が熟すのを待つことなのです。果物と同じですね。熟すまでじっと待つことでおいしい実が育つのです。

・見知らぬ世界に飛び立つための力は、安定した家庭の中で、親にしっかりと保護されることで身についていきます。子どもは、親への依存と反抗を繰り返しながら自立しますから、依存と反抗をしっかりと受け止めてくれる家族がいて、ある程度の期間をともに暮らさないことには、本来の意味での自立はできないのです。

・祖父母と孫が親しく過ごす時間は本当に短いものです。子どもも甘えなくなりますし、祖父母もそれを感じ取ります。けれど、あたたかい関係やかわいがってもらった記憶はちゃんと残るのです。祖父母は、親にできないことをしてくれる存在です。そして間違いなく、あなたのお子さんをかわいがってくれている人です。愛情を惜しげもなく与え、幸福を願っている人なのです。そんな人は、ほかにいません。もしもお姑さんと折り合いが悪いとしても、お子さんには祖父母の愛情に触れるチャンスをあげてください。せっかく近くに住む祖父母です。その愛情をもらわないのは、本当にもったいない話です。


良かった本まとめ(2014年下半期)

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