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「ほったらかし投資術(山崎元、水瀬ケンイチ)」という本はオススメ!

2012年01月27日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

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 この「ほったらかし投資術」という本は、手間いらずで手数料の低いインデックス投資について、その有利性・具体的なやり方・具体的な商品等について詳しく書かれたものです。
 「インデックス投資ってなに?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、インデックス投資とは、株価指数などに連動するインデックスファンドを一定の割合で毎月定額積み立て投資をしていくというものです。アクティブファンドよりも収益率や手数料がよいというメリットもあるようです。
 また、例えば国内株60%、先進国株30%、新興国株10%と配分を決め、1年ごとにリバランスすることによって、一部利益確定+割安な仕込みを行うというのはナルホドと思いました。
 特に忙しい方や時間を有意義に使いたいという方にはオススメな投資術かと思います。
 とてもオススメな本です。

以下はこの本のポイント等です。

・この本の目的は、手間いらずで、同時に合理的なお金の運用方法を、「運用が仕事でも趣味でもない普通の人」に広く伝えることだ。これは、私(山崎元)の前著「超簡単 お金の運用術」(朝日新書)と同じだが、結論を「強く」伝えることに重きを置いた前著に対して、本書は「やさしく、丁寧に、惜しみなく」伝えることを目指した。お伝えしたい運用方法はインデックスファンドへの投資であり、これは前著も同じなのだが、読者がより納得・安心してインデックス投資を行うことができうように、インデックス投資をテーマとするブログを運営されている水瀬ケンイチさんを共著者にお迎えした。

・出会ったのが、「ウォール街のランダム・ウォーカー」という本です。400ページ以上ある分厚い本で、歴史とデータと理論が満載なのですが、そこですすめられている投資法こそ、自分に合いそうな投資法でした。「個々の株式を売買したり、プロのファンドマネジャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックスファンドを買ってじっと待っているほうが、はるかによい結果を生む」そのユニークな内容もさることながら、この本の初版が出版されたのが私が生まれた1973年。30年以上にわたって増刷・改訂を重ね、現在でも堂々と通用しているという「実績」が信用に足ると考えました。

・生活が一変しました。仕事に集中できるようになりました。もうMyYahoo!でマイポートフォリオを表示することはなくなりました。持ち株関連のニュースを常にウォッチすこともなくなりました。もちろん、トイレ・トレードもなくなりました。土日も自分の自由な時間を取り戻しました。チャート分析や企業の財務諸表を読み込むことはなくなり、ゆっくりとした休日らしい休日を過ごせるようになりました。証券会社のホームページにログインするのも、せいぜい週1回ほど。月1回程度の時もあります。趣味のバス・フィッシングとスノーボードがぐっと上達しました。ちょうどその頃に結婚もしました(これは関係あるかどうかは分かりませんが)。投資を知らなかった頃の自分らしい生活に戻ることができたのです。改めて、あの頃は四六時中、投資に追い立てられていたなあと感じます。

・インデックス投資は、世界経済の恩恵を享受しようという投資法なので、日本株式だけでなく、国内外の株式・債権に広く分散しています。いったい何千銘柄に投資するの?とお思いのかたがいらっしゃるかもしれませんが、インデックス(指数)と連動するインデックスファンドがあれば、各投資対象にまとめて投資するのと同じ効果が得られます。日本株式インデックスファンド、先進国株式インデックスファンド、新興国株式インデックスファンド、日本債券インデックスファンド、先進国債権インデックスファンドなどです。

・投資のリターンは相場次第で、自分の力ではコントロールできない部分です。これに対して、コストは自分の力でコントロールできる数少ない要素のひとつです。コストを徹底的に削減することで、投資のパフォーマンスがわずかでも向上させることができると考えています。一般的に、インデックスファンドを含む投資信託にかかるコストとして、販売手数料、信託報酬があります。販売手数料は購入する時にかかコストのことですが、最近では、インデックスファンドの場合、販売手数料はなし(ノーロード)が常識になっています。問題は信託報酬で、保有している間ずっとかかるコストです。年率○%が毎日日割りでかかる形になります。私はこの信託報酬ができるだけ低いインデックスファンドを選んでいます。信託報酬で言えば、インデックスファンドよりもさらに低コストな商品に「ETF」があります。ただし、ETFの場合、通常の個別株式と同様に売買に手数料がかかるし、最低投資金額が大きい場合があります。だから、自分の場合、インデックスファンドで毎月積み立てて、一商品が100万円程度まで積み上がった段階で、ETFに買い替える「リレー投資」というものをやっています。最後に、年に1回、「リバランス」というものを行っています。これは、最初に決めたアセットアロケーションが、運用しているうちに変化してくるのを元に戻すことです。具体的には、増えているアセットクラスを売却し、減っているアセットクラスを買い増しして、既定の比率に戻す作業です。

・インデックス投資は、①明快、②安価、③負けない、という3つの長所を持っています。読者が興味を持たれるのは、インデックス・ファンドの「負けない」という特性でしょう。勝ち・負けには相手が必要ですが、インデックス投資の相手はアクティブファンドです。インデックスファンドはアクティブファンドに負けないのです。一般に、アクティブファンドは「市場平均を上回る投資収益率を目指して運用されるファンド」ということになっています。一方、インデックスファンドは株価指数(インデックス)によって表される市場平均そのものの収益率をそのまま実現することを目的として運用されています。言葉だけを追うと、アクティブファンドの方が勝ちそうに思われるかもしれあせん。しかし、世の中は、「目指します!」という意気込みだけで何とかなるものではありません。現実問題として、アクティブファンドの平均は、インデックスファンドに負けているのです。

・アクティブファンドとして比較した場合に有利な点の多いインデックスファンドなのですが、一つ、心配すべき欠点があります。それは、銘柄入れ替えや銘柄ウエイトが変化する際に、指数自体もインデックスファンドの投資家も多少の損をこうむることがありうるということです。

・インデックスファンドの優位性の二つ目は「安価」ということでしたが、この点の優位は目下圧倒的です。アクティブ運用される投資信託はあ、国内株式に投資するタイプのもので、典型的には信託報酬が1.5%、販売手数料が3%といった水準の費用が掛かります。はっきり言って「暴利」です。購入の際には、同タイプのものでも、商品や購入窓口によって手数料が異なる場合もあるので、注意してほしいのですが、そもそも、信託報酬が1.5%という段階で、運用商品として「論外」でしょう。検討する必要がないと断言します。信託報酬とは、投資信託の運用と管理に対して継続的に掛かる手数料で、通常年率○%で表示されて、ファンド資産の中から日割り計算で差し引かれる形で徴収されます。年率1.5%でも、10年持てば単純計算で投資元本の15%にもなります。

・インデックスファンドは、一般的な公募の投資信託の場合、国内株式を対象としてTOPIXに連動するもので年率0.4%程度、外国株式のインデックスを連動対象とするもので0.6%程度まで信託報酬が下がってきました。ネット証券などを通して投資する場合、販売手数料はゼロです。

・信託報酬だけを見ると、ETF(上場型投資信託)の手数料率がいち早く下がっています。たとえば、TOPIX連動型のETFとしては残高が最も大きく、取引が活発な「TOPIX連動型上場投資信託」(コード番号1306)は、現在の信託報酬率が年率約11ベイシスです。ETFの場合、売り買いの際に通常の上場株式と同様の手数料が掛かりますが、これを考慮に入れても、この信託報酬率は魅力的です。ETFの場合、ある程度まとまった金額からの投資になるので、積み立て投資の対象にするには不向きですが、信託報酬に現在のような差がある間は、国内株式に投資する場合は、ETFへの投資を第一におすすめしたいと思います。外国株式に連動するインデックスファンドに投資する場合の選択肢は、外国株の税金の問題や外国株式および外国為替売買の手数料の問題もあって損得比較が複雑なのですが、現状では、信託銀行系の運用会社の「MSCI-KOKUSAI」に連動するファンド、及び、好みによっては「MSCI-エマージング(新興国)」に投資すファンドを、信託銀行系の運用会社の公募投信で買うのがシンプルでいいように考えます。

・個人の場合、作業としての「お金の運用」は以下の手順で行うことが基本です。
 (1)家計の財務的な状態を把握する。
 (2)「資産配分計画」を考える。
 (3)個々の「資産クラス」にどの運用商品を充てるのがいいかを選択する。
 (4)どの購入窓口で購入するのがいいかを考えて、投資する。
 (5)運用内容を時々メンテナンスする。

・お金の運用目的は、誰しもが「お金を増やすこと」であり、もう少し丁寧にいうとしても、より安全により多くのお金を得るという意味で「効率的に」お金を増やしたい、ということに尽きます。お金に色は着いていないので、将来のお金の使途は、それが結婚資金でも、離婚資金でも、老後資金でも、子供の学資でも、家の建て替え費用でも、病気の備えでも、何でも同じで、自由自在です。資金の使途別にそれに適した運用方法や運用商品があるというのは、運用商品を売る側がふりまいている、マーケティングのためのフィクション(作り話)です。医療保険、学資保険、個人年金、といったお金の使途を謳った商品の大半は検討する価値さえない代物です(特に、医療保険が不利でしょう)。

・「山崎さんはどれがいいですか?」と問われたら、新興国の株式も少し持ちたいと思うので、【配分B】「国内株50%+先進国株40%+新興国株10%」を推す。これなら、時間の経過と共に配分が少々崩れても、無難な範囲に収まりそうに思う(国内株50%+先進国株35%+新興国株15%としても、リスクが17.90%とほぼ国内株100%並みのリスクになる)。

・インデックス投資を始めるにあたって、まず必要なものは、
 ・インターネット環境
 ・銀行口座
 ・証券口座
です。

・各金融機関のインデックス投資関連商品・サービスの動きをつぶさに見てきた経験からおすすめできるのは、SBI証券、楽天証券、真ネックス証券の3社です。いずれもネット証券で、主要なインデックスファンド、国内ETF、海外ETFという3種類のインデックス商品を取りそろえています。参考までに、3社とも口座を開いている私のインデックス投資用口座としての印象を申し上げます。SBI証券は、ネット証券NO1の安心感があり、総合的によくまとまっていますが、新商品・サービスの導入は、他がやったら追いついていくという後追いの形が多いです。楽天証券は、海外ETFのパイオニアであり、新商品・サービスの導入に意欲的ですが、Web画面が分かりづらいとの利用者の声をよく聞きます。マネックス証券は後述の主要インデックスファンドの一部を取り扱っていなかったり、新商品・新サービスの導入スピードも遅かったりとやや欠点はありますが、一方で、Web画面の分かりやすさと資産管理ツールには定評がありまs。少し惜しいのはカブドットコム証券です。主要なインデックスファンドはそろえており、かつ投資信託の積み立ては銀行口座から直接引き落としができるなど、インデックスファンドの積み立て投資に関しては使い勝手がいいです。残念ながら海外ETFに対応していないので、将来海外ETFに挑戦したくなった時に、新たに他の金融機関に口座を開く必要が出てきそうです。

・ETFを市場で売買する価格のことを「市場価格」と言います。ETFは投資信託でもありますから、普通の投資信託と同様に「基準価額」と呼ばれる価格もあります。一般の投資信託と同じように、運用会社(委託会社)が発表します。基準価額は投資信託が組み入れている資産を時価評価し、配当金や利子を加え、信託報酬など経費を差し引いた純資産額を、その日の口数で割った値段のことです。つまり、基準価額はそのETFの”資産価値”を表します。この市場価格と基準価額が同じならよいのですが、市場価格はその時点の売り手と買い手の需要と供給の均衡した価格ですから、時には高くなり過ぎたり安くなり過ぎたりして、市場価格と基準価額が離れてしまう(乖離)こともあります。この乖離率は小さければ小さいほどよいです。

・海外ETFの売買手数料は国内ETFと比べるとやや高めで、1約定につき25.2~26.25ドルかかります。また、購入するためには外貨(米ドル)を準備する必要があり、ここに1ドルあたり25銭手数料がかかってきます(※為替手数料を節約する裏技として、SBI証券では付帯サービスのSBI FX αを利用して超低コストで交換した外貨を、海外ETFの買い付けに利用することができます。また楽天証券では外貨での入出金ができますので、他で安く交換した外貨を入金することも可能です)。しかし、海外ETFの信託報酬は、インデックスファンドと比べると圧倒的に低く、国内ETFと同等レベルかそれ以上の安さで、こちらも長期保有に向いています。

・証券会社に毎月自分で買い注文を出すのもいいですが、より楽ちんに投資したい人は、証券会社の「投信積み立てサービス」を使って自動で買い注文をする方法がおすすめです。「購入ファンド」「購入金額」「引き落とし日」をあらかじめ設定しておくと、毎月自動的に購入してくれるというものです。通常毎月1万円から、証券会社によっては1000円から設定可能です。これなら投資タイミングを考える手間から解放されます。証券口座ではなく銀行口座から直接自動引き落としできるサービスが選べる証券会社もありますので大変便利です。

・積み立て投資の発展型で「リレー投資」というのがあります。インデックスファンドからETFへの乗り換えのことですが、ここでは海外ETFを対象に説明したいと思います。インデックスファンドは少額から購入でき、全般的に利便性が高いというメリットがありますが、信託報酬は高めというデメリットがあります。一方、海外ETFには低コストというメリットがありますが、売買手数料が高いため少額での売買には向きません。これらのデメリットを打ち消しあって良いとこ取りをしてしまおうというのがリレー投資の考え方です。基本的には、毎月インデックスファンドを積み立てていき、海外ETF1銘柄あたり100万円程度分まで積みあがったところでいったん売却、すかさず海外ETFを購入するといった手順になります。具体的には、
 1.インデックスファンドを積み立てる
 2.海外ETF1銘柄あたり100万円程度分まで積みあがったら売却
 3.現金化(MRF)される
 4.円を米ドルに交換する(ここでFXサービスを使う裏技も)
 5.海外ETFを購入する。
 という手順を踏みます。

・こんな「楽ちん、ほったらかし投資」ですが、年に一度だけはまじめにやらなければいけないことがあります。それが「リバランス」。最初に決めた目標アセットアロケーションからのずれを修正する作業です。まず、保有資産の配分比率を算出します。そして、目標の比率よりも大きくなったアセットクラスを売り、目標の比率よりも小さくなってしまったアセットクラスを買い増します。そうすることによって、ポートフォリオのリスク量を一定に保つことができ、知らぬ間に過大なリスクを負ってしまうことを防ぎます。また同時に、リバランスは、好調なアセットクラスでの一部利益確定と、不調なアセットクラスでの割安な仕込みを行うことにもなるので、リターンの改善にも寄与します。リバランスは、3年ごとだとリーマン・ショックのような大きな相場変動があった際に配分比率が壊れたままになる期間が長くなってしまう恐れがあるので、1年ごとくらいがちょうど良いと思われます。リバランスのちょっとした裏技としては、ボーナスなどの新規投資資金を用いて、買い増しだけでリバランスするというやり方があります。こうすると、売却する時にかかるであろう税金と信託財産留保額を節約できます。

・以下の2冊はインデックス投資家のなかではバイブル的存在の名著です。
 ・「ウォール街のランダム・ウォーカー-株式とうしの不滅の心理」(バートン・マルキール)
 ・「敗者のゲーム(新版)なぜ資産運用に勝てないのか」(チャールズ・エリス)
 外国の翻訳モノは読みにくいというかたには、日本人が書いている以下の本がおすすめです。
 ・「資産運用実践講座Ⅰ 投資理論と運用計画」(山崎元)
 ・「超簡単 お金の運用術」(山崎元)
 ・「最新 資産設計はポートフォリオで考える 投資信託35の法則」(カン・チュンド)
 ・「投資信託にだまされるな!」(竹川美奈子)
 ・「初心者は株を買うな!」(内藤忍)
 ・「しぶとい分散投資術-世界金融危機でわかった!」(田村正之)

・インデックスファンドで本稿執筆現在候補になるのは、「STAM インデックスシリーズ」(住信アセットマネジメント運用)、「eMAXISシリーズ」(三菱UFJ投信運用)、「CMAMインデックスファンド”e”シリーズ(中央三井アセットマネジメント運用)の3シリーズのインデックスファンドです。

・国内ETFでは、日本株式クラスではいろいろ選択肢はありますが、「TOPIX連動型上場投資信託」(証券コード1306)、「MAXISトピックス上場投信」(証券コード1348)などがよいと思われます。「TOPIX連動型上場投資信託(1306)は、信託報酬年率0.1155%(税込)、純資産7607億4100万円と大人気のETFです。出来高も非常に多く安心です。一方、「MAXISトピックス上場投信」(1348)は比較的後発のETFで、信託報酬年率0.0819%(税込)、純資産98億8300万円となっており、信託報酬が年率0.1%以下という驚きの低コストとなっています。ただし、純資産、出来高ともにまだ少な目という状況です。先進国株式クラスと新興国株式クラスでは、投資対象が単一国ではなく広く分散された指数に連動するものは選択肢が少ないです。先進国株式クラスは、「上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)(1680)、新興国株式クラスは「上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)(1681)です。両ETFとも2010年1月に設定されたばかりのニューフェースです。「上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)」(1680)は、信託報酬年率0.2625%(税込)、純資産30億6800万円。「上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)」(1681)は、信託報酬年率0.2625%(税込)、純資産41億3200万円。両ETFとも、コストは申し分なく低いのですが、純資産、出来高ともにまだまだ少な目という状況です。実は、この2つのETFには、もうひとつ大きな懸念点があります。「基準価額」と「市場価格」の乖離です。この乖離が「TOPIX連動型上場投資信託」(1306)のようにプラスマイナス0.1%~0.2%くらいのごく微小なものであればそれほど気にする必要はないのですが、両ETFの場合、乖離が見過ごせないくらい大きな状況が続いているのです。「上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)(1680)の場合、2010年1月に設定され、約+2~6%も乖離しています。乖離がずっとプラス圏で推移しているところを見ると、プレミアムが付いている可能性は高いと考えられます。いくら信託報酬で年間0.1%レベルの高低で競っても、ファンドを6%も割高に買ってしまったら、元も子もありません。なお、国内ETFの基準価額と市場価格の乖離は東証・大証のWEBサイト、および、モーニングスターで確認できます。特にモーニングスターは乖離履歴もみられて便利です。

・海外ETFでは、アセットクラスの区分がどうしても米国中心になります。ですから、米国株式クラス+先進国株式クラス(米国以外)+新興国株式クラスという組み合わせがスタンダードです。
どうしても、インデックスファンドや国内ETFのように、日本株式クラス+先進国株式クラス(日本以外)+新興国株式クラスという組み合わせにしたい場合も出来なくはないのですが、日本株式クラス部分は子訓ETFを使うことになろうかと思います。それを踏まえて、候補になるのはメジャーどころでほぼ決まってしまいます。米国株式クラスでは、「バンガード・トータル・ストック・マーケット・イーティーエフ」(ティッカー VTI・バンガード・グループ運用」が良いでしょう。先進国株式クラス(米国以外)は、「iシェアーズ MSCI EAFE インデックス・ファンド」(ティッカー EFA・ブラックロック・ファンド・アドバイザーズ運用)、先進国株式クラス(日本以外)は、「iシェアーズ MSCI KOKUSAI インデックス・ファンド」(ティッカー TOK・ブラックロック・ファンド・アドバイザーズ運用)が良いでしょう。新興国株式クラスは、「バンガード・エマージング・マーケット・イーティーエフ」(ティッカー VWO・バンガード・グループ運用)がおすすめです。


<目次>
はじめに
序章 人はどのようにしてインデックス投資家になるか
   ~水瀬ケンイチの投資遍歴
 インデックス投資家列伝1 NightWalkerさん
理論編 なぜ、普通の人にとってほぼベストの資産運用法なのか?
    ~山崎元が教えるインデックス投資の基礎知識
 インデックスファンドは「負けない」
 運用業界の「不都合な真実」の帰結
 アクティブファンドを買う人の理由は?
 インデックス運用が「負けない」理由
 時価総額ウエイト型と株価ウエイト型
 銘柄やウエイトの変更の悪影響
 TOPIXと浮動株調整
 「分かりやすい」ことのメリット
 運用の手数料について
 シンプル運用術の基本的な手順
 個人の資産配分計画(アセットアロケーション)
 運用期間とリスク
 金融資産運用と人的資本
 リスク資産の運用内容はみんな同じでいい!?_
 確定拠出年金と日本版ISA
 上級者向けの補論:「ほったらかし運用法」とCAPMの関係
 コラム インデックスファンドのアセットアロケーションについて
 インデックス投資家列伝2 rennyさん
実践編 インデックス投資、こうやったら大丈夫
 ~水瀬ケンイチのすぐにできる徹底ガイド
 準備する!
 インデックス投資を始めるために必要なものは?
 インデックス投資の金融機関の選び方
 口座開設の方法と手順
 購入する!
 ネット証券へ入金すると自動的にMRFに
 投資信託、基本の「き」
 ETFの基本の「き」
 コストと純資産に注目して商品を選ぼう!
 ”初めの一歩”は、インデックスファンドで
 積み立てる!
 積み立て投資のやり方
 リレー投資
 インデックス投資のチェック&レビューの方法
 「リバランス」を忘れずに
 心がまえ!
 運用中のマインド
 上がってもうれしい、下がってもうれしい
 気持ちを穏やかにするさまざまな方法
 インデックス投資の情報収集
 インデックス投資家列伝3 イーノ・ジュンイチさん
商品ガイド編 インデックスファンド、ETF商品完全ガイド
 候補となるインデックスファンド
 候補となる国内ETF
 候補となる海外ETF
 インデックスファンド・ETFガイド
 インデックス投資家列伝4 じゅん@さん
もっと知りたいあなたへ ファンドマネジャーに聞く!ここが知りたいインデックス投資
 インデックス投資家列伝おまけ 水瀬ケンイチ
終章 「ほったらかし運用」の魅力とあなたの未来
あとがき

面白かった本まとめ(2011年下半期)

<今日の独り言> 
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