現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

ひろさちやの「デタラメ思考」

2011-10-21 19:28:39 | 心の問題
仏教評論家の「ひろさちや」は言う。

「働きたくない」という欲望が、いちばん人間らしい欲望です」。
「道徳なんて、馬鹿にしたほうがいいのです」。
「欲望を充足させると幸福になれるというのは、悪魔の思想です」。

「ひろさちや」は世間の価値観や欲望の奴隷となった日本社会の
ありようをすべて批判する。過激で、痛烈なことをいっている
はずなのだが、ふしぎなことにひろさちやの筆は危険なことを
いっているという感じがない。

そもそも仏教は社会を批判して世間や家族を捨てる思想を
もっていたものである。「ひろさちや」は仏教の原点を
社会批判というかたちでくりひろげる。仏教は このような
反社会なものであり、人間の過ちや愚かさを痛烈に批判する
ものであったはずだ。

所詮人間なんて「立って半畳、寝て一畳、天下取っても二合半」

●「人間は孤独」
「そのまんま」に生きよう。「自分が自分であっていい」。
ガンになって、「治るのも人生、治らないのも人生」と
受け入れて生きることです。他人に癒しを求めてはいけません。
癒されるわけはないのです。孤独を生きることが人生。人の
ことについては何も言わないほうがよいのです。なにも言わずに
じっと相手の言うことを聞いてあげる。それが本当の慈悲と
いうものです。

●「遊び」のすすめ
孤独とはいっても、人間はお互いに関係しあって生きています。
迷惑をかけているとってもいいでしょう。それを縁と言うのです。
人はこの世に存在することが全てなのです。先は何も分らず
ただ遊んでいるようなものです。この世にいる全ての人に
存在価値があるのです。誰に拘束されることなく楽しく遊んで、
そして死にましょう。一期は夢!

ひろさちや そのまんま

2011-10-21 19:26:09 | 心の問題
「なむ そのまんま そのまんま 
 なむ そのまんま そのまんま
 なむ そのまんま そのまんま 」
 
まわりの人 家族には 正しいことを言ってはいけない。
だからと言って うそを言えというわけではない。
そういう時は何も言わなければいいのだ。

人と話をするときは三つのことだけ言えばいい

 ・あ そう
 ・良かったね
 ・それで?

この三つだけでいいのだ。

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そうそう、「実践倫理」でも「真の実践者は言葉少ない」と
言っている。たしかにそうだ。何も語らないが、その人が
居てくれるだけで、周りが温かい空気に包まれ、安心感が
ただようのだ。


「ひろさちや」は、「他人への無関心」をすすめているが、
「家族にだけは“無関心”ではいけない」とも言っている。

「セロトニンとメラトニン」って?

2011-10-21 15:55:39 | 虚無僧日記
(社)実践倫理宏正会の会報『倫風』11月号。P.90

東大医学部卒で現「東邦大学医学部教授」の「有田秀穂」氏の寄稿。
「セロトニンを活性化し、元気溌剌で美しく」は興味をひく。

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人はなぜ眠るのか。睡眠をもたらすホルモンが
「メラトニン」。睡眠中に「活性酸素」を除去する
作用も。睡眠不足が続くと肌荒れが起きるのは、
このメラトニンがうまく働かないから。

朝 起きて、昼間の活動を支えるのが「セロトニン」。
大脳を目覚めさせ、心のバランスを保ち、痛みを
コントロールしてくれる。

ストレスがたまったり、原因不明の痛みを訴える人が
いるが、これは「セロトニン」が欠乏しているため。


毎日を溌剌と若々しく過ごすには「セロトニン神経」を
鍛えることが一番。それには

①朝起きたら「朝日」を浴びる。
②ウォーキング、ラジオ体操、朝食をよく噛んで食べる
 などのリズム運動をする。
③スキンシップで触れ合うことで ストレスも解消。
④腹式呼吸で セロトニン神経も活性化される。


日の出とともに起き、日暮れとともに休んでいた時代には
「うつ病」など無かった。

メラトニンは、セロトニンから合成される。作り置きが
できないので、毎日規則正しく起きて、昼間活発に活動
することで、セロトニンを増やし、夜暗くなると、
セロトニンからメラトニンが合成され、ぐっすり眠れる。

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だから「早起きは三文の得」。「朝起会」は理に叶っている
というわけだ。私が健康でいられるのも、「朝起き」のおかげ。
夜10時から夜中の2時まで、熟睡すれば十分ということが
理論的に裏付けられたようだ。心強い。

ところで「有田秀穂」氏は、1948年(S23)生まれ。私と同年。
顔はつややかだが、頭髪は まっ白。私より老けてみえる。
ご苦労されてこられたか。私が 楽して生きてきたのか。

競争社会で気を楽に生きる

2011-10-21 15:52:06 | 虚無僧日記
中日新聞 10/8 と15日に掲載された「高田明和」氏の寄稿。

『競争社会で気を楽に生きる』「上」のタイトルは「比べず、
自ら喜べるものであれ」。「下」は「念を継がず、苦の元は
記憶にあり」。要旨は

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この10年で 精神疾患の患者は100万人も増えた。競争社会は
人を幸せにしない。

「諸行無常」は、「過去は存在しない、過去の自分は今の
自分ではない」という教え。脳も細胞も全部再生されて
いるのだ。

過去の自分の言動、他人からの中傷、確執を思い出して
悩み苦しむ。怒り、憎しみ、不足の心の元は「記憶」に
ある。

ならば「記憶」を消せばいい。「良かった記憶」も心を
乱す原因になる。「良いことも悪いことも 思い出さず」
「競争を忘れる、競争相手を忘れる、競争結果を忘れる」
ことが、心に平安をもたらし、結果的に、次なるよい
仕事ができる。

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「実践倫理(朝起会)」でも同じことを言っている。
「昨日のことは忘れ、今日一日」と。

「比較するな」というのは、私の講演趣旨と同じだが、
「記憶を消し去れ」とまで言い切るのが明快。

だが、昨日のことも、約束も忘れ、しまった場所も忘れ、
なんか認知症になるような心配に、心とらわれる昨今の
私でござる。

「高田明和」氏は慶応医学部卒で、現在は「浜松医科
大学」の名誉教授。専門は脳生理学で、「禅」にも
造詣が深い。著書に『他人と比べずに生きるには』。

ムムム、やられた! すぐ自分と比較してしまう私。

親鸞よ おまえもか!

2011-10-21 14:54:23 | 五木寛之
あああぁぁぁぁぁ とうとうやってしまった。
やってしまって「しまったぁぁ」。

●中日新聞連載、五木寛之『親鸞』から一部転載。

親鸞は目の前の恵信をなぐりつけたいと思った。その
憎たらしい口を、足で蹴り上げたいと感じた。その
気配を察したように、恵信が冷ややかに微笑した。
「なぜ笑う!」
「親鸞様こそ、ご自分をとびきりえらい人間だとお思い
になっておられるのではありませぬか」
「なんだと」

・・(中略)・・・・・

「私の念仏を信じられぬというのなら、二度とその顔は
見とうない。手をついて謝れ。そうしたら許してやる」
恵信はあわれなものを眺めるような目で親鸞を見た。
「二度と顔を見たくないとおっしゃるのなら、そう
いたします。子たちをつれて、越後へもどることに
いたしましょう」
「わたしをおどすのか」
「おどしておられるのはそちらです」
「なんだと」
親鸞は自分がなにをしているのかわからないままに
腰をうかし、平手で激しく恵信の頬を打った。

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あああ、やっちまった。五木寛之の描写は実にリアル。
その後、「親鸞は自分のしたことが信じられなかった。
自分の行為に愕然としている自分と、さらに恵信を
打ちのめしたい自分がそこにいた」と、親鸞の心の
葛藤も書いている。

わかる、わかる。私もこうして別れてしまった。
「あの人と、わかれたワケはなんでもないのよ」という
歌の歌詞が空しく、口をついて出る。

電話代二重支払いにガクッ!

2011-10-21 08:28:01 | 虚無僧日記
7月に、「地デジ変換」を機に「スタ-キャット」の
方がみえ、「フレッツ光」から「ケーブル」に変えれば
安くなるとのことで、言われるままに契約した。

NTTの方へは、116へ電話して「契約解除」を告げると、
剣もほろろ、すったもんだの末、ようやく8月半ばに、
「ケーブル」に切り替わった。そして、NTTからは
停止するための工事費として 5,000円の請求がきた。
(本来は1万円だそうだ)

これで一件落着かと思っていたら、NTTから「9月分」の
請求が来た。すでに「ケーブル」に切り替わっている
はずだ。

電話してみると、「ひかり電話」は廃止となったが、
「インターネット回線」も解約される場合は、別途、
「0800-2008221へ連絡が必要」とのこと。

プロバイダへは、また別途 通知が必要で、解約しても
2ヶ月後まで請求は続くという。

結局、月々 5,000円程度だったのが、今月は 15,000円も
払う羽目になった。

こういう話が、年寄りの私には もう判らない。
なけなしの金が、わけもわからず 機械に吸い取られて
いく悲しさ。時代に取り残されていく孤独感。
年寄りがキレる原因の一つだそうだ。

5年後、10年後の将来像

2011-10-21 03:48:14 | 虚無僧日記
リクルートの「リクナビNEXT」が、「28歳のビジネスパーソン
300人(男性150人、女性150人)を対象に調査した結果。

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「5年後、10年後、20年後の将来像を、具体的に描けていますか」と
いう質問に、「描けている」と答えたのはわずか 14.7%。
「描けていない」は 85.3%、大多数となった。

その理由は、
「具体的に仕事のイメージがつかない」(21.5%)、
「目先の仕事が忙しくて考える暇がない」(19.5%)、
「世の中がめまぐるしく変化しているので考えても意味がない」(12.1%)、
「自分の好きなこと・嫌いなことが何か、わからない」(11.7%)、
「自分の得意・不得意が何か、わからない」(10.5%)
となっており、自分自身のキャリア形成についても不透明感が増している。

また、現在「自分がなりたい将来像」を見つけるために
「何らかの行動をしている人は24.6%」で、
「とくに何も行動していない人は75.4%」という結果だった。

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若い人はいい。人生80年、失敗すれば、やりなおせばいい。
私はあと15年。先が無い。「日暮れて道遠し」だ。
「5年後、10年後、15年後の将来像」、考えると ぞっとする。

寝不足で抜け毛?

2011-10-21 03:47:02 | 虚無僧日記
「睡眠改善委員会」とやらが、「20~40代の不眠者と快眠者の
男女835名を対象に「頭髪・ヘアトラブル」に関する調査をした結果。

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「かくれ不眠者」は「快眠者」と比較して、「最近、抜け毛が
気になる(増えた)」「髪のハリ・コシが気になる」という人が
それぞれ、10~15%ほど多いことが分かった。

「睡眠改善委員会」は、「睡眠不足に陥ると、ストレスがたまり、
血圧などをコントロールする自律神経(交感神経と副交感神経)の
バランスが乱れ、血液循環に影響を及ぼし、最終的に血行不良に
つながる」とコメントしている。

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このところ、夜10時には寝て、午前2時に目が覚める。
睡眠4時間だが、昼、眠くなれば、1時間くらいずつ
2回寝るから、合計で6時間は寝ている。

つまり、「眠くなると寝、目が覚めると起きる」の繰り返し。

最近、また抜け毛が多くなったのは、「寝不足」のせい?
それとも「秋が来た」から?


将来消えるもの=「男」!?

2011-10-20 20:57:00 | 虚無僧日記
「22世紀に 無くなっているものは?」の質問に

 「石油、公衆電話、今の日本語」(shiokarachazukeさん)

 「日本人。少子化問題は深刻です」(sango15sigo20さん)

 「男。遺伝子工学やクローン技術などが進み、効率的に種を保存できるようになるから」(cats222さん)

わかる わかる。
朝7時に地下鉄に乗ったら、女ばっかり5~60人。
男は私一人。「女性専用車両」に乗ってしまったか
と青ざめたが、今日は「日曜日」だから いいはず。
隣りの車両を見ても、男は2人だけだった。

夜 10時 11時を過ぎても、名古屋駅前は、若い女性が
闊歩している。全体の9割は女だ。

朝、登校していく小学生、中学生、高校生の列を
見ても、女性ばかりが目立つ。

昼、レストランに入れば、これまた 女性ばかり。

いったい全体「殿方」は いずこへ?

今や「女子力」の時代。
早朝、栄・錦のあたりを通ると、酔っ払った若い
女が、ホストに抱きかかえられている。今や女が
男を買う時代。

近い将来、ip細胞やら、クローン技術で 人間は
作れるから、男は要らないのだそうだ。

世界の人口は70億を超えて、食料危機が騒がれる。
男は、国家間の食料争奪戦に狩り出されて、(男)
同士撃ちして絶滅。これで20億人の男がいなくなる。

そんなシナリオが、着々と進行している。私も
まもなく消えていく一人。オンナはおそろしや。

ミンボーとビンボー対決

2011-10-20 20:06:34 | 社会問題
伊丹十三監督の「ミンボーの女」という映画があった。
「ミンボー」とは「民事介入暴力」のこと。

今、「暴力団排除条例」が施行されて、暴力団との
関わりを拒絶するよう、指導がされているが、その
“仕返し”から、警察はどこまで守ってくれるの
だろうか。

昨日、「東急建設」に1億円要求した○暴関係者が
逮捕されたというニュース。なんと「暴力団排除条例」
施行後“初”のケースだそうだ。おいおい、こんな
事件ゴマンとあるだろうに、たった一件だけ?

以前の話だが、チンピラにからまれて、その場で
ケータイでケーサツに電話したが、「それで、今、
アンタは怪我でもしたのかね」「いや、まだ」と
言ったら「バカヤロー!ケーサツは、ケンカの仲裁
なんかに、いちいち行ってられるか!」ガチャン。

脅されただけでは、逮捕できない。脅されたという
証拠が必要なのだ。

伊丹十三は、「ミンボーの女」の映画発表後に、
暴力団関係者に刃物で斬られた。上映館もスクリーンを
切られるという被害を受けている。

暴力団と手を切ろうとして、建設現場に銃弾が撃ち
込まれたり、阪和銀行副頭取や住友銀行名古屋
支店長が射殺された事件もあった。

今年2月には「清水建設」の現場事務所で社員が
銃撃されて軽傷を負ったほか、企業を狙った拳銃
発砲や手榴弾の投げ込み などが 連発している。

いずれも、犯人が逮捕されたという話は聞かない。
逮捕しても、数年で出所してくるから“お礼参りが
怖い。

めんどうを避けるには、「金品」を渡すか、金の
無い「ビンボー人」は、「命」を張って戦うかだ。
やっつけた場合、逮捕されるのは「ビンボー」の方だ。