現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

老人ホームで

2009-06-23 22:15:51 | 虚無僧日記
6/21 名東区の有料老人ホームに招かれて行く。
月に一度の「誕生会」とのことで、広いホールに
60名ほどの入所者が集まっていた。車椅子の人も
10人ほど。

尺八で童謡などを吹くと、みなさん口ずさんで歌って
くださる。歌詞カードがなくとも歌えるからいい。
車椅子で眠っている人がいると、職員がしきりに
起こそうとしていた。

私への気遣いかと思い「いいですよ、寝たい方は
どうぞお休みください」と『子守唄』なんぞで
時間をつないだ。一番うけるのは『青い山脈』だ。
みなで手拍子もしてくれる。

帰宅しての後、阪野さんから、意外な指摘を受けた。
彼女は今、療養士の資格を得るために、専門学校に
通っており、先日施設で実習を受けてきたばかり。
それで、彼女が言うには、

寝ている人を寝たままにしておいてはいけない。
職員は起こすのも仕事。イベントを開いて、さま
ざまな人に来てもらうのも、お年寄りに刺激を与える
ため。だから、我々は、相手の心を気遣ってはいけ
ないのだと。自分でやれることはやらせ、手助け
してはいけないと、ひとつ教えられた。


こどもにも負ける尺八家

2009-06-23 21:47:14 | 虚無僧日記
6/20 早朝4時から朝起会。6時終了後に「父の日の催し」
として、尺八伴奏で童謡の替え歌を歌ってもらう。

帰宅して、午前中は長縄氏、加藤氏と「三重奏」の特訓。
尺八家はリズムもピッチも悪い。息継ぎが下手。暗譜も
できない。音楽以前の問題で特訓特訓。

午後から東急ホテルでのY・H家の結婚式に、鈴花と
子供たちが歌うので、手伝いに行く。鈴花の甥っ子
(14歳)のピアノ伴奏に合あわせて、「いきものがかり」
の『気まぐれロマンティック』をフルコーラスで歌う。
軽快なピアノの前奏に会場からどよめきが起こる。
子供たち全員暗譜で歌う。ピアノも譜面無しだ。これ
には脱帽。

後で聞けば、各自100回は練習してきたとのこと。
やはり練習量か。


「尺八と一休語りの虚無僧一路」のホームページも見てください。

一休と虚無僧」で別にブログを開いています。

日記@BlogRanking

父の日に歌う歌は?

2009-06-23 21:39:44 | 虚無僧日記
この数日間、イベントが続き大忙しだった。
6/19(金)夜は、岐阜県瑞浪市の「ミュージアム中仙道」で
「琵琶と尺八」。演奏終了後食事をしてから、マイクロバス
で蛍を見に行くツアー。山奥の田んぼに舞う蛍火に感動。

夜11時に帰宅して、翌朝の朝起き会での「父の日の催し」の
準備で徹夜する。「母さんの歌」はたくさんあるが、みんなで
口ずさめる「父さん」の歌が思いつかない。四苦八苦して
替え歌を作る。

「小鳥はとっても歌が好き、母さん呼ぶのも歌で呼ぶ、チチチチチ」を
「子供はとっても歌が好き、父さん呼ぶのも歌で呼ぶ、ちちちちち」

「象さん、象さん、お鼻が長いのね」を
「父さん、父さん、お華が高いのね。そうさプライドも高いのさ」
「父さん、父さん、だあれが好きなぁの。そうさ母さんが好きなのよ」

子供からみた父親を歌った歌がないとは。いかに家庭内で
父親の影が薄いか。歌からも感じられる。

足利事件 菅家さん

2009-06-23 20:44:55 | 社会問題
足利事件 菅家さん「許す気になった」 県警本部長「心からおわび」(産経新聞) - goo ニュース

足利事件の菅家さん。出所時の「取調べに当たった警察官、
検事、判事を絶対に許さない」との思い痛いほど判る。
その菅家さんが、県警本部長の「心からのおわび」に「許す
気になった」と、これも感動だ。
県警本部長の謝罪はブログでも「今までの謝罪会見の中で
一番心がこもっていた」「心からの謝罪だった」という声が
多く書き込まれていた。

同日、北朝鮮に拉致された蓮池さんの会見発表もあった。
「北朝鮮に拉致されたことを、空白の時間とは思っていない。
朝鮮語を学べたし、それで朝鮮語の通訳や本の翻訳で身を
立てることができた。拉致という得がたい体験を生かして
社会に役立ちたい」と、そのような内容だった。すばらしい!。

菅家さんも蓮池さんも、不遇な事件に巻き込まれなかったら、
無名の一市民で人生を終わっていたかもしれない。それが、
一躍有名人となり、多くの支援者を得て、思いもかけない
ドラマティックな人生を送れるのだ。

過去を恨み、人を憎んで一生を終えるより、未来に希望と夢を
もって生きる。まさに「暗を明に変える生き方」と、学ばせて
もらった。
 


小原役の萩原聖人に感動

2009-06-23 20:19:33 | テレビ・映画・芸能人
6/21 テレ朝 『刑事一代』の放映終了後から、2チャンネル
はじめ各ブログに、一斉にコメントが書き込まれた。
その中で、渡辺謙の演技もさることながら、犯人小原保役
の萩原聖人への絶賛が多く見られた。私も全く同感だった。

あの、拗ねた、ふてぶてしい、それでいておびえた態度は
演技とは思えない、リアリティがあった。

ネットで調べてみれば、彼の生い立ち、そして役者として
知られた頃の1993年、暴力事件で不当逮捕、取調べを
受けた体験があの演技を生んだのか。平塚八兵衛役の
渡辺謙は演技力がすばらしかった。萩原聖人は演技を
超えいた。

実は、私は萩原聖人のことを全く知らなかった。「冬の
ソナタ」のぺ・ヨンジュンの吹き替え役と知ってビックリ。
「あれはミスキャストだ。本人と全くイメージが違う」と
思ったのは私だけか?

せんだみつお

2009-06-23 07:45:30 | 今後の予定
せんだが話題作り「浦島みつお」に改名(日刊スポーツ) - goo ニュース

千田光雄が「せんだみつお、二千だみつお、ニートみつお」と
コロコロ改名して、今度は「浦島みつお」とか。芸能生活39年。
最近はもう、知るひとぞ知るの“過去の人”になった。
かつて、唯一の主役が「こち亀」の両津勘吉とか。これも
シリーズ化するはずが、一作で打ち切りとなった。役不足は
否めない。

半年前、久しぶりにラジオに出ていた。その時の話。
「ある田舎町に呼ばれて行った時、町長の開会挨拶で、
『今年は町の税収が減り(予算がなく)、こんな芸人しか
呼べなくて申し訳ない』と、謝ってるんですよ。『来年は、
もっと有名なタレントを呼べるよう、皆さんと一緒に頑張り
ましょう。それでは、せんだみつおさんです』とね。
私すっかりテンション下がりっぱなしでしたよ」と。

私が会社勤めをしていた頃、せんだみつお氏を招いて、
支社主催の後援者招待会があった。予算の都合で、
せんだみつお氏ぐらいしか呼べなかったようだ。
名古屋市公会堂を借りての講演会だったが、客の
集まりも悪く、招待客の評判も悪かった。せんだ
みつおの“自虐ギャグ”や“下ネタ”が、当社の
評判も落とす結果となった。

「せんだみつお氏」に私の今を重ね合わす。共に、
もう浦島太郎か。哀れ哀れ。