現代の虚無僧一路の日記

現代の世を虚無僧で生きる一路の日記。歴史、社会、時事問題を考える

こどものしつけ

2009-06-09 10:08:36 | 心の問題
真如苑でも実践倫理の会でも、子供を決して叱らない。
家庭集会など儀式の場なのだが、子供が走り回ろうと、
騒ごうと厳しく叱ることはしない。「ダメダメ」と口で
優しく注意をするぐらいだから、子供は一向にやめない。
ますます図に乗ってエスカレートする。

これには以前の私なら頭にきていた。最近は「これも修行」
かと、腹を立てずにいるが、これで良いとは思っていない。
3歳までは犬のしつけ同様、叩いて叱るべきともいう。3歳
までは叩かれても記憶に残らないからだ。良い悪いの区別を
叩いてでも教えないと、ますますわがままになって、取り
返しがつかなくなる。

私も私の二人の娘も、鈴花の子供たちも、小さい頃から、
法事や、演奏会などでは、場の雰囲気をわきまえて、じっと
おとなしく座っていた。公共の場では騒ぐこともなく、おり
こうさんだった。性格なのか、あるいは、そういう場では、
大人たちの気持ちを察して、我慢することをしつけられて
いたのだと思う。

それが、最近の子は、甘やかされて育っているからか、全く
親のいうことをきかない。たまりかねて、父親が叩くふりを
すると、子供が親にぶちかえしてくる。我々の世代まで、親
に手を上げるなんてことは絶対になかった。そうさせない威厳
が親にはあった。

叱らなくとも、思いが伝わるような人格になることを真如苑でも
実践倫理でも求めているのだ。「子供の善導は親の姿勢いかん」。
結局は親の日頃の姿勢。それが自分みがきの修行なのだ。


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