
午後の部ではロビーでの案内を終えて会場内の案内ということで一番後ろの席で映画を見た。
テレビ放送で見ていたけれど必ずしも覚えているわけでも無くて午前の部終わって知り合いのお客さんが映画の感想を語ってくれたが申し訳ないが的確な返事はできなかった。
改めて映画を見た。
「おかしくなってるんだよ」と言うお母さん。
「いっそ死にたい。殺してくれ!」と叫ぶところでは亡くなった母の言動を思い出して涙が出て来た。
本人自身物忘れすること、記憶が途切れる違和感をわかり始める時は「なんか変だ」と言う。家族はそれを軽く受けてやろうとするが、本人はもっとわかっていたんではないか、不安だったんでないかと今思う。
その不安や自身の不甲斐なさが、死んだら楽になれるんでないかとの思いに駆られるのだろう。
母の「殺してくれ」 なんども聞いた。