ロイヤルモータースとその仲間たち

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「舟を編む」・・・映画(映像)と小説

2014-02-11 18:24:51 | ハイキングおじさんの「ひとりごと」
本屋大賞を取った「舟を編む・三浦しをん著」(本屋大賞受賞作品)が映画になり日本映画大賞を受賞し、主演の松田龍平(松田優作の息子で最近では朝ドラのあまちゃんで好演)が男優主演賞を獲得しました。
ハイおじさんは年に15~6本映画を観ますが、特に小説が映画化になったものは必ず見る事にしています。 
小説の内容が良かった場合ほどその落差にガッカリする事がよくあります。 
映画「舟を編む」は小説とは別に感動しました。
小説と同じ内容を綴る映画ではなく、映像の良さ、俳優の魅力をフルに活かした映画は小説の本筋を外さなければ小説とは別の芸術・娯楽として光を放ちます。 それがこの映画でした。 
最近では「阪急電車」有川浩著(沖縄映画祭 海人賞グランプリと特別賞ゴールデンシーサー賞の2部門受賞)や「永遠の0」などがあります。

有川浩の「図書館戦争」の映画化は最近問題になっている「報道や図書の自由」を最大のテーマにしているのに恋愛や紛争場面に主眼が置かれすぎているのでちょっと残念です。 映画の限界か?とも思う。

最悪なのはNHKが3年がかりで12月に延べ3か月間放映「坂の上の雲」・・・これは最悪でした。
司馬遼太郎が映像は最後まで拒否していた作品です。
やはり無理がありました。
司馬遼太郎の言いたい本質の10%も表現できていませんし「坂の上の雲」がこのような内容か?と思われるだけマイナスだと思います。
はっきり申し上げて12回ぐらいの時間であれば、すべてを表現するには最初から無理があり本質の一部分だけを取り上げて映像にすればまだましであったかと感じました。・・・・この作品の映像は難しい。

話はそれましたが「舟を編む」を見て下さい。