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京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

査定は有料!

2010年04月14日 | 不動産評価について
京都不動産コンサルタントのブログ

さすがに中古マンション相場が活況ということ、
そして年度末ということもあり
3月は「有料の」査定依頼が重なりました。

当社では不動産の査定は基本的には「有料」です。
金融機関、司法書士さんそして各種NPOさん等
からのご紹介がほとんど、
だからこそ有料ということです。

不動産鑑定士さんに依頼となると
時間と費用がかかる、
手っ取り早く相場観がつかめればいい、
という需要にマッチしているのでしょう。

それなりの報告書で体裁を整えれば
充分各種用途に利用できます。
いやできると信じています。

しかし、あくまでも「不動産査定」ということであり、
公に流用できるものではないという点、
注意です。

今回の査定でも1件は相続時の評価基準であったり、
もう1件は資産の単純査定が主旨のようでした。
たまたま1件は販売までの依頼に発展していますが
査定のみのケースが多いですね。

無料査定とは一味違います。
ぜひご活用を!
とコマーシャルしておきます。

防災コミュニティー道路認定第1号

2010年01月26日 | 不動産評価について
京都不動産コンサルタントのブログ

先日の新聞報道によれば、
大阪市東成区で防災コミュニティー道路認定第1号が
決定したということです。

この道路は国交省が重点的に改善すべきである
「密集市街地」指定する道路であり、
災害時の避難経路確保のため
補助金を出し協力を呼び掛けていたもの。

今回のケースでは町内会単位の自主協定のもとで、
前面4m私道を道路中心線から
建物を3m後退するものという。

もちろん権利関係はそのままで
この道路に面する約100戸もの地権者が協力するという。

不動産関係に携わって久しい、
しかしこの動きは珍しいのではないでしょうか。

近隣との境界線1㎝で揉めるケースもあります。
それが道路提供という
公共の福祉を優先するという発想で
集団がまとまるというのは初耳です。

不動産評価的には道路提供部分のマイナスを
埋めて余る程度の恩恵を享受できたとして、
将来的な利益は目に見えないものです。
推進者のリーダーシップの賜物と想像します。

1月17日は阪神淡路大地震から15年を数えました。
日頃から少しでも災害に対しての備えが必要だと
感じます。
そして後から気がつけば(不動産)評価が付いてきます。

京都テナント事情・・・続

2009年10月03日 | 不動産評価について
京都不動産コンサルタントのブログ

中小テナントの需要と供給については、
最近の経済事情を説明するまでもなく、
アンバランスです。

先日の記載のとおりレンタルオフィスに代表される@コンパクトオフィスと
中途半端な広さのテナントスペース。

当社でのHP問合せに至っては
格差は拡大するばかりです。

やはり通常の20~30坪程度のテナントを
コンパクト化するプロジェクトが必要です。

その手法については
立地条件、ビル構造等の要因そして何より
需要者側のニーズを取り込む
柔軟な発想が求められている。

京都のビジネス中心地四条烏丸でもテナントは…

2009年09月27日 | 不動産評価について
京都不動産コンサルタントのブログ

京都中心部である四条烏丸でも
空中テナントの需要を探るのは、
先日の京都新聞取材でも明らかなように、
なかなか難しいようです。

1Fテナントは
辛うじて飲食店舗の需要で、
出入りは激しいものの何とか成り立っている。

しかし2F階以上の事務所使用部分については
まったく閑散としています。

そんな中で又もや
レンタルオフィス計画が浮上してきています。

現在のところ@コンパクトオフィスなのか
レンタルオフィスか策定中ですが、
やはり立地条件によるところが左右されるといえます。

いずれにしろ今後の方向性としては、
よりコンパクトに、
より短いスパン、
という流れは続くと思います。

祇園近辺の飲食ビル評価

2009年09月14日 | 不動産評価について
京都不動産コンサルタントのブログ

久しぶりに
新米不動産鑑定士さんからSOS。

以前評価のお手伝いをした祇園のテナントビルの件。
不良債権化しているのか
再鑑定依頼であるという。

確か以前は収益還元での評価基準で議論したものの、
直近では飲食の有効活用が難しい為、
今は到底無理であろう。

金融機関の評価は現状積算メインということもあり、
積算と収益どっちちかづでなかなか難しいようです。

タイムリーな有効活用のヒントを、
祇園でも最近できつつあるゲスト・シェアーハウスの
必然性と根拠のある数字で説明すると、
少しは計算できたようです。

不動産業者が金融機関担当者に
ゲスト・シェアーハウスの事業性を説いても、
なかなか数値での不動産評価に現れないが、
こういう間接的な説明が
ぐるぐる廻り廻って金融機関の融資姿勢にも反映されると
信じています。

金融機関の融資担当者さん、
ゲストハウスへの大きな融資付けをよろしくお願いします。

不動産屋さんが今なすべきことは・・・

これからの不動産屋さんの儲け方
/京都不動産コンサル研究所


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