京都不動産コンサル研究所所長の徒然草

ジャストアンサーやマンションってどうよで相談員を担当。又アマゾン書籍や宅建登録講習講師を通して後進の育成も心掛けています

宅建業者の明日はある?

2018年11月26日 | 不動産コンサルティング
今は何でも保険で賄おうという時代です。
しかし、幾ら宅建士保険があるとはいえ、
保険、調停、裁判、となればそれだけで時間・労力が取られます。

少人数で経営する宅建業者には
そのような後ろ向きな事故処理の人数も時間もありません。

だから1案件1案件大切に仕事をするのです。
どのような仕事でも細心の注意を払って進めなければなりません。

当事者にとって生活の基盤である住宅・不動産
しかも地球上に一つしかないそのものを売ったり買ったりするのですから、
気持ちよく作業が流れ慎重かつ円満に事を遂行させねばなりません。

いわずもがなのことであるも、
不動産の特殊性はそのものが他にない特定物であるということ。
地球上に同じものは他にはない。
人間の住民票に似て公の場である法務局にて登記され、
識別されています。

逆説的ではありますが、
そのような極めて特異な商品である特定物を扱う
不動産業界の社会的役割が低いはずがなく、
そして又それに応えるべき責務があるというものです。

一般人にとって不動産売買というチャンスは
そうたびたび経験するものではなく、
一般人の経験値が低いところに業界の専門性と高い見識が必要となるのです。

不動産仲介の大手に仕事を奪い取られているという人がいます。
そうでしょうか。逆ではないでしょうか。

大きな価値のあるものをスーパーに買いに行きますか。
商品の価値が大きくなればなるほど、
それに見合ったサービス付加価値を消費者は求めているのではないでしょうか。

私が見るところ、
大手仲介業者は1人の顧客を「不動産という商品に付いてきた」
ものとしか見ていないように思います。

右から左へたくさんの仕事をこなそうとすれば仕方のないことかもしれません。
そう考えれば、
不動産屋さんが今後とるべき道は簡単です。

過去記事です。

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/京都不動産コンサル研究所


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