小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

余録 / アナグマはムジナとも称され… / 毎日新聞

2024年06月01日 | オピニオン
衆院政治改革特別委員会が再開し、政治資金規正法改正案の再修正協議に臨む与野党理事ら。中央奥は石田真敏委員長=国会内で2024年5月31日午前11時45分、平田明浩撮影

毎日新聞 2024/6/1 東京朝刊

 アナグマムジナとも称され、タヌキなどと混同されることがある。違う動物でも巣穴で暮らすと同じようにみえる。違っていても悪巧みをする仲間を「同じ穴のムジナ」というのは一説によると、このためという

 ▲ムジナを巡る論争を経ての合意である。政治資金規正法改正を巡り自民、公明両党は政治資金パーティー券購入者の公開基準を「5万円超」に引き下げることなどで折り合った

 ▲公明党の山口那津男代表は自民党の裏金問題に関し「同じ穴のムジナとみられたくない」と予防線を張っていた。だが、公開基準を「10万円超」にとどめたい自民党に譲歩するとの観測がいったん広がったため「結局、同じ穴のムジナなのか」(泉健太・立憲民主党代表)と批判されていた

 ▲党首会談という舞台まで設けて合意をアピールしたのは、よほどムジナ批判の拡大をおそれたのだろう。ただし、企業・団体のパーティー券購入規制など、改革の本丸に踏み込まぬ合意だ。小手先の対策に日数を費やしたこと自体、与党の危機感欠如の表れである

 ▲驚いたのは野党の日本維新の会までが政策活動費の見直しなどについて、自民党に歩み寄りをみせたことだ。実質的な先送りに手を貸すようでは、ムジナの仲間入りをしたと取られかねない

与党の調整が迷走する間にも、自民党議員が資金を政党支部に寄付し所得税控除を受けるような、信じがたい問題が発覚している。政治とカネのムジナ穴、場当たり対応に追われるだけでは埋まりそうにない。

 自民党の平井卓也広報本部長(衆院香川1区)と福岡資麿(たかまろ)参院政策審議会長(参院佐賀選挙区)は30日、それぞれ自身が代表を務める党支部に寄付し、所得税の一部を控除される税優遇を受けたことを認めた。~毎日新聞 2024/5/31 東京朝刊 





 今朝の1面には「修正協議、自公維合意」2面に「首相、追いつめられ『英断』 公明圧力、自民重鎮に根回し」そして5面には社説 改革に背を向ける茶番劇」という文字が並んでる。

 公明党さんに維新さんは怒らないのかな?いやいや、政治ってその程度の物なんだろうが、解散総選挙が待ち遠しくなってきたね(笑)。
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