木村 和美 Architect

建築家木村和美の日常活動とプロジェクトについてのブログ

●真夏の森林浴

2009-08-13 20:20:45 | Weblog

 

昨日までの悪天候で、首都圏の海水浴場は来客が少なく大変である。

気温も低く逆に温泉場にお客が流れ、都心の店ではおでんの売れ行きが良いと言う珍現象まで出ているようだ。

 

今日から、一般の企業がお盆休みに入り電車や色々な施設でも人が疎らとなった。

午後から久し振りに晴れ間が見え、短時間ではあったが近くの保土ヶ谷公園で真夏の森林浴と洒落込んでみた。

 

私は、毎年必ず風邪を引くし体が丈夫な方ではないが、修業時代に建築現場で監督さんに真夏のゴルフの洗礼を受けたことがある。

炎天下のゴルフ場で、暑さで何もわからなくなりながら、とにかく白球を追って歩く。

若いから持ったのだろうが、不思議にその年はまったく風邪を引かなかった経験がある。

 

それ以来、ゴルフはしなくても、真夏はプールサイドや日光浴などで極力熱い太陽を浴びることにしているが、今年は晴天の日が少なく、いささかストレスが溜まっている。

 

保土ヶ谷公園のテニスコート・エリアの隣地の部分が、かなり大きな樹木が植えてある雑木林となっており、ベンチにタオルを敷き水着で寝転んで、紫外線と緑の香りを体一杯受け止める。

森林浴の効用と言うか、緑の樹木からは”フィトンチッド”なる物質が発散され、人体に好影響があることがわかっている。

肝臓の活動を高める酵素の活性化、香りによる清涼効果、生理機能の促進など、、、。

 

日光浴の効果も解明されており、人体の骨や歯の形成に必要なビタミンDは太陽光を浴びる事でコレステロールを変化させ、必要量の半分以上がまかなえると言う。

又植物同様、光合成の上で最近ではガン細胞の制御にも効果があると聞いた事もある。

 

 近くで同じように木陰でじっと佇んで、読書をしている人もおり、これが本当の森林浴だろうが、私は強い日差しを浴びながら、我流の森林浴でオゾンを吸収する。

時折、どんな現象か樹林を涼しい風が私の熱くなった肌を冷ますように通り抜けていく。

 

この樹林のそばのサッカー場がある付属屋に、カフェテラスも出来て遠方まで行かなくても、快適な身近なリゾートを発見した気分であった。