懸案の住宅がやっと着工できることとなった。しかし部分的な着工で、肝心の居室は大分先、まずクロゼットと洗面室、洗濯、乾燥室と言ったサーバントスペースを先行する事とした。
いつも思うのであるが図面の段階や頭で考えている時は、色々なアイデアやイメージが沸いて来て楽しく仕事が進むのだが、具体的に材料を決める時は既成のカタログの中から材料を選択する事になるので急にイメージが貧困になってしまう。壁や天井はクロス張り、床はカーペット敷き、またはフローリングとなると、毎回定食を食べるような感じで食傷気味となる。
ホテルのルームデザインは、建築と言う固定資産はそこそこのコストでスタンダードにまとめ備品を立派にすることで、イメージアップを図る資産設計の典型的なものである。写真はペニンシュラ香港の客室インテリアであるが、床、壁、天井を淡いベージュで押さえ、家具や備品をそれより濃い色で選択して無難なインテリアにまとめている。
住宅はホテルの客室と違い、住む人の個性と生活感覚が溢れるものにしたいと思う。そのために長い時間を掛けて検討し設計をしているのだから、、。インテリアの構成要素は素材と色とディテールとはよく言われるところであるがあまりに特殊な素材やディテールを用いると、今度は施工する人が限られてくるしコスト高になる。
そこで、素材の選択はある程度妥協し、その色の組み合わせに特色を出してその人らしさを表現してみようと思う。更に部分的なディテールに工夫をし少しでも空間に彫りの深さを創ってみよう。たとえばドアやその枠、幅木、廻り縁など、可能なら造り付け家具のディテールにも。
今回考えた事は、サーバントスペースはモノトーンの白からグレイで、1階のリビングダイニングは、ベージュ系の色を背景に家具、ドア、備品を濃い色で、2階は寝室などをオリーブや、赤茶系の色を使用して見ようと思っている。一つの住宅インテリアで多くの色を使用するのは中々難しいと思うが、ディテールや備品の選択でまとめてみたいと思っている。
ここで言うディテールとは、建築的な収まりのことではなく生活感覚のことである
素材の表面処理、木の材質感、クロスの織り方、灯りの色等に細かい気配りをすることにより、豊かで個性的なインテリア空間が出来るものと思う。
いつも思うのであるが図面の段階や頭で考えている時は、色々なアイデアやイメージが沸いて来て楽しく仕事が進むのだが、具体的に材料を決める時は既成のカタログの中から材料を選択する事になるので急にイメージが貧困になってしまう。壁や天井はクロス張り、床はカーペット敷き、またはフローリングとなると、毎回定食を食べるような感じで食傷気味となる。
ホテルのルームデザインは、建築と言う固定資産はそこそこのコストでスタンダードにまとめ備品を立派にすることで、イメージアップを図る資産設計の典型的なものである。写真はペニンシュラ香港の客室インテリアであるが、床、壁、天井を淡いベージュで押さえ、家具や備品をそれより濃い色で選択して無難なインテリアにまとめている。
住宅はホテルの客室と違い、住む人の個性と生活感覚が溢れるものにしたいと思う。そのために長い時間を掛けて検討し設計をしているのだから、、。インテリアの構成要素は素材と色とディテールとはよく言われるところであるがあまりに特殊な素材やディテールを用いると、今度は施工する人が限られてくるしコスト高になる。
そこで、素材の選択はある程度妥協し、その色の組み合わせに特色を出してその人らしさを表現してみようと思う。更に部分的なディテールに工夫をし少しでも空間に彫りの深さを創ってみよう。たとえばドアやその枠、幅木、廻り縁など、可能なら造り付け家具のディテールにも。
今回考えた事は、サーバントスペースはモノトーンの白からグレイで、1階のリビングダイニングは、ベージュ系の色を背景に家具、ドア、備品を濃い色で、2階は寝室などをオリーブや、赤茶系の色を使用して見ようと思っている。一つの住宅インテリアで多くの色を使用するのは中々難しいと思うが、ディテールや備品の選択でまとめてみたいと思っている。
ここで言うディテールとは、建築的な収まりのことではなく生活感覚のことである
素材の表面処理、木の材質感、クロスの織り方、灯りの色等に細かい気配りをすることにより、豊かで個性的なインテリア空間が出来るものと思う。