いよいよ今年も4月に入ってしまった。 先週から寒い日が続きせっかくの新年度の出発の日も台無しである。
今年は例年に比べて桜の開花が早く、この悪天候で葉桜になってしまったところも結構あるようだ。
この春は、仕事仲間が体調を崩し その分のコントロールと私自身の体調管理もかねて、仕事よりは色々な
周辺の環境づくりに意を払ってきた。
健康について、診断を受けたり、検査をするのはかれこれ20年ぶりになる。その間ずーと何もせず突っ走って
きたのだから、何もないということはなく、何かしらあるものだと思う。
最近は”医者に殺されない47の心得”などがベストセラーになるなど、医療に対する風当たりも強いが、
お医者さんも大変である。
結局のところ、何事も日本はまだまだ縦割りの世界が多く、権威のあるところほど情報の多面的な共有
が難しいと言う事か、、、、。
先日も東大の地震研究所が、立川の活断層を診断間違いして、お詫びの記者会見をしていたがこれも
典型的な例である。
私自身の健康も、基本的には専門家に任せなければならないが、自分でも色々情報収集し勉強する
必要があるのだろう。
さて、アベノミクスが大反響で、様々な経済指標も上向き、景気回復が見込まれてきた。
まだ具体的には何も処方されてないのに期待値でどんどんと株が上がり、円は安くなり、不動産にも多くの
お金が動くだろうと言われている。
これまで散々な目にあってきた一般の投資家も虎視眈々と、タイミングを計っているところだろう。
世界的には、次世代の都市型リーデイング産業はクリエイティブ産業だと言われてきた。
英国でブレア政権の時代に行政改革の中心課題として芸術文化政策への転換が言われ、それに呼応して、
1997年アメリカで”クリエイティブ・アメリカ”が喧伝されたのが発端だと言れている。
その背景には、映画やゲーム、出版や音楽、ファッション、デザインなどの著作権産業が、GDPに占める
位置が極めて大きくなってきたことがあるようだ。
それに比較してアベノミクスの成長戦略は、どうも自民党の国土強靭化計画がベースの従来型公共投資
となりそうな雰囲気ではある。
地震対策、災害対策、インフラ整備などの新しい公共投資は必要だが、半分はクリエイティブ産業、いわゆる
研究開発、ソフトノウハウ投資であって欲しい。
そしてそれらは従来の縦割り方式では中々困難な、本当の意味での知識産業、情報産業づくりであって
ほしいと思う。
われわれの身の廻りで、検索するとやはり大都市の再開発(交通の円滑化を基本とした周辺開発や
都心のミディアム・デヴェロップメント)そしてリゾートの社会文化資本整備(海水浴、日光浴、森林浴etc)
に投資するとなるのではないだろうか。
なぜならそれらがもっとも現在の市民生活に欠けてるものだと思うから、、、、。