今週はあっという間に週末を迎えた感じで、時間の経過を早く感じるが夕刻から知人とイブニング・ディスカッションをして来た。
不景気とは言いながら、金曜日の街中は多くの人で溢れていていつもの居酒屋は満杯であった。
話題は当然の事だが、先行きの景気動向と今日の急激な円高、株安である。
中国の元の切り上げのうわさや、アメリカのドル安容認の話も聞かれる中で、基本的には円高傾向で推移することは理解できるが、今朝は急に円が84円台をつける事態となった。
原因は、どうやらドバイの政府系会社の資金繰り悪化が表面化し、債権者にヨーロッパ系金融機関が多いことからユーロ安となり、又アジアの建設関連から急速な株安の流れが出来、拡がった事のようである。
これで又、デフレ傾向が激しかった日本経済は円高ダブル・ショックとなった。
来週からの展開が注目されるが、まさか昨年のリーマンショックのようなことにはならないと思うがどうだろうか?
不動産業界もやっと9月ごろから、少しづつファンドの動きが出て来たりで、上向き傾向にあるところに水を差すことにはならないと良いがと思う。
新興国の経済活況で、IMFは一時景気は底を打ったと発表した国際経済だが、まだまだ何が起こるかわからない情況になってきた。
連日の事業仕分けで脚光を浴びた民主党政権だが、待ったなしで今後の景気対策を打ち出さなければならないだろう。
振り返ってみるとバブル崩壊からの立ち直りを一時的にせよ後押ししたのは、中国の経済活況も勿論あったが、規制緩和による東京の不動産の活性化にあったと思う。
エコポイント、エコカーばかりでなく、又円を買われて円高になることでなく、国際資金を日本に投資してもらうような都市再開発・住宅投資で、疲弊した建設・不動産の刺激策をとることも一方策だと思う。
暴落しないということは
経済原則上あり得ないと思います。
むしろ遅すぎたとみています。
その分だけドル安はキツイでしょう。
まだ入り口です。
2~3年後は50~60円台とみるべきでしょう。