真夏のような暑さの今日、出たり入ったりの動きだけでも汗をかきクールビズどころの話ではなかった。
暑い上に湿気があるので、衣服が体にまとわりついて極めて不快である。
冷房温度28度で本当に普通の執務が出来るのか心配になるが、私はここ数年間北側の部屋に陣取り冷房無しでパッシブクーリングを実践してきたので多少は対応できる。
昨日夕刻から知人に会い、最近の状況について意見交換したが、一般的な経済状況は決してよくは無い。震災後3ヶ月が経過したが、成長率は3~5%は低下するようだ。驚く事に中国でも日本のこの影響で0.5%マイナスとの事を聞いた。
夕刻の居酒屋は、以前は満杯であったが昨日は空席が目立ち人が少ない。
自粛ムードに輪をかけて外食に対する様々な批判が多く厳しい状況だ。最近は居酒屋も一工夫必要で、今まで空白の昼間の宴会を予約制で取るところもあると聞いた。
高齢化社会となり日中でも自由な活動が出来る人が増えているからという。
先日宅急便が5時半以降集荷をしなくなったことを初めて知った。
計画停電で、夕刻からベルトコンベアが動かないという。被災地ではまったく産業活動がストップしているのだから当然といえば当然の事だと思う。
それに反して建設業は忙しくなってきた。
被災地の復興作業はまだ着手できないのに、東京を始め関東一円のこの地震の被害修復工事や状況を打開するための建設投資、設備投資が自ずから発生している。
その上材料不足の職人不足と来ているので、多忙感は倍加して、おかしな事だが高揚感が溢れている状況だ。
この建設事情は、いわゆる景気を好循環にさせるものとは相違するが、本格的な復興事業が緒に付く助走になればよいがと思う。政治がうまくかみ合って動いてくれる事を祈りたい。
それにしても昨今の政治状況はどうだろう。
ここまで来ると語るに落ちるというか、話すのもイヤになるほどの体たらくで民主党政権の崩壊を思わせる。
”ディグニティ”などという言葉を忘れさせるような茶番劇。
以前はまだ委員会等でディベートする緊張感があったものだが、今はもう議論等というものはなく、国民に語り掛ける言葉も無くなって後はエゴむき出しの政争のみ。
恥というものを知らなくなった政治家が多くなった。左翼政権というのはこんなものかと思う。
テレビは今日も必死で生活する被災地の人たちの自助努力やボランティアの活動を伝えている。
2年程度前に宮城沖で地震の起こる確率は90%以上と報告されている。その時東海地震の確率は85%といわれていた。
色んな意味の対策と準備がどうしても必要になると思われる。