先週2日は、ウイークデイだったが、実質的には今日28日が休み明けの感じで、しかももう9月も終わりのラスト・マンデーとはなった。
毎年9月は雨が多かったように記憶しているが、今年は珍しく雨が少ないと思っていたら、又今週から少し降ってくるようである。
休みが続いたり、政権交代で様々な新しいことが起こる気配だが、この一ヶ月は実質的には何も進んでないような感じがして仕方がない。
私が関係している小さな公共工事もあるのだが、これも先行き不透明である。
これと平行して民間関係の話も、何となく進み具合がパッとしないように思う。
民主党内閣が始動し、八ツ場ダムやJALの経営はじめ多くの問題点が浮き彫りとなっているが一連の大臣の発言を聞いていて、これはいわゆる社会主義政権ではないかという印象を個人的には受ける。
休み明けにドル/円が90円を切り、一気に88円台をつけた。
藤井財務相の発言がきっかけと言う人もいるし、亀井金融相の徳政令発言で銀行の株価が下落、円高とあわせて日経平均株価は一時1万円を割り込んだと言う。
経済問題が急を告げる中、いささか心配ではある。
一昨年の日本の政界大連立のモデルと言われるドイツの連邦議会選挙が27日行われ、メンケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟が第一党となった。
FDP(自由民主党)とあわせ過半数となり、今までのSPD(社会民主党)との大連立は解消された。
ヨーロッパでは、フランスのサルコジ、イタリーのベルルスコーニと中道右派勢力が左派を抑えてきたが、これでドイツも右派政権となり、EUの流れもより市場主義へと加速されるだろう。
日本は、一周遅れの感が無きにしも非ずではないだろうか。
28日今日、自民党の総裁選挙が行われたが、余り盛り上がらずまずは妥当な結果となったようだ。
自民党政権が残した負の遺産を毎日流される中で、自ずから注目度は低くなっていかざるを得なかった。
しかしある意味中傷合戦の趣で、前向きな総裁選ではなかったと思う。
そんな中で、石原都知事と鳩山首相が環境問題で呉越同舟、オリンピック招致のためコペンハーゲンのIOC総会に立ち会うとの事である。
民主党はオリンピックに反対ではなかったか
呉越同舟の意味は本来単なる同床異夢ではなくて、立場を超えて助け合うことを言うのだそうだ。
危機に直面すれば団結する。
三党合意の民主党政権も、新しい自民党も中々まだ呉越同舟と言うところまでは、行かないような気がした昨今の情況ではあった。