覚え書きのようなもの・・・分室

私の好きな音楽のこと(主にクラシック)や日々の出来事、思ったことなどをつたない言葉で記してみます

レーグナーとベルリン放送響のブルックナー 交響曲第8番

2009年10月25日 | 音楽
・全曲で75分。この曲の演奏としては速い部類だと思います。特に速いのが第1楽章(12分34秒)と第2楽章(13分19秒)。もたれる演奏よりはサクサクと進んでくれる方が個人的にはいいのですが、さすがにこの第1楽章は速過ぎかなあ、という気もします。第2楽章も速いテンポには違いないのですが、スケルツォということもありますし、要所要所がビシビシ決まる鮮やかな指揮と演奏のおかげで違和感は感じませんでした。いやあ、この楽章の気迫は素晴らしいです。

・アダージョはごく標準的なテンポ。美しいオーケストラの響きと録音のおかげもありうっとりとさせてくれました。フィナーレも特別に速いわけではありませんが、キビキビとした快適なテンポで弛緩する事がありません。オーケストラもしっかりとよく鳴って充実した響きを聴かせてくれました。

・第1楽章をもう少しゆったりとやってくれていたら・・・とは思いますが、全体にキリッと引き締まった素晴らしい演奏だと思います。
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