えん罪・布川事件 国賠を求めてたたかう夫の傍で

えん罪を晴らし、普通の一市民に戻った夫。二度と冤罪が繰り返されないようにと、新たな闘いに挑む夫との日々を綴ります・・・。

後悔しないように・・・

2011-05-12 | 日記
夫に母の話をしたら、

「お袋の時と同じだ。我慢して言わないんだよな。それで、お袋は手遅れだったんだ・・・」

確かに、母も我慢強い人だ。
だけど、そうさせてしまった原因に心当たりがあるから辛いのだ・・・。
夫もきっと同じ思いがあるのだろう・・・。

「俺の方は大丈夫だから、最優先でお母さんに出来ることをしてやりなさい」

夫の言葉が嬉しかった・・・。


そんなこんなで落ち込んでいた私が、検査のために再度病院へ行くため、一昨日実家に泊りに行ったら、びっくりするほど母が「普通」に動いていた!
「大丈夫なの?」
「大丈夫だよ。お腹は痛くないよ。腰が痛いのは同じだけど・・・」とけろっとして言った(・・・ように見えた)

腰痛、腎臓からの出血、それによる貧血、排尿困難のためにウロバッグを装着していて、いろんな困難があるはずなのに・・・。


昨日、朝、八時前に家を出たのに、待ち時間の長い検査を終えて帰宅したのは午後になってしまった。
明らかに疲労感があるはずなのに、
「もう大丈夫だよ。帰りな。いろいろ忙しいんだろう?遅くなっちゃって悪かったな」と母が言った。
父が
「大変でも、最後まで面倒みてくれな。
 あー、あの時、もっとやってあげたかったな、なんて後悔しないようにじゅーぶん看てくれな、大変だろうけど。死んでから後悔しても遅いからな」と、
冗談いっぱいで笑いながら言った。
「そうだね。できることはじゅーぶんするつもりでいるから。そのために、仕事辞めたんだから。よかったねー、私が近くにいて」
と、私も笑いながら言葉を返した。
父と母の思いをひしひしと感じながら・・・。

父の病状もあまりよくなく、加えて母の現状。
判決も伸びていたことから、予定していた両親と夫と私の四人での初めての旅行は、しばらくお預けになりそうですが、
先ずは二人の体調回復のためにできるかぎりのことをすること、24日の判決を間にはさみながらになるが、やっていこうと思う。

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