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えん罪・布川事件 国賠を求めてたたかう夫の傍で

えん罪を晴らし、普通の一市民に戻った夫。二度と冤罪が繰り返されないようにと、新たな闘いに挑む夫との日々を綴ります・・・。

むか~しの宿題

2012-02-05 | 日記

        
             

 やっと40年前の「宿題」が終わった!
これまでに何度手にし、そのたびに裏面の「お話」が書いてなかった事を気にしてきたことか・・・。

 保育士(当時は保母)を目指していた学生時代、紙芝居作成の課題があり、期限までにやっと絵を描き終えるだけで精一杯だった。
未完成のまま先生に提出し、何とか単位を頂いた。
「あとでちゃんと完成させる」ことを条件に・・・。
でも、ずーっとそのままになっていたのを、40年経ってやっとその時間が取れるようになり、
「仕上げて見よう!」と思ったのだ。
何だか、そうしないと「前に進んで行けないような気がした」のだから不思議だ。
「中途半端のまま捨てたくない」という思いの方が近いかな・・・?
(裏紙は、カレンダーの後ろを使い、そこにパソコンで入力した「お話」をはりつけただけだけど・・・)

 でも、人生って必ず節目があるんだなって思う。
そして、区切りも。

 夫と出会うまで、長い間「保育の現場に戻りたい」と考えていた。
夫と利根町に住むという話が進んだ時も、利根町の保育園で働けるよう話してあげてもいい、と仰ってくださった方もいた。

 あれから、13年・・・。
もう、現場に戻ることはないだろうが・・・。
完成させて、やっと保育士の仕事への願望からも卒業できたような、そんな気持ちになっている・・・。

瀕死のドラセナ

2012-02-04 | 日記
友人からいただいたドラセナが寒さで瀕死状態。
夜間温度10度をたもつように、と書いてあるが、どうしても夜間も家を空けることが続いたので、この寒さに耐えられなかったのだろう。座敷に移動して様子を見ているが、どうかな…?「新しい家に」って頂いたのに、申し訳ない。
転居迄にあと一ヶ月。
何とか元気になって欲しいな…。
そして、友人たちが来たときに、
リビングで迎えて欲しいな。
「あの時のドラセナだよ。元気だよ」って。
今夜も寒くなりそうです…。

立春に思う…

2012-02-04 | 日記
 新しい家が決まり、いよいよ引越しの段取りを考え始めたが、行ってみて、先ずは家の周辺、庭の除草が最優先と判断。

夫が、
「家の中より、外だろう。これじゃ、近所に迷惑だよ!」と。

庭付きを求めた願望が叶った嬉しさを味わいながら、これから始まるであろう雑草とのたたかいを想像している…。

 草取りに没頭している私に、ご近所さんから先に声をかけていただいた。
「夫と改めてご挨拶に伺います」
と、答えながら、皆さんといい関係のお付き合いをしていきたいな…と思った。
母が、
「近くだったら草取りぐらいだったら手伝えるのにな」と、言い、
父も、
「暖かくなったら、いつでも草取りに行ってやるわ」と、言ってくれた。
間違いなく、夫も私も「家族」として認めてもらえている言葉だと、嬉しくて涙が出た。
折しも、その日は、父の外来受診日。
「先生、これであとどれくらい生きられるもんですかね」という質問をし、主治医がお決まりの「励まし」の返答をするような状態なのに…。
父に家を見てもらったら、
「やっと落ち着けるな。安心した。」
と、言ってくれた。

 13年前の「勘当」も、今となっては懐かしい思い出となった。
全ては、夫の生きる姿勢が両親の心を変えてくれたのだ。

来週には、私の娘も引越しの手伝いに来るという。
夫は、娘が帰ってきたときのことも考えて部屋割りを考えてくれている。
素直に嬉しく思う。

 そして、夫の親族との、利根町での集まりも計画が進んでいる。

 私たちの春は、夫の獄中詩で「春は2月に始まる」と表現されていたように、その訪れを立春の今日、改めて感じている…。

厳しい寒さの中で

2012-02-04 | 日記
 今週は、各地で雪の被害についての情報が連日続いた。
豪雪で屋根の雪降ろしが間に合わない、その雪降ろし作業中の事故で亡くなる人も。
幹線道路で、雪のために、何百台もの車が一昼夜立ち往生ということもあった。そして、大震災被災地では、防寒対策不足で、仮設住宅の住民が悲鳴を上げている。
福島の原発災害地の除染作業も大幅に遅れている…。療養に行ったはずの地で、雪崩が発生し、犠牲者も出てしまった。

 私たちの生活圏東関東でも、この間の寒さの厳しさを実体験している。
実家の生活も、氷点下7、8、8.5度。家の中でも0度、給湯器が使えなくなり、洗濯物が干す前に凍ってしまう。
母が痺れるような冷たい水で朝御飯の準備をする…。
昨日は、一日、お湯が使えなかった。

 私たちの引越し先も水戸市内なのに、給湯器の配管が凍結による亀裂で使用できないことが、確認に行ったその日に分かり、緊急に修理をお願いした。

 今日は立春。
早く春が来て欲しいと願うばかりだが、先日、夫と車で出掛けた折り、
窓外の山を観ながら
「ほら、春がもうすぐそこまで来てるよ。」
と、言った。
そして、
「刑務所は寒いだろうな…」と。
「私には、見えない。分かんない。」
と、私が答える。

毎年、この時期に必ず会話するこのやりとり。
でも、暖房のない刑務所の厳しい冬の生活の状況を、私も想像させられる…。

 私たちの新しい生活も、昨年、夫の思い出が詰まった実家を解体し、この間、私の住む団地に一時的に同居。
やっと、この団地から一戸建てに(当面は賃貸という形で)転居できることになった。

 間もなく、夫が「同居人ではなく、世帯主となる」新しい生活が始まります…。

寒いけれど

2012-01-30 | 日記


厳しい寒さにも「慣れて」きました。

父のCT検査のため、昨夜は城里の実家に泊まりました。
水戸と比べると、2度の気温差があり、ここ大寒に入ってからの寒さは殊の外厳しかったので、ある程度覚悟をして来たせいか、温度計を楽しんで見たりして、少し余裕でした

外と、居間(まだストーブをつけるまえ)の気温です。

祈る…、感謝・・・

2012-01-29 | 日記
「祈・再審無罪」と書いて作って貰った福ダルマ。
見事に、昨年、念願成就したため、今日、八幡神社に持って行って、お焚き上げをお願いしてきた。

普段、神仏にすがるような生活をしているわけではないのだが、やはり、セレモニーで使ったとは言え、高崎市のダルマ職人S氏に布川事件の話をし、事情を理解して作っていただいたもの。
しっかりと「両目を入れることの出来たダルマ」には、感謝の気持ちが自然に湧いてくる。
だから、丁寧に後の処理もさせていただこうと考えたからだ。

ずっと前の話だけど、夫が言ったことがあった。
「俺は、神も仏も信じない。神様や仏様が守ってくれると言うのなら、何故、こんな冤罪があるんだ!」(言葉が正確じゃないかな…?)
…と。
夫の気持ちは解る気がしたけれど、それでも、私達は日本の伝統行事を迎えるごとに、崇拝心のようなものが甦ってきて自然に両手を合わせているのも現実。

2000年正月、初めて、夫と初詣に行った成田山で、護魔木に「祈・再審」と私は書いた。
(夫も書いたような…)

願いは叶ったのだ。
…だから、素直な気持ちで今日、私は、ダルマを納めたあと、二礼、二拍手、一礼、してきた。

そして、ついでに、また、おみくじを。
『大吉』!だった。
歳守護の竜にしっかりと結わえて、また両手を合わせた…。

あの場所に行ったら、誰もそうなると思うんだけどな…。

あの時の出会いから

2012-01-28 | 日記
 今日、日本国民救援会茨城県本部の新年会があり、役割で受付係をした。

 あの時・・・
1998年1月。あの年の新年会も受付係だったな・・・と思い返している・・・。

あの新年会に参加しなければ、今の私はなかったかもしれないのだから、出会いって本当にタイミングなのだなって思う。

あれから14年目となった今年の新年会。

「桜井昌司」の、何でもプラス思考で、日々全力投球、輝いて生きる姿に惹かれ、私はついて来た。

もちろん救援会の皆さんと一緒に歩んできた時間でもあるのだが、なんと得るものが大きかったことか・・・。

 まだまだ人生の途中だけれど、「この選択でよかったんだ」と言える、そんな1年に今年もしていきたいと思う。


325円のために

2012-01-27 | 日記
処分品がまた出てきた。
子どもたちが中、高校生の頃読んだマンガ本だ。
夫と生活するようになり、すでに10年余が過ぎているので、ずっと「開かずの間」にあって、ほとんど新品同様。
これなら古本屋さんに持っていける!と考えた。

さて、どこに?と思って考えた所は、家のちかくの大きな「と●わ書店」というところ。

あるときの夫との会話。
「ねぇ、あの本屋さん、行ったことある?いつみても駐車場に車は少ないし、普通の本屋さんじゃないんじゃないかと思って。いかがわしいところ?」
「そんなことないよ。入ったことあるもの」
「でも、何だか入りづらいよね…」

その会話を思い出し、できれば近くで済ませたいとその本屋さんに行った。
相変わらず、広い駐車場に停まっている車は数台。
店内の客は3人ぐらいだったか・・・。
各々に本棚に向かって立ち読みしてる。3人とも男性だった。カウンターは店の入り口にはなく、奥まったところ。緊張して歩を進める途中、目をやると本にビニールがかかっているではないか!

やっぱり!

でも、引き返す訳にもいかず、カウンターに一人だけいた男性店員に、
「マンガを引き取ってもらえますか?」と聞いてみた。
「はい…」の雰囲気が何となくオカシイ…。
次の言葉が、
「あの…、少女マンガは引き取れないんですが…」

そこまで聞いたら、ニブイ私にも解った。
(少女マンガ、と言ってもらえたのは少し嬉しかったけれど・・・)
やっぱり、やっぱり、だったんです。

夫が「普通の本屋だよ」と言うのを信じたばかりに!
う~ん…

結局、遠くのブックオフに行って、ガソリン代掛けながら、結果33冊、325円。
え~!あんなにたくさん持って行ったのに。
少年漫画は30円、20円。少女マンガのほんの一部だけがは5円。他はみんな0円・・・。
そうか・・・。

でも、でも、あ~・・・また、新しい体験をしちゃった!

夫に、
「あの本屋さん、やっぱり『普通の本屋さん』じゃなかったよ!恥ずかしかったよ」と言ったら、
「そうだったかな?俺、いつ行ったんだっけかな?」・・・だって

『キリンの病院』(整形外科)へ

2012-01-24 | 日記
近くに「キリンの長い首に包帯を巻いた」看板を出している整形外科医院がある。
今日は、そこでお世話になった。

 昨日の午前中からなぜか左の背部に痛みがあって、夜は寝ていても苦しく、寝返りもできない状態だった。
朝になっても、よくなるどころか痛みは増すばかり。夫と一緒に出かけ、車の助手席に座っているだけでも、今までに経験したことのない苦痛があった。
またしても疲労骨折?と、不安いっぱいだったが、夫の
「病院へ行って来い」の言葉に
 
 イワレナクテモ、イク・・・()の心境に。

本当だったら、元の勤務先に行きたかったが、家から遠いこと、待ち時間が長いことを考え、車の運転もきついし、東京に行くという夫を水戸駅まで送り、その帰りに家から近い『キリンの病院』へ行ったのだった。

 初めての病院・・・
やっぱり緊張する。
レントゲンを撮るための姿勢もイタイ、イタイ・・・。
診察で押されるのもイタイ。
先生は、
「骨折はしていません。頸椎と脊椎の一部に少しだけど狭いところがあり、それが神経を刺激している『神経痛』です」と言った。

骨折じゃないということで安心はしたが、温熱療法と電気治療を受けてもほとんど効果なし。
痛み止めで、やっと少し軽減・・・。

思い当たることは・・・
頸椎は交通事故の後遺症で、もともと持っている持病。
そこに、このところ集中して押入れの整理を始め、重いものを持って4階の階段を上がったり降りたり、実家に運んで蔵の2階に運んだり、ふだん怠け者の私にしては動きすぎたのかもしれない

「安静が必要ですか?」
「寝ていろと言っても、つらいでしょう?一番楽な姿勢をとって・・・」

???

というわけで、主(夫)不在の座イスに、ふんぞり返ってテレビを見ています


キリンの病院・・・
子どもたちには親しみやすい看板ですが、平日の午後だったせいもあって患者さんは年配者がほとんど。(高校生の男子が1名いたけれど)
たまに違った病院もいいものです。総合病院とは違ったスタッフと患者の距離感が近いあったかい雰囲気を味わって来ました