関東地方に初雪。
北海道では、氷点下30度にもなったというその日、私は実家にいた。
雪の予報を聞きながらの朝の目覚めは何となくドキドキする。
雪の朝は、いつもと違う静寂さと肩あたりのひんやり感を布団の中で感じ、
起き出してカーテンを開けるその手にもいつもと違う緊張が走る。
その朝、そっと、カーテンを開けて見えた外は確かに雪が降っていて、うっすらと地面が雪で覆われていた。
でも、そうこうしているうちにそれは霙に変って、庭の雪はすぐに洗い流されてしまった。
雨の中に大きな雪が混じって、その霙は一日中降ったりやんだりしていた。
いつもだったら
「雪が積もんないうちに早く帰ったほうがいいよ」という母も、今回は「積もらない」と思ったらしく何も言わなかった。
私は、母と古いアルバムを見たり、「陶板浴」にきた友人と懐かしい話をしたりして過ごした。
父が、私の友人が来るということで、庭を掃いたりしていたがいつの間にか姿が見えなくなりどうしたのかと思ったら、
「寒くてだめだ。調子も悪いんだ。」と寝室に籠ってしまった。
普段だったら、友人とおしゃべりしたがる父なのに、やはり寒さは体力がなくなってきている父にはきつかったようだ。
あげくに、「sakurai君に悪いから、早く帰れ」と言う。
そんな、部屋に籠りっきりの父に言われて帰る気にもなれずに、幸い夫は水戸に帰れないときだったので、その夜も泊まることにしたのだが、
母に、
「こんなに一日中布団の中ってこと、今までにあった?」と聞いたら、
「そんなこと無いけど、寒いからな」と言う。
確かに「体調が悪い」病人に堪える寒さだった。
その面では、「陶板浴」は、父も絶賛するように今の体力を維持しつづけるのに良い効果をもたらしているようだが・・・。
水戸に戻って、冷たい雨の降り続く外を見ながら、ふっと「今日はどうしているかな」と、今、考えている・・・。
北海道では、氷点下30度にもなったというその日、私は実家にいた。
雪の予報を聞きながらの朝の目覚めは何となくドキドキする。
雪の朝は、いつもと違う静寂さと肩あたりのひんやり感を布団の中で感じ、
起き出してカーテンを開けるその手にもいつもと違う緊張が走る。
その朝、そっと、カーテンを開けて見えた外は確かに雪が降っていて、うっすらと地面が雪で覆われていた。
でも、そうこうしているうちにそれは霙に変って、庭の雪はすぐに洗い流されてしまった。
雨の中に大きな雪が混じって、その霙は一日中降ったりやんだりしていた。
いつもだったら
「雪が積もんないうちに早く帰ったほうがいいよ」という母も、今回は「積もらない」と思ったらしく何も言わなかった。
私は、母と古いアルバムを見たり、「陶板浴」にきた友人と懐かしい話をしたりして過ごした。
父が、私の友人が来るということで、庭を掃いたりしていたがいつの間にか姿が見えなくなりどうしたのかと思ったら、
「寒くてだめだ。調子も悪いんだ。」と寝室に籠ってしまった。
普段だったら、友人とおしゃべりしたがる父なのに、やはり寒さは体力がなくなってきている父にはきつかったようだ。
あげくに、「sakurai君に悪いから、早く帰れ」と言う。
そんな、部屋に籠りっきりの父に言われて帰る気にもなれずに、幸い夫は水戸に帰れないときだったので、その夜も泊まることにしたのだが、
母に、
「こんなに一日中布団の中ってこと、今までにあった?」と聞いたら、
「そんなこと無いけど、寒いからな」と言う。
確かに「体調が悪い」病人に堪える寒さだった。
その面では、「陶板浴」は、父も絶賛するように今の体力を維持しつづけるのに良い効果をもたらしているようだが・・・。
水戸に戻って、冷たい雨の降り続く外を見ながら、ふっと「今日はどうしているかな」と、今、考えている・・・。