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東日本大震災:福島原発事故、風化させるな 酪農家・長谷川さん講演−−高松 /香川

2012年06月17日 | 毎日新聞
 ◇「飯舘村であの日、何が起きたのか」

 福島第1原発事故で計画的避難区域に指定されている福島県飯舘村の酪農家、長谷川健一さん(59)が16日、「飯舘村であの日、何が起きたのか」と題し、高松市片原町の市生涯学習センターで講演。「大飯原発(福井県)が安全対策を先送りして再稼働されようとしている。福島の原発事故を風化させてはならない」と訴えた。【馬渕晶子】

 被災者の一時避難や移住を支援している「福島の子どもたち香川へおいでプロジェクト」(渡辺さと子代表)が主催した。

 地域の区長も務める長谷川さんは、事故直後から住民に屋内避難などを呼び掛けたという。しかし、原子力保安院などは政府が計画的避難区域の村全域指定を発表する直前まで安全説法を繰り返し、子どもたちは外で遊んでいたなどと、国への不信感を吐露した。

 また、放射線汚染について「原発は国策なのに事故対応の準備は何もされていない」と、効果的な除染方法さえ確立されていない現状を批判。除染できない可能性も踏まえ「子どもや若者は村に帰るべきでない」と話した。



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