放射能除去と骨炭 一筋の光

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ホタル生態環境館のホタルの奇形出現

2012年07月25日 | シエア

公開日: | 投稿者: 下村博文

板橋区ホタル生態環境館でゲンジホタルの夜間一般公開が22日から始まり何年かぶりに行ってみる。

 

ここのゲンジホタルは福島県大熊町を故郷にするもので、平成元年に大熊町から約3000個の卵を採取し、世代交代を繰り返し今年で23世代目になるという。

 

夜8時ごろ温室に入ると約3000匹いるホタルが乱舞していた。幻想的でありまた光がやわらかく、癒される蛍の光だ。子供の頃、家の前の田んぼを数匹のホタルが舞うのはあったが、20畳程の温室で約3000匹のホタルが飛んでいるのは圧巻だ。

 

ホタルは外部から0.5マイクロシーベルト/h以上の放射線を浴びると光らなくなる。非常にきれいな環境でなければ生きていけない。現在残念ながら、大熊町ではホタルを見ることができないという。

 

ホタル生態環境館で阿部宣男さんに話を聞く。その板橋でもホタルに奇形が生まれている。放射線の影響だそうだ。

 

そのために、阿部さんはナノ純銀粒子による放射性物質の低減実験を行っている。環境に敏感なホタルやクロマルハナバチ再生等でカビ、病原性大腸菌、ウィルス対策としてこれまでもナノ純銀粒子(抗菌メカニズム)及び担持材を研究して10年になるが、これが放射性物質にも効果があることがわかったという。

 

これまでの除染の方法ではなく、放射線量そのものを低減し無害化する方法であるが、文科省や原子力研究開発機構などの理解か得られず、あまり進んでないという。

 

消滅しつつあるホタルを見に行った私も、阿部さんの話を聞き放射線量の低減や無害化に向け勉強し、国会で質問することにした。



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