バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

作業は遅れ、残業を断れ… ない

2021年03月24日 18時34分18秒 | 仕分け作業(夜勤)
“機械を使って一つ一つの荷物を仕分けするポジション”とは… 腕には“指先でタッチして操作するスマホのような機械”を、人差し指&中指には“赤い光線を出すカブトムシ(メス)のような機械”を装着、親指でカブトムシを押して光線を発射、仕分け用の記号シールが貼られた荷物のコードを「ピッ」と読んで、その記号と同じ“仕分け用の大きな箱”のコードを「ピッ」と読んで収納… それを何百回(いや、千回以上!?)繰り返すポジションのことである。

“仕分け用の大きな箱”を例えるならば… 昔からホームセンターなどで売られているヒット商品“3段カラーボックス”の化け物のようなものである。ちなみに1段=1マスのサイズは、縦と横が1.5倍(松井の目視によるものです)、奥行きが2.5倍(あくまでも松井の目視です)もあり… それが1区画に60マス以上もあるのだ。それを一人で2区画、3区画… あるいはそれ以上の区画を担当させられるのが当たり前になっている。

さらに、最近は“飲料水1ケース(ペットボトル何十本入り)”を扱うようになり… それらは“仕分け用の大きな箱”に収納せず、各区画の端に置かれている運搬車の上に載せておくのだが… 当然、各荷物がどんな順番で流れてくるか分からないし、そのスペースが狭いので、重い荷物を一つ一つ何も考えずに積み上げることになってしまうのだが… それが、その後の“トラックへ荷物を渡すための作業”に悪影響を及ぼしてしまう。

その作業では、“配送車一台分ずつ(指定された区域への配送物ごとに)”分けて運搬車一台一台に載せなければならず… その区画で“仕分け作業”をした人ならばまだしも、他のポジションから来た人には「どこに何があるのかサッパリ」なので、山のように積み上げられた重量物の中から宝探しするような感じになってしまうのである。だから、「これじゃない… これでもない… ない… ない… あった~!」と、一番下から出てくることも珍しくない。

最近は、ずっとそんな感じ… 一時期よりも時間が掛かるようになったので、正社員から「残業をお願いできますか?」と聞かれることが多い。昨夜も、その“トラックへ荷物を渡すための作業”の真っ最中… 先週、たまたま私と出身地が同じであることが判明、「週末に里帰りする」と言っていた女性正社員と目が合ったので、「あっ! お土産は?」と冗談を言いながら手を出したところ、「残業というお土産を…」と言われ… 「はぁ~??? そんなもん、いらんわぃ!」と笑いながら受け取ってしまった私である。ハハハ…

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