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バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

良くも悪くもお年寄り

2016年09月30日 18時31分04秒 | バス運転士
今日の午前中は、営業所前ターミナルを起点に“南東方面”へ4往復半、“北東方面”へ1往復の合わせて5往復半を走ったのだが… 最初の発車前に、ふと「何人くらいが、運転士に“おはようございます”“お願いします”などと声を掛けてくれるのか… 数えてみよう」と思った。

しかし、このボケ脳のこと… 乗客の数が20人を超えたあたりから怪しくなり… それと同時に“声を掛けてくれた人”の数を覚えておくなんて無理な話で… 結局、「ザッと見たところ、乗客は何人くらいで… その内、声を掛けてくれたのは何人くらいだったはずだ」ということになってしまった。

ちなみに、その大雑把な結果は… 乗客数だいたい230人の内、声を掛けてくれたのは30人くらい(13%)であった。1本目の乗客は、ほとんど生徒さん&生徒くんだったので、満員だった割に“声掛け”が3人くらいと少なかった… が、2本目以後、1便当たりの乗客数は減ったものの、お年寄りの割合が増えるに連れて“声掛け”も増えた印象が… 多分、30人中20人以上がお年寄りだと思われる。有り難いことで…

また、そのような“挨拶系”ではなく“質問系”の声掛けが多いのもお年寄りで… 今朝も、あるバス停に立っていたお婆さんが「○○図書館、行く?」と言ったので、「そっちの方へは行かないんですよぉ〜」と答えたら… お婆さんの背後で待っていたお爺さんが“お年寄り専用フリーパス”を「ピッ」とやりながら「△△公園、行くよねぇ?」と… ○○図書館と△△公園は同じ方向なので、私は「いえ、この先を曲がらずに真っ直ぐ行ってしまうので…」と答えた。

すると、お爺さんが「あれ? そうか… あっ! 今、これ… ピッとやっちゃったけど、大丈夫?」と言ったので、既に“まったりモード”だった私は「はい、大丈夫ですよ」と答えながら、ゆっくりと発車したのだった… ま、考えてみれば… 良くも悪くも… 「このブログの存続は、お年寄りに懸かっている!」と言っても過言ではないのかもしれないなぁ〜(とか何とか言いながら… お姉さんが一番だろ? ハハハ…)

バス停に立っていた人影は…

2016年09月29日 22時22分47秒 | バス運転士
あるバス停に接近中… 3つの人影を確認した。その内の1つはバス停から道路へ身を乗り出すように立って手を振っていたので、私は「なにも、そこまでしなくても… ん? いやいや、私のような運転士がボォ~ッとしていても、そこまでやってくれていれば我に返ることができるかもしれないもんなぁ~」と思った。

そして、左ウインカーを出すと同時に減速を開始… と、その時! 身を乗り出している人の視線が私のバスに向いていないことと、私のバスを右車線から追い抜いたタクシーの存在に気が付いた。私が「まさか!?」と思う間もなく、タクシーはハザードランプを点滅させながらバス停の10mくらい前方で停止したのだった。

私は「なんだよぉ~ この人はタクシーを待っていたのかぁ~」と思いながら、残る2人を乗せるためにバス停で止… 止… 止まる必要がなくなってしまった。なぜならば、ベンチに座っていた2人もタクシーの方へ歩き出したからである。私は「なんなんだよぉ~ 3人全員がタクシー待ちだったのかよぉ~」と思った。

そうそう、バス停のベンチには、いろんな人が座って休憩しているんだよねぇ~ 犬の散歩の途中だったり、ジョギングの途中だったり… 本を読んでいたり、仲間と喋っていたり… 先日の朝には、ベンチで寝ているお爺さんがいた。1回目の7時台には、止まって扉を開けたけれど… 2回目の9時台には、止まらずに通過した。まさか… そのベンチを土台として“段ボールの一軒家”を建てたりしないだろうなぁ~(そりゃ、老後のオマエだろ? ハハハ…)


自分にアレで他人にアレな…

2016年09月28日 19時10分19秒 | バス運転士
毎回、運転士ミーティングで配られる資料の中には“トップ(洗剤ではない!)の言葉”が載っているのだが… 今月は「終点とは最終のバス停である。そこから1ミリたりとも動くことなく車内チェックをすること!」という内容が含まれていた。“1ミリたりとも”とは、こりゃまた厳しい言い方で… 私は「はぁ?」と思った。

まさか、忘れたわけじゃあるまいなぁ〜 いつかココに書いたけれど… 前述のような厳しい言い方をする人が、“発車しようとしたバスを止めて駆け込み乗車した”ことを… お言葉を返させていただくならば「自分が乗りたいバスの発車時刻に“1秒たりとも”遅れて来るな!」である。ニャハハ…

ん? 誰だって、自分に甘いところはあるだろうって? ふむ、それはそれで仕方がないと思うのだが、よりによって“自分の会社の人間が運転している”と分かっているバスでやらなくても… 下の人間にも“甘く優しく”接するならばともかく、厳しく接するならば、そういう面を見せない(出来れば、公私ともにやらない)努力をしてもらいたい。それをやらないということは、ただの“自分にアレで他人にアレ”な… と思われても仕方がないではないか。

ごく普通に「先月、弊社で車内閉じ込め事案が発生したので、終点では必ず車内チェックせよ」と言えばいいのに… 終点に限らず、バス停では“やったことがない人間には想像できない様々な状況”に遭遇するので、“少し動いて”事なきを得る場合も多々あるのに“1ミリたりとも”とは… ♪パパラパッパラァ〜! 松井は1枚の“強固な鎧”を手に入れ、レベルが1つ上がった。(はぁ? “頑固な頭”と“下がった”の間違いだろ!? ハハハ…)

ストレスチェックの読書感想文?

2016年09月27日 20時00分03秒 | バス運転士
ちょっと前に提出した“ストレスチェック”の結果が届いていた。その文章を読んで感じた… というか、思い出したことがある。それは、子供の頃にゲームセンターでやった“コンピューター占い”の結果で… 言っていることが曖昧というか何というか… 「だから何なんだよ! もう、どうでもいいわぃ!」と思える内容だったからである。(ちなみに、たまたま一緒にいた運転士さんの結果を見せてもらったのだが… 最初から最後まで、まったく同じ文章であった)

今回、私は“記入後のストレスチェック受検用紙”をコピーしておいたので、結果と照らし合わせてみたのだが… やはり「どうでもいい」内容であることを確認できた。私が「たくさんの仕事」「時間内に処理できない」「一生懸命働く」「注意を集中する」「いつも仕事のことを考え」という項目で“そうだ”または“まあそうだ”を選択したので、それがそのまま文章に出ているだけだったし…

また、私が「自分のペースで」「自分でやり方を決める」「自分の意見を反映」という項目で“ちがう”を選択したので、「仕事のコントロール度が低いようです」という結果が… そんなこと、言われなくても分かっている。自分が定刻で走ろうとしているのに、違法駐車・道路工事・駆け込み乗車・突然の質問などなど… そんなの、自分でコントロールできるわけないぢゃんねぇ~! ハハハ…

最後に「(仕事のコントロール度が低くならないようにすることが)無理な場合は、仕事からストレスを多く受けていることを自覚して、勤務時間外や休日は仕事を持ち帰らず、リフレッシュに努めましょう」と… さすがに、バスの運転士が“仕事を持ち帰る”のは無理だけど… その代わり、“休日出勤をもっと頻繁に断ってもいい”ってことなのかなぁ~??? なんちゃってぇ~(そんなことやったら上司が泣… 否、怒るぞぉ~!)


お婆さんとおばさんと私で…

2016年09月26日 23時00分24秒 | バス運転士
先日、某総合駅で15~16人を乗せた後… バスに乗らずに立っているお婆さんがいたので、私は「あぁ、他系統バスを待っているんだ」と思ったのだが… しばらくして、そのお婆さんから「このバスは○○館に行く?」と聞かれたので、私は「いいえ、行かないんですよぉ~」と答えた。

すると、今度は「区役所に行く?」と聞かれたので、「はい、区役所ならば行きますよ」と答えたのだが… バスに乗ろうとしたお婆さんの雰囲気が“ちょっと怪しかった”ので、「○○館には行きませんけど、よろしいですか?」と念を押したところ、お婆さんはバスに乗るのを止めたので、私は「やっぱり…」と思った。

んが! その時、他系統バスを待っていたと思われるおばさんが「どこへ行きたいの?」とお婆さんに声を掛けてくれちゃったりして… そこで再びお婆さんが「区役所」と言い、おばさんが私に「区役所、行きますか?」と尋ね、私は「行きますけど、○○館に行きたいようなので…」と答えた。

すると、おばさんが「このバスは○○館へ行かないの?」と言ったので、私は「えぇ、行かないんです」と答え… さらに、おばさんが「○○館へ行くバスは、どこから出るの?」と言ったので、私は「乗り場はココなので、ココで待っていて下さい」と答えたのだが…

何をどう聞いたらそうなるのか… おばさんが「○○館、行くってよ!」と言いながら、お婆さんをバスに乗せようとしたので、驚いた私は「いえいえ、このバスは行きません! ココで待ってて下さい!」と言いながら、「まったくぅ~ 3人でコントをやってるんじゃないんだからぁ~」と心の中で笑ってしまったのだった…