バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

誰かが伝える? 誰も伝えない!

2020年05月31日 18時07分09秒 | 仕分け作業(夜勤)
仕分け作業・第一ラウンド終了から、トラックに荷物を渡すための作業が開始されるまでの間は… 正社員から“仕分け時に機械でチェックできていない荷物”のリストを渡されるので、我々は該当する荷物を探して「ピッ」とチェックすることになっている。もしも荷物が見つからなければ、リストに“×などの印”を付けてリストを返却する。荷物が見つからない原因はいくつかあるのだが… “どこか他の場所に紛れ込んでいる(=我々が仕分けしている場所に流れてきていない)”場合が多い。

以前は、その再チェック作業がしっかりと行われてから、トラックに荷物を渡すための作業が開始されていたのだが… いつ頃からか“いつの間にか始まっている”ことが当たり前になってしまった。そう、私がチェックミスの荷物を探している最中なのに、他の仲間がやって来て“トラックに荷物を渡すための作業”を開始するのだ(もちろん、その逆もある!)。その度に「おいおい… 完全放置かよ。今、私がやっていることは何なんだ? 無意味なのか? だったら二度とやらんぞ!」と… 思っているのは私だけではなさそうである。

“荷物が多かった”などの理由で仕分け作業の終了が遅れたエリアは、その後の“トラックに荷物を渡すための作業”の開始も遅くなるので、正社員から「このエリアは、まだ開始しないで下さい」と言われ、そのエリアの担当者はしばらく待つことになるのだが… 先日、私は「まだかなぁ?」と思いながら待って待って待っていて… たまたま目の前を通った正社員に「まだですか?」と尋ねたところ、実に軽く「いいですよ」と言われたのだった。なんじゃそりゃ!? もしも、そこで私が声を掛けていなければ、もっと無駄な時間を過ごしていたことに…

なぜ、そうなってしまうのか? 弊社には「一人一人がリーダーであるという自覚を持って~」みたいな考えがあり… 何となく聞こえはいいけれど、逆に「私がやらなくても、誰かがやってくれる」と思ってしまう可能性もありそうだ。だから、今回の件も… 正社員全員が「誰かが伝えただろう」と思ってしまい、結果的に誰も伝えていないという… 他の場面も含めて、こういうことが日常茶飯事なのだ。ということで、今月の“誕生日カード”の中の一枚(一段階上の正社員の一人)に「船頭多くして船山に上る」と書いた私だが… ここの場合は「船頭もどき多くして船海底に沈む」かもね。ハハハ…(このボケは… いよいよクビだな。ハハハ…)


貸切コンベアー!?

2020年05月30日 20時46分34秒 | 仕分け作業(夜勤)
昨日の朝の“仕分け作業・第二ラウンド”で、まずは第一ラウンドよりも少ない人数で大忙しの仕分け作業… 約1時間後に、私よりも30分早い組が終業時刻を迎え… それから30分後に、私と同じ終業時刻の人たちがポジションから外れ… あるラインの“コンベアーから荷物を取り上げるポジション”には、1時間の残業を承諾した私一人になってしまった。

第一ラウンドよりもコンベアーの速度が遅くなった(秒速30cmくらい?)とはいえ、通常は一人で2~3区画を担当するところ10区画(30~40m?)を担当… 最下流の区画の荷物を棚の上に載せてから上流へ戻ろうとした時には、すでに荷物の波が押し寄せていて… とてもじゃないが間に合わないのである。そこで迷わず“例の赤い紐”を引っ張る私であった…

各組の終業時刻に一旦はコンベアーが止まるので、その度に作業員が減っていることは正社員も分かっているはず… それなのに“現場の状況”の確認にも来ないでコンベアーを再稼働させ、大量の荷物を流し始めるのである。さすがに、私が赤い紐を引っ張ってコンベアーを止めた時には正社員がやって来たのだが… 紐によってOFFになったスイッチをONに直したら、グチャグチャになっている荷物の方には目もくれず消えたのだった…

私には初めての経験だったのだが… 職場仲間の何人かに聞いたところ、こんなことは日常茶飯事だそうだ。ま、これまでの正社員の言動や行動を見ていれば、不思議でも何でもないのだが… 私だけでなく、大半の作業員が「アホらしくて真面目にやっとれん」と思っているに違いない。とはいえ… 目の前に荷物が流れてくると、ついつい手が出てしまうんだよねぇ~ どんなにバテバテでも、飛んでくるテニスボールを見ると走ってしまうように… ね。ハハハ…


仕分け作業の変化

2020年05月29日 18時14分06秒 | 仕分け作業(夜勤)
昨年、仕分け作業を始めた頃は… ダンボール箱の種類が少なく、大きな段ボール箱も少なく、茶色い封筒なんて数えるほどしかなく… 中身の形状や重さが様々で扱いに困る白い封筒なんて存在しなかった。だから、仕分け用の大きな箱(各区画に約60個、マンションの部屋のように積み並べられていて、箱の開口部は上ではなく横である)へ荷物を詰める時は、「段ボール箱を立てて入れる」という基本を守っていれば、そんなに困ることはなかった。

ところが、徐々に茶色い封筒が増えて、白い封筒が登場して、いつ頃からか両者が急激に増えて… 我々夜勤組が何度「仕分け作業がやりにくいから、封筒類は後回しにしてくれ!」と言っても無視され続けていたのに、昼勤組は“ずっと前から封筒は後回しにしてもらっていた”という差別を受けながらも、我々は大人しく… 否、ブーブー言いながら段ボール箱の何倍もの数の封筒を処理する毎日を送っている。

また、段ボール箱の詰め方にも変化があった。“縦・横・高さの中で最も長い辺”が仕分け用の大きな箱の天地一杯になる場合は、これまで通り立てて入れることに変わりはないのだが… どの辺も天地に届かない小さな段ボール箱は「立てずに平積みしておいて、天地一杯になったら奥へ突っ込む!」ようになった。イメージとしては… コンビニ弁当を一つ一つ重ねていって、5~6個になった段階で奥へ押し込むという感じかなぁ…???

そうすれば「その後は、その箱に触る必要がない(=時間の無駄がない)」と“正社員が作った写真付きの作業説明書”には書いてあるのだが… そんな簡単な話はどこにもないんだよねぇ~ 最後の最後に、仕分け用の大きな箱(開口部の縦が約50cm、横が約70cm、奥行きが約90cmくらい?)の“奥行き一杯”の長~~~い箱が流れてくることも珍しくない(奥に突っ込んだ箱を出して、入れ直さなければならない)からである。それに… その説明書には封筒のことが一切書かれていないし、写真にも写っておらず… まるで“クリ●プを入れないコーヒー”である。(例えが古い!)


緊急事態宣言が解除されて…

2020年05月28日 18時42分47秒 | いろいろ
緊急事態宣言中はテニススクールが休みだったので、その時間を使って“一年以上も中断している部屋の片付け”を… やらず、未鑑賞だったDVD(テレビ放映全話モノ)を見て過ごしてしまった。元々出無精な私だし… “常に体を動かしている仕事”は変化がなかった(むしろ残業が増えたほどだった)し… おまけに、通勤電車が空いていたので、逆にストレスが軽減されていた。今後、在宅勤務や自宅学習だった人たちが乗るようになったら、一気にストレスが…???

先週、「先週からしっかりと昼寝ができる日が多くなった」という話を書いたけれど… 今週はダメダメである。一度もしっかりと昼寝ができていないのだ。なぜか… 緊急事態宣言が解除されて、自宅周辺の生活音が戻ってきたからだろうか? 町工場から聞こえる金属を叩く音… 自宅前の道路を行き来する人や車の増加… 隣接している会社を出入りするトラックの復活などなど… 気にならなくなっていた音が気になるようになってしまったのかもしれない。また慣れるまでに時間が…???

ん? 寝られなくなった理由は他にあるんじゃないかって? 何ナニ? 自分よりもずっと若い女性たちが増えた職場で、ちょっとした会話をする機会が増えてウキウキルンルンの毎日… ひょっとして“恋の病”に陥ったんじゃないかって!? いやいや、私が陥るとしたら“変な病”だろうなぁ~ ハハハ…(いやいや、ホントに… もしも、マスク着用だのソーシャルディスタンスだのと言われてなかったら… オマエは“昇天の毎日”だったかもな。ハハハ…)


何度も何度も何度も何度も…

2020年05月27日 18時00分14秒 | 仕分け作業(夜勤)
一昨日の夜、ある女性から「私たち、同じ地域で作業したことが一度もないですよねぇ? なんでですかねぇ?」と言われたので、「きっと、二人が一緒にならないように、正社員が意地悪してるんだよ」と答えて笑ったところ… 昨夜、同じ地域に配置されていたので「昨日、我々の会話を聞いていたのかな?」「言ってみるもんですね」と言いながら笑った… そんな出来事から始まった勤務時間は、またもや女性たちとのちょっとした会話が多く、楽しく過ごすことができたのだった。

さて、朝方に行われた“仕分け作業・第二ラウンド”では… 相変わらず“荷物を流した数値”が欲しいのか、第一ラウンドよりも少ない作業員にもかかわらず流れが激しく… 加えてコンベアーの構造に問題ありあり(「素人に作らせたのか?」と思わせるほど)で、何度も何度も何度も何度も途中で荷物が詰まり… 時には、コンベアーから荷物がこぼれ落ち… その度に、自分の持ち場を離れて“事故現場”へ向かったのだが… 詰まりを解消させた後は、詰まっていた大量の荷物が一気に流れ… とてもじゃないがまともな作業ができないのである。

最初のうちは「よくもまぁ、ここまで滅茶苦茶に流せるもんだなぁ~」と呆れて戦意喪失… 半笑いしながら作業を続けていたのだが… いい加減に腹が立ってきたので、私は“赤い糸”をブチッと切って…(オマエには、生まれつき“赤い糸”なんてないだろうなぁ~ ハハハ…) 否、コンベアーの上空(作業員の目線くらいの高さ)に張ってある“緊急停止用の赤い紐”をグイッと引っ張ってコンベアーを止め、警報音を鳴り響かせた。

我々は「コンベアー上でグチャグチャになっている大量の荷物を整理してから再スタートだな」と思っているのだが、そんな時でも正社員は“流した荷物の数値”に固執しているようで、すぐにコンベアーは再スタート… 「こんな状況でまともに作業を続けるなんて無理だろうがぁ~」と思いながら作業を続行、同じ“現場”で事故発生、“事故処理”が終わると同時に荷物の激流に襲われグチャグチャ… その繰り返し! あの赤い紐は、一度やると癖になるようで、その後、私は何度も何度も何度も何度も「このヤロー!」と引っ張って止めたのだった。(それは… ポンコツなコンベアーや正社員に対してではなく… “赤い糸”に対する感情だったりして!? ハハハ…)