バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

ピチピチだった箱がクタクタに…

2022年09月06日 18時22分26秒 | 仕分け作業(夜勤)
出荷元の倉庫から我が仕分け倉庫へは、すぐに配達へ回せる荷物も、翌日配達などの指定がされている荷物も一緒に積み込まれてくる。それらの荷物を一つ一つ確認してから仕分け作業をやっていては余計な時間がかかってしまうので、とりあえず搬入された荷物はすべてコンベアーに載せて、仕分け用シールを貼ることになる。まぁ… 搬入された時点で潰れている段ボール箱や破れている封筒も多々あるのだが…。。。

そこで、翌日配達などの荷物には「まだ配達へ回さないよ!」という意味のエラーシールが貼られるので、荷物を流し始める場所で回収するのだが… そういう荷物がポツリポツリと出てくる場合は丁寧に対処できるけれど、運搬車一台分ほとんどがエラーだった場合はそうもいかず… 空の運搬車に次々と積み込まなければならないので、そこで潰れる段ボール箱やグシャグシャになる封筒も出てきてしまう。

また、無事にコンベアーで流れていった段ボール箱や封筒類も安心はできない。コンベアーの途中で大量の荷物が詰まってしまい、そこで段ボール箱や封筒類がグシャグシャグシャグシャ… 当然のことながら、そこで大破する荷物もある。重くて大きな段ボール箱から軽くて小さな封筒類まで一緒に流れているので、それが一塊になったら… 無防備な茶封筒はひとたまりもないのである。

さらに、そこも無事に通り抜けて仕分けされる段階になったとしても安心はできない。前述した通り、重い荷物も軽い荷物も一緒に仕分けなければならないので、軽い箱に上に重い箱が積み上げられて下の箱が潰れたり… “仕分け用の大きな箱”に入れられた封筒類が、段ボール箱でグイグイ押されたりすることも… あぁ、先日の“無造作に茶封筒へ入れられていた細長い乾燥パスタ”は無事に届いたのだろうか?

その後、“トラックへ荷物を渡すための作業”では“仕分け用の大きな箱”が、ドスンと落とされガツンと積まれ、箱の向きはあっちへこっちへと変化、“天地無用”なんて完全無視… 段ボール箱と封筒類がシャッフルされるのだ。う~む… どう考えても乾燥パスタが無事に配達されるとは思えない。そんな時、いつも私は「こういう作業風景を、胸を張ってお客様に見せられるだろうか? いや、見せられないよなぁ~」と思ってしまう。

さらにさらに、一度は配達へ回されたけれど、不在などで戻ってきた荷物は… 前述の作業を繰り返すことになるので、そういう荷物がどのように劣化していくかは、ご想像にお任せします。もちろん、我々ができる範囲で修復してはいるものの、すべてのサイズの箱や封筒が準備されていないので限界があるのだ。もっと言えば、配達できずに戻ってきた日が雨だったりすると、箱はクタクタのボロボロ… 今の私のようになってしまうのである。ハハハ…(そりゃ、受け取り拒否だわなぁ~)

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