バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

生徒諸君!?

2015年11月30日 20時51分42秒 | バス運転士
朝6時台後半… 始発から約20分後の某駅発☆☆駅行きを久々に担当した。某駅の発車時刻2分前には乗客ゼロ… というか、バス乗り場には猫の子一匹おらず… 「あれぇ~? こんなんだったっけ!?」と思っているうちに発車時刻1分前… と、その時! 1台のバスが駅前交差点の赤信号で止まった。

それを見た私は「あぁ~ 営業所前ターミナルから来たバスかぁ… いつも1人の生徒さんが、この☆☆行きのバスに乗り継ぎするんだっけ…」と思い出した。間もなく信号が変わり、そのバスが某駅ロータリーの反対側に到着… 私は、降車停から走って来た生徒さん1人だけを乗せて、定刻に某駅を発車した。

各バス停で老若男女(生徒くん&生徒さんが、他の時間と比べて多い!)を乗せながら、あるバス停に到着… そこで4~5人が乗った。と思ったら、最後に乗った可愛い生徒さんがアタフタしながら降りてしまったので、ついつい声を… 否、「忘れ物ですか?」と声を掛けようとしたのだが、逃げられてしまった。(きっと、身の危険を感じたんだよ!)

その折り返し… ☆☆駅ターミナルの乗り場で発車時刻1分前となった時、私は「ちょうど青信号でスタートできそうだ」と思っていた。そこへ、1人の生徒くんが、私のバスをチラチラ見ながら右前方から歩いてきて… 私が「乗るなら早くしてちょ~」と思った瞬間! 彼は「チャリンチャリ~ン!」と、銀色の硬貨2枚を落としてしまったのである。

路面に落ちた硬貨を拾っている姿を見ながら、私が「おいおい… まだ間に合うから急げぇ~!」と思った瞬間! 再び「チャリンチャリ~ン!」と落としたのだった…(まさか… わざとやっとるんちゃうやろなぁ~!?) しかし、なんとか発車時刻ジャストに乗り込み、手に持っていた200円を入れ… って、ちょっとちょっと! すぐに私は「あと10円、お願いします!」と呼び止めた。

定刻から15秒ほど遅れて発車… と、その時! 視界の左端に人影が飛び込んできたのである。それは“すぐ後ろに到着したバスからの乗り継ぎと思われる生徒さん”だった。私が2~3m前進したところで止まって前扉を開けると、彼女は「すいません、ありがとうございます」と言いながら乗ってきた。ついでに、もう1人の生徒さん… と、おばさんも1人…

その間に信号が赤に変わり、スタートダッシュに失敗… バスは5分くらい遅れてしまったけれど… 彼女が、某高校停で降りる時にも、車内ミラー越しに「ありがとうございましたぁ~」と元気よく言ってくれたので、オジサンは嬉しかった。次回は… ガラス越しのKISSとは言わないけれど、ミラー越しの投げKISSくらいしてくれないかなぁ~ ハハハ…(そうだな、彼女のお母さんにお願いしてみればぁ~??? ハハハ…)


まだあるキリトリ! Uターンの瞬間を…

2015年11月29日 22時12分53秒 | バス運転士
片側三車線の道路の右折レーン、私のバスは3~4台目で信号待ち… 約1分後、信号が青に変わって、ゆっくりと前進したのだが… 先頭にいるマイカーのポジションが変だったので、「まさか… Uターンするつもりなのかな?」と思いながら、次々とやって来る対向車を見ていた。

そして「こりゃ、矢印信号になるまで行けそうもないなぁ~」と思っていたところ、右折待ちの車がジリジリと動き出したので、「なんで?」と思ったら… こちらに向かってパトカーがゆっくりと走っていたので、その他の対向車も“遠慮”して走っていたからである。

変なポジションを取っていた先頭右折車は、そのチャンスを逃さずUターン… すると、ゆっくりと走っていたパトカーが一気に加速して、「ウゥ~~~! ※※の車、左へ寄って止まりなさい!」と言ったのだった… そう、そこはUターン禁止… 道路標識を見ていないオバサン… 残念!

その場面を切り取って想像すると… 警察官は「よぉ~し、このままゆっくり… 赤信号で止まるように… 先頭で待ち伏せして、信号無視などの違反車両を捕まえてやるぞぉ~」と呟き… オバサンは「やったぁ~! パトカーがノロノロ走ってくれてるから、青信号のうちにUターンできるぅ~!」と…

いや、実は… 警察官は「あの先頭右折車のポジション、おかしくないか? きっとUターンするぞ。年末に向けてノルマもあるし…(ホントか?) よし、速度を落としてやれ! 我々の目の前でUターンさせて… ごっつぁんです!」と呟いていて… そんなことを知る由もないオバサンは、哀れポリスの毒牙に…

警察官は「よっしゃあ~! 一丁あがり~!」と喜び… 否、「なに!? そこでUターンするか?」と驚いた振りをして… オバサンは「えっ!? 私、何も悪いことしてないのにぃ~」と呟いた… かもしれない。確かに、違反は悪いことだけど… その警察官ほど悪くは…(だから、決め付けるなってぇ~の!)


今日は何の日? 答えは一つ!

2015年11月28日 20時25分34秒 | バス運転士
真っ昼間の営業所前ターミナル発・A駅ターミナル行き… ちょっと交通量が多かったけれど、それほど遅れずに到着した。私が待機場所にバスを止めて間もなく、戻って来た某地区巡回バスが左隣りに止まり、その運転士さんが「あぁ~ 疲れた」というジェスチャーをしたので、私はバスの中扉を開けて「どうしたの?」と話し掛けた。

すると、彼が「もう遅れっ放しですよ。あそこで工事、ここで工事… あっちで渋滞、こっちで渋滞… (サバ読み時間がタップリあるにもかかわらず)到着が3分も遅れました。今日は何かあるんですかねぇ… あっ! 給料日後の週末だからですかねぇ~?」と言ったので、私は「今日は… 原田知世の誕生日!」と言いながら、彼の「???」という表情を見ようと思ったのだが…

なんと、彼は「えっ!? 原田知世の誕生日を知っている人に会ったのは… 松井さんが初めてですよ。これまで、変●だ(いい年して何を言っとるんだ)と思われるのが嫌だから黙ってたんですけど… ファンだったんですよ」と言って、喜んだのである。そして、僅か2~3分ではあったけれど、原田知世の話題でオッサン2人が盛り上がってしまった。

それで、私のテンションが異常に上がったわけではないのだが… 夕方、営業所前ターミナルへ向かっていた時のこと… 途中から信号のタイミングも良く、終点の4つ手前からバス停を通過し続け、定刻に戻ったのを確認した私は「今、乗ってるお客さんはラッキーだなぁ~ 希望の乗り継ぎに間に合うかもしれないねぇ~」と思いながら、終点のターミナルに進入…

そこで「みんなの希望の乗り継ぎは… 地下鉄かな? 他系統バスかな? しかし、どの乗り場にもバスはいないなぁ~」などと余計なことを考え… その時、ラベンダーの香りが…(ウソつけ!) 気が付けば、降車停の前方にある3番乗り場で降車客扱い中… あぁ~! ひょっとして… 今日は原田知世さんの誕生日だから、私のバスが… 時間ではなく空間を… 降車停から3番乗り場へ移動してしまったに違いない。(そんな… 小学生でも言わないようなウソをつくなぁ~!)


単純なのか、××なのか…

2015年11月27日 23時30分29秒 | バス運転士
今日の私の始業点呼は朝7時過ぎだった。が、どうしても来月27日(日曜日)に有給休暇を取りたかったので、有給休暇受付開始時間の朝5時よりも少し早く出勤して、受付窓口(点呼場)に並んだのだが… そこにいたのは2人だけで、余裕のヨッチャンであった。

有給休暇希望日が土日祝日の場合… そんなにガツガツしなくても、朝5時過ぎに電話をすればいいのだが… たまに「えっ!? マジっすかぁ~」ということがあるので、確実に取りたければ“電話よりも優先権のある早朝出勤”を選択した方が良い。実は、今月21日(土曜日)に有給休暇を取ろうと、先月の21日に電話をしたら… 「17番目!」と言われて取れなかったのだ。

ということで、今朝5時に有給休暇を取った後… 私は昼寝休憩と同じく、マイカーの中で朝7時前まで二度目の就寝… すると、やはりというか何というか… 「来年のゴールデンウイークまで申し込みが一杯で、これ以上の有給休暇は取れない!」という夢を見てしまった。ホント、影響を受けやすいというか、単純というか、××というか…

そんな私なのだが、ある先輩運転士さんから「あの宗教団体に入りかけた時、よく洗脳されなかったなぁ~」と言われたように、ちょっと矛盾したところもある変な性格のようで… ま、それも仕方がないのかな? いつか書いたように、「自分で自分が分からない」という“動物占いのペガサス”だからね。ハハハ…


夢の団体乗車!?

2015年11月26日 20時16分33秒 | バス運転士
先日、点呼で受け取った運転カードに“某保育園の団体乗車受付票”が入っていた。朝(行き)は某所からA停まで、ある運転士さんが大人3名・幼児18名、その30分後の私が大人4名・幼児23名… 昼過ぎ(帰り)は営業所前ターミナルから某所まで、私が大人7名・幼児41名となっていた。

しかし、朝の某所に団体の姿は何処にもなく… その後、上司からも何も言われず… “天気は下り坂”という予報が出ていたので、団体様が“お出掛け行事”を中止にしたのだろう。前回、団体様のドタキャンを経験していたので、特に不安にもならず心配もせず… ま、ラッキーと言えばラッキーなのだが…

う~む… どうも保母さんとは縁がないらしい… と思っていたら、その数日後、某駅発の某地区巡回バスに“大人3名・小児15名”の乗車があった。大人は(小児も?)外国人だったけれど、リーダーと思われる女性はカタコトながら日本語バッチリ! しかも、全員をバスから降ろした後、開いている中扉から「アリガトウゴザイマシタ~」と… あぁ~ マンツーマンで英語の指導を受け…

さ、アホな話は置いといて… どうせ団体乗車してもらうなら、看護婦? スチュワーデス? 婦人警官?(結局、アホな話かい! しかも言い方が古い!) ん? そんな甘い話はないってか!? ハハハ…(オマエのような奴は… 女性格闘家の団体に乗ってもらって、その根性を叩き直してもらえ~! あ、そうすると… ドMのオマエは喜んじゃうのか!? ハハハ…)