長い色

転勤して約２年…　運行本数の少ない路線は、月に一回走るかどうか…　否、２～３か月走らないことも珍しくない。だから、信号のつながりや“癖”を把握できていない交差点もあったりする。特にボケな私の場合は…


ある交差点の信号が変わるのを、１０台目くらいで待っていた。乗客は一人だけだったが、バスは既に５分くらい遅れていた…　私は「行けるかな？　行けないかな？　微妙だろうなぁ～」と思っていた。


信号が青に変わり一台一台順調に発進して、前の車は“黄色”になったところで行けたのだが…　追突及び急ブレーキ防止のため、少し離れていた私のバスは赤で突っ込むわけにもいかず…　停止線の手前で止まっ…　たのに、信号はまだ“黄色”だったのである。


何車線もある大きな交差点で“全部赤！”の時間が長いことはあるけれど、片側１～２車線の交差点で…　しかも黄色があんなに長いとは思わなかった。（ただ私が忘れていただけ？　それとも私の見間違い！？）　いずれにせよ、後ろの車はガッカリしていたに違いない。


「黄色が長いということは…　ひょっとして“多少強引に突っ込んでもいい”ということなのか！？」と思った私は、約１時間後…　再び同じような状況になり「今度は行けるかな？　否、行くのだ！」と思っていた。


しかし…　今度は、前の車がさっきの私のように止まってしまったのである。そりゃあ仕方がないよねぇ…　普通は止まるよねぇ…。。。♪なが～い～　きいろ～　飛び込んでみたい～　おま～わり～　だけにぃ～　見られない　よう～に～（一部字余り）