バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

週末の朝のくねくね路線は…

2011年09月03日 21時02分06秒 | バス運転士

今の営業所へ転勤してきて、まだ間もない頃… ある運転士が【週末にバスレーンくねくね路線の始発をやった時、終点の二つ手前で5分くらい遅れていたんですけど… 発車しようとしたら車内通路を歩いてくる人がいたので、「降りるのかな?」と思って少し待っていたら「何をモタモタやっとるんだ! さっさと行け!」と怒鳴られちゃって… そうしたら、他の乗客まで「そうだ、早く行け!」「何分遅れとると思っとるんだ!」と言い始めて…】というような話をしてくれた。

私がそれと同じバスを担当したのは、この2年間で3~4回あっただろうか… しかし、最初にそういう話を聞いていたので、非常に気持ちが楽であった。そんな“集団イジメ”をやるようなオッサンたちに対して、バスが遅れようが何があろうが「申し訳ない」と思う必要がないからである。もしも、自分の不注意でバスを遅らせてしまったならば話が違ってくるけれど、普通に走っていて遅れるのだから仕方がない。それなりに乗降客があるし、信号のつながりも悪いし…

真面目に走っているのに「ブーブー」言われようものならば、「ここの法定速度はご存知ですか?(40キロ)」「このバスはだいたい何キロで走っていると思いますか?(50キロ)」「私は会社から法定速度を守れと言われていますが、それでもバスの遅れを最小限に止めようと“故意に”法定速度を超えて走っているのです。それなのに文句を言われてしまっては割に合わないので、今後は法定速度を守って走ります。いくらでもどこへでも文句を言ってください」と宣言するつもりでいるのだが…

私の場合、ついついそれが顔に出てしまうのか(よほど怖い顔をしているのか!?)、まだ面と向かって文句を言われたことはない。今朝も、そのバスのレギュラーメンバーと思われる“空席がたくさんあっても座らずに、ず~っと通路の前の方に立っている、いかにも口うるさそうな人”と“バス停で身を乗り出すように立っていて、これ見よがしに腕時計を見ながら乗ってくる人”がいたのだが… 後者が「ブツブツ」と独り言を言いながら降りただけだった。

運転士にいくら文句を言っても何の解決にもならないのに… それが分からないのだろうか? それとも、ただ若くて優しそうな運転士に文句を言って、憂さ晴らしをしたいだけなのだろうか?(それじゃあ、ただのイジメじゃないか!) まぁ、始発地点におけるバスの発車時刻を5~10分くらい早くすればいいだけのことなのだが… きっと、私の知らない様々な事情があるんだろうなぁ~。。。