バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

後から後から来る来るクルクル

2011年09月15日 22時01分37秒 | バス運転士

昨日の午後4時過ぎの某駅… 発車時刻の3~4分前、私は「乗客は20名もいないし… まだまだ暑いし… 2分前になったら待機場所から乗り場へ移動すればいいだろう」と思っていた。

発車時刻の2分ちょっと前… 到着のバスが来たので、私は「予定よりも30秒くらい遅れるかもしれないけれど、このバスが降車扱いを終えてから乗り場に着けよう」と思ったのだが…

ふと乗り場を見ると、ついさっきまで影も形もなかった“制服姿の中学生軍団(約50名)”が列の後ろに並んでいたのである。驚いた私は、到着したバスが降車扱いを終えるのを待たずに乗り場へ移動した。

中学生軍団の大半が“1日フリーパス”だったので、一人一人の乗車に時間がかかることはなかったし、最後の十数名は“まだ乗れるスペースがあるのに、乗車を遠慮してくれた”のだが… いかんせん人数が人数だけに、発車時刻を過ぎてしまったのである。

「さて、発車しよう」と思ったら、後からやって来た大人たちがパラパラと乗り込んで… 結局、2分くらい発車が遅れてしまった。しかし、道中が意外にスイスイで、終点の某学校前にはほとんど遅れずに到着した。

が、毎度のことながら折り返し時間はなく、忘れ物チェックをしてすぐに乗り場へ移動… 待っていた20名くらいが乗車したら、ちょうど発車時刻になった。私は、学生たちが走って来ないかミラーで左後方を確認、扉を閉めて発車… と思ったら、左前方にある植え込みの陰から一人の女子学生が出てきたのだ。

この乗り場からの発車は… 例えるならば“コンビニなどの駐車場から、右折で出て行く”感じで、右方は見通しが良いのだが、左方は植え込みがあって見通しが悪いのである。

私は扉を開けて、彼女を乗せた。再び扉を閉めて… と、またもや植え込みの陰から女子学生が現れ… また扉を開けて、乗せて、閉めて… と、またまた植え込みの陰から現れ… 開け乗せ閉め… 結局、それを4回も繰り返し、発車が2分ほど遅れてしまった。

しかしまぁ、ここは左右からの車の流れが同時に途切れないと出られず、ただ待っているだけで2分くらい遅れることもあったりするので… よしとしよう。それにしても、コンピュータ音声は忙しかっただろう。私が扉を開け閉め開け閉め… その度に車外へ「お待たせ~」車内へ「発車しま~」の繰り返し…

その時、私は… 昔、流行った(?)「赤あげて、白あげて、赤さげないでぇ~、白さげない!」という“旗揚げ遊び”を思い出していた。わかるかな? わかんねぇだろうなぁ~! なんちゃって、ハハハ…