今日の午後、あるバス停で待っていた若い男性から「○○へ行きますか?」と尋ねられた。さらに彼は、私が返答するより先に「(道路の)反対側で待っていれば来ますかねぇ?」と続けた。
私は「午前中はそれでいいのですが… 午後は逆回りになるので、ここから○○へは行かないんですよ」と答えた。また、そのバス停から“○○へ行くバスが来るバス停”までの僅か一区間で運賃を払わせるのもどうかと思って「この先… 三つ目の信号を左折したところにバス停があります。でも、そこまで歩いたらもう…」と私が話し終えるより先に、彼は「ありがとうございました」と言ってバスから離れた。
終点の某駅に到着して「さて、次の発車は…」と運行カードをめくったところ、なんと次は“○○へ行くバス”であった。私は「あのバス停まで歩いたら、そこから○○まではそれと同じくらいの距離なんだが… 彼はどうしたかな?」と思った。約10分後、時間通りに某駅を発車して行くと、彼は前述のバス停で待っていた。そして、私が扉を開けると乗ってきたのだが… その手には“一日乗車券”が… あぁ、そうと分かっていれば…
やはり、途中のバス停では「バスは遅れている」「後続車が待っている」「時間がない」という焦りもあって、ただでさえボケな私はなかなか気が回らないのである。タイムショックなどのクイズ番組を見ながら「あんな問題も分からんのかぁ~! アホな芸能人だなぁ~!」などと思っていたが、実際に自分がその場にいたら… 彼ら以下の結果を出してしまうに違いない。