新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

階段紀行・日本 東京編⑯ 翻る青い‟波頭”を連想させる、昭和記念公園の螺旋階段

2022-01-29 | 階段紀行・日本

しばらくお休みしていた「階段紀行」を再開します。今回は東京の階段の続編です。

 遥か上方に、心ごと運ばれてしまいそうな青の空洞が突き抜けている。

 それが、大きく弧を描いて、

 時には波頭のように渦巻いて翻る。

 そう、葛飾北斎が「神奈川沖浪裏」で描いたあの大波を連想させる瞬間さえある。

 ここは立川市の昭和記念公園。入場して間もなくの建物の一角に設けられた螺旋階段だ。

 真下から見上げていた階段を上ってみる。

 間もなく上方に光を取り込む楕円形の空間が見えて来る。

 頂上にたどり着いた。見下ろすと、らせん状の回転が地上までゆっくりと続いてゆく。

 その隣の建物にもゆったりした階段があった。

 この公園は昭和天皇の在位50周年記念事業として旧米軍立川基地跡地の一部を活用、1983年に開園した。

 180haもある広大な公園だけに、今では立川市民、都民のオアシスとしての役目を果たしている。

 それと共に、私のような階段好きにも、その魅力と体験の楽しみを与えてくれる場所になっている。

 

 

 


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