保釈中の日産前会長カルロス・ゴーン被告の日本脱出には、アッと驚か
された。
厳しい監視の中、ゴーン氏がどうやってどこからレバノンにまで到達し
たのか。
新聞やテレビ報道でも、その経路や脱出方法がつかめていないよう
で、まるで007などスパイ映画を思わせる。
(悪いけど)とても興味をそそる事件だ。
大きな旅行ケースに入って自家用ジェット機で脱出したらしいとか、外
国の警備会社が一枚かんでいるとか、諸説紛々だけど、それにしても
日本の空港保安体制がまんまと裏をかかれたわけで、そのショックたる
や相当なものだろう。
当局者の責任は重大で、外国から見れば日本の保安体制はどうなっ
てるんだ、と厳しい目で見られることは確実。
若いころジョン・ル・カレ、グレアム・グリーン、フレデリック・フォーサイス、
ジャック・ヒギンズ、トム・クランシーなどの東西冷戦時代を舞台にしたス
パイ小説を夢中で読んだが、ゴーン氏のような世界的な大物が堂々と厳
しい監視の目をかいくぐって日本脱出して、外国で堂々と名乗りを上げる
なんて、かのスパイ小説の大御所たちも、眼をむいていることだろう。
まさに「事実は小説より奇なり」、小説を越えてるような・・・
時代小説では、八丈島などに島流しされた罪人が決死の島抜けしたり、脱
出が不可能といわれるアルカトラス島の刑務所から逃走する映画、岩窟王
(モンテ・クリスト伯)がイフ城塞から脱出するデュマの小説など、冒険談にわ
くわくしたが、ほとんどはフィクション。
しかし、ゴーンさんは、脱出をやってのけた実話の人物。
近く記者会見してすべてを話すそうだけど、スリリングな脱出劇は手助した
人たちに迷惑がかかることから封印するだろうか。
それでも、下々の人間は聞いてみたい気がする。
<春を待ちわびる花たち>
ブルーベリーの葉は紅葉を脱がず
詳細が明らかになるに従って、日本の保安体制の問題点も浮き彫り
になってきましたね。
犯罪者がこうも易々逃亡できるなんて、国際的な信用問題になりそう。
花は好きですので、毎年こんな調子で咲かせていますが、年を取る
に従ってだんだんしんどくなります。
いつまで続けられのでしょうかねえ。
それにしてもこんなに沢山のお花
お世話が大変でしょうね。
でも、楽しみながら、生活のリズムとなっている事でしょう。