MARANTZ HD-CD1

魔女「あれ？　見ない顔だねぇ。　どこの誰だい？」
女騎士「ふふふ・・・私か？　私はそう・・・あにさまの妹だ！！」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何だって・・・？」
女騎士「そうか、判らないか。　仕方のない方々だな、ふふ・・・。　ならば言い換えよう。　私という妹の兄はあにさまだ！！」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・会話に・・・・・なっていないぞ・・・・・。」
魔女「・・だけどまぁ誰かは判ったよ・・・。　妹って言葉と、この訳の判らなさ・・・君主のやつの妹ってのはアンタかい。」
女騎士「うむ。　通じねば適切に言い換える応用力。　挨拶も完璧だな、私は！」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・相手の・・・連想力に・・・・頼るものでは・・・・ないぞ・・。」
魔女「やめときなって。　噂通りであれば、ここでアレコレ言ったところで治るもんじゃないさね。」
女騎士「噂・・・噂か。　さぞや綺羅びやかで凛々しい噂が飛び交っていた事だろう・・・。」
魔女「ド阿呆コンビがツッコミに回るくらいの面倒な奴って話でなら聞いてたよ。」
女騎士「そんな！？・・・・・・・・照れる！！」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・何でだっ？！」
魔女「法師のオッサンが普段の2倍以上早く反応した？！　何てこったい・・・！！」
女騎士「まさかそんな『あにさまスキー』として認識されていようとは！」
法師「言っていない！！」
魔女「ノーウェイト！！！？？」
女騎士「しかし、だ。　残念ながらあにさまは既に素敵なあねさまと婚姻した身。　そもそもにして実の妹である私にはだな・・・・」
法師「聞いていない！！」
魔女「おちっ・・落ち着きな！　アンタこれ以上早く動いたら寿命が3倍早く減るよっ！　命を磨り減らして反応するんじゃないよっ！！」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はあ・・・はあ・・・・済まない・・・・・。」
魔女「まったく・・・いいオッサンが小娘にペースを握られるんじゃないよ。」
女騎士「ふむ、法師殿のソレはいわゆるロングブレスダイエットのようなものか。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ダイエットでは・・・ない・・・・。」
女騎士「まぁ似たようなものだろう。　うん、相違ない。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だからだな・・・・」
魔女「また早くなってるよ！　そっちのアンタもそう煽るんじゃないよ・・・。」
女騎士「？　煽ってなぞいないぞ、私は。　しかし困ったな。　本日の罰ゲ（ゴホンッ！）御土産にと渡された弁当だが・・・ダイエット中ではお勧めできないではないか。」
魔女「アンタ今罰ゲームって言いそうになったかい・・？　大体要らないよ、それ。　流石に2日連続で猛威を振るって、3日目まで付き合うバカいるかい。」
女騎士「では、勿体無いから食べようか、私が。　どれどれ・・・。（バクッ）」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・学習能力・・・無しか・・・・？！」
魔女「付き合いも浅いし、深かったところで到底理解出来そうにないだけに、反応が全く読めないよっ？！」
女騎士「・・・・・・・・・・・・・あにさまっ！　海が見たいのっ！！！！・・・・あふぅ・・・・（バタンッ）」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・理解・・・・不能だ・・・・。」
魔女「もう訳が判らないよ・・・。」
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戯休「今日はマランツのCDプレーヤー『HD-CD1』のお話をしましょう。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・相変わらず・・・・このジャンルが・・・・好きだな・・・・。」
戯休「そう、俺の名は戯休・・・安価なCDプレーヤーが出ると取り上げずにはいられない男・・！！」
女騎士「高価なCDプレーヤーが出ても取り上げられる財力が欲しいな、主殿。」
戯休「げっふぅぅぅっ！？」
魔女「ほらほら、いきなりクリティカルヒット繰り出すんじゃないよ！　せめて今日の回が終わるまではまともで居てもらわないとねぇ・・。」
戯休「だ・・・大丈夫！　そんなの皆判ってる・・ドンマイ俺！」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・で・・・内容だが・・・・・。」
戯休「昨年末に発売されて中々好評だという多機能アンプ『HD-AMP1』と組み合わせるためのCDプレーヤーらしい。」
女騎士「機能的にではなく、外観寸法的に、ということだな。」
戯休「まぁねぇ。　だけど、折角なら揃ってくれてるほうが嬉しいのも人情。　それだけで楽しむなら尚の事。」
魔女「確かUSB-DAC内蔵だったから不要な人には不要なんだろうけど、必要な人には嬉しい話さね。」
戯休「価格は定価で6万円。　HD-AMP1と合わせても定価で20万円。　これはこう・・・心が燃えるな！　ちょっと悔しい部分もなくはないけど。」
女騎士「ふふふ。　また天邪鬼な部分が顔でも出したか、主殿？」
戯休「否定は出来んなぁ・・・。　どうにもマランツって対メディア宣伝費を掛け過ぎてる感が強いから、惹かれると釣り針に引っ掛かった的な気もしなくはないのさぁ。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・確かに・・・・各サイトでの・・・記事の・・・詳細さが・・・・抜きん出て・・・詳しいが・・・・。」
戯休「特に某出版社サイトではねぇ・・・。　個別記事だけじゃなくて速攻でレポートとか入ったりするし。」
魔女「雑誌とかなんて多かれ少なかれ広告を出版しているようなもんだし、仕方がないといえば仕方がないけどねぇ。」
戯休「そこのサイトなんて、みんなの声とかって、併設されてるSNSからマランツって言葉があれば自動で抜き出したりしてる。　それを目的でマランツマランツ騒ぐ人もいるし・・・。」
女騎士「黒いぞ、主殿。　こんな場末で言ってもそれこそ詮無き事だ。　そんなに黒いと、意識的にボケられないぞ、私も。」
戯休「いつどこで誰が意識的にボケたって？？！！」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうか・・・むしろ今のが・・・・ボケか・・・・。」
魔女「・・・理解が進んだってのにこんなに悲しいことってあるんだねぇ・・・。」
戯休「まあそれはそれとして！　商品的には素敵に思っちゃうから全面肯定するしか無いなというのが本音。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ここ最近・・・あれだけ・・・JPLAYで・・・・・騒いでいても、な・・・・。」
戯休「CDは永遠だぜ・・・！　物理的に寿命が来るかもしれないけど、それでもしばらくは行けるはずさぁ！」
女騎士「ふふ。　愛が多いのだな、主殿は。」
戯休「愛とか言わないで？？！！　変に物々しいから勘弁してつかぁさい！！！」
女騎士「そうか・・・では、物欲に沿った情念だから・・・・・欲情？」
戯休「もっと性質悪くなってるわ、どちくしょうがっ！！」
女騎士「いや、まて？・・・・そうした機械に欲情をかられるといるとすれば・・・・我々を擬人化扱いしているのは・・・」
戯休「名誉毀損と侮辱罪でガチ訴えるぞ、このやろう！！！！」
女騎士「『やろう』とは失敬な。　あにさまの妹たる故に女だぞ、私は。　『このレィディ！』への訂正を求める。」
戯休「どうでもいいわ、そんなん！！」
女騎士「リピート・アフター・ミー！　レェェェイディィィィィッ！！」
戯休「レェェェイディィィィィッ！！・・・はっ！？・・・しまった・・・。」
女騎士「発音が悪いな。　まだまだだぞ、主殿。　ところで何の話だったかな？」
戯休「（ガクッ）・・・・・。」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・気の毒・・過ぎる・・・・・。」
魔女「裏の連中を表に出さなかった理由が窺い知れるねぇ・・・。」
戯休「・・・・何にせよ・・・・これ単体でも欲しいと思うし・・・あわよくばHD-AMP1も欲しいってくらいに・・・・俺は魅力的に思ってしまったと・・・・」
女騎士「だから、先立つ物があればな。」
戯休「がふっ？！（バタンッ）」
法師「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・力尽きたか・・・・・。」
魔女「主殿・・・頑張ったよ、アンタ・・・。」