B&W 805マセラティ・エディション

戯休「今日はB&Wのスピーカー『805マセラティ・エディション』のお話をしましょう。」
芸術家「ううん♪　それはいいけど、また2人足りないさ？」
戯休「・・・片や精神と肉体に甚大なダメージを負っており、行動不可状態。　もう片方は体は回復してるけど、まぁ付き添いで。」
修道女「どっちがどっちかは一応確認しませんけど・・・やり過ぎには気を付けないといけませんよね。」
司祭「クックック・・・・。　貴女方が普段攻撃している彼が異常という事に気付くべきですよ、ええ。　普通は楽に致死領域に達していますので。」
姫「その辺の匙加減が言わずとも通じるのが愛の成せる業ですわ。　舐めて頂いては困りましてよ？」
戯休「ああ、うん。　その辺はひたすらどうでもいいから先に進むぞ。　どんなスピーカーかというと、かの805 Diamondをベースに仕上やデザイン面に手を加えた限定生産品なわけですよ。」
姫「マセラティと言いますと、あの車のマセラティですわね？」
戯休「そうそう。　元々両社はコラボを展開してたけど、今度はいよいよ家庭用スピーカーというわけですよ。」
芸術家「でも、どんあコラボになるのかがよく判らないさ？　マセラティの車にB&Wのスピーカーのコラボだとまだ判るさ？」
司祭「カーオーディオに対応して貰えばいい事ですからねぇ。　しかし、逆となると・・・。」
戯休「仕上がマセラティの豪華なインテリアをイメージしてるらしい。　皮張りとかしてさ。」
修道女「えーと・・・・別にそれだけってわけじゃないですよね？　スイッチ入れたら車のエンジン音が聞こえたりするとか・・。」
戯休「それはフェラーリのPCな。　素材的にはそんな感じらしいよ。　それでお値段、ペアで税抜150万円。」
芸術家「・・・・どんな希少動物の皮を使ってるさ？　どこぞの条約に反してたりはしていないさ？」
戯休「そういうわけじゃないでしょうに。　ま、B&Wファンというよりマセラティファン向けな気もするし、そういう層であればこの位の金額は訳無いのかも。」
修道女「だとすれば、本当にブルジョワさん向けなんですね・・・。　音質は変わらないって事なんでしょうし・・・。」
戯休「計測上は変わらないそうだけど、仕上が違うから音も違って聴こえるそうだよ。　よく判らんがイタリア的な響きらしい。」
姫「・・・・音が違う事に異論はありませんけど、最後の一言は余計な気がしますわ・・・・。」
戯休「で、違いというのも、特別に入念なアコースティックチューニングを施した結果、805の中では最高の音になったという話。　個人的にはちょっとそこも引っ掛かるところなんだけどさ。」
司祭「音の為にそうしたのではなく、仕上ありきのチューニングで歴代最高の音になるのであれば、今迄の805ももっとなんとかなったのでは？という事でしょうかね。」
戯休「然り。　言い換えれば、今回の仕上げが最高に至る条件であるのであれば、800シリーズの他の機種にも採用すべきって話になると思うんだけどね。　何だか釈然としないのは、大部分で俺が捻くれ者なのと僻み根性丸出しというだけではないと思うんだけど・・・どうなんだろう。」