子供の頃、お祝い事は自宅で行うのが当たり前で、(当時は大きな宴会場とか少なかったから)母親、おばさん、まあ、女手総出で料理の準備に追われる姿が記憶に残っています。一番大きな宴会は正月。親戚、社員、隣近所、通行人(笑う)、誰にでも料理を振る舞う、おおらかな時代でした。(50年以上前)で、子供の私は大人の宴会必需品な刺身&山葵&醤油を初めて食って「大人は恐ろしく辛いとんでもない食い物を食う」とドン引きしたのですが、やはり日本人、いつの間にか大好物に。その時食べた鮪刺身は現在のスーパー、料理屋、で買えるものとはどこか違うねと普段薄ら感じていましたが、ごく最近、栄町市場の刺身屋さんで買って、ボトルネックに持込みした刺身、まさしく思い出の味でした。(昨夜も持ち込み)、今マイブームです。
1パック500円分購入(買う直前に刺身に切り分けてもらいます)して、半分を伊禮店長に賄賂。残り半分を楽しみます。
ごくありふれた庶民の魚屋さん。アラを買ってお汁にするおばさんも多数。
そうしてのんびりとおすそ分けの、
アタリメ、梅干し、小魚甘煮などと泡盛。
穏やかな店内・・・そしたらオトモダチが来たので、
ゴーヤーまで御馳走になり、チョット真剣な話などしたのです。
倉庫を臨時調理場にして、しんめいナービ3個(深くて大きい鍋で直径1メートルくらい?)にはソーキ汁、ヤギ汁(多分)とかマキで煮込むし、刺身ブロック切る人、蒲鉾切る人、ニワトリ首切る人、首の無いまま走り出すニワトリの人、ご飯炊く人、あばさん軍団の方言が飛び交い、子供は危ない、邪魔だと怒られてもおばさんの隙をついて、ひも玉(ニワトリの体内の卵になる直前の黄身(茹でたて)を盗み食いする子供(私)、田芋のペースト(料理名忘れましたが甘くて美味い)に心奪われる子供たち、鯨のおばけ用ピーナッツ味噌を混ぜる人、色々な美味しそうな香りと鍋の湯煙と人々の息吹が混然一体となり、そりゃ~もう大騒ぎさ。
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