半年ほど前、同居人が一人で家の掃除をしていて脚立に上り、高い所の物を取ろうとした時、誰もいない筈の後ろに、何か違和感のある視線を感じ振り向けば、白装束おまけに頭には三角巾のまさに死人の定番姿の中年男性が、同居人の足首を掴みながら脚立の上の同居人に食い入るような視線を向けている最中。あまりの驚きと、一瞬、相手が生きた人間かと思われるほどの存在感で、当たり前のようにこの人誰?と思ってしまい、恐怖心より理不尽さを感じた。顔を見るもあっと言う間に消え去る。しばし、一人茫然。相手の印象としては中年のおじさん風。
自宅で霊に遭遇したわけだが、恐怖、嫌悪感よりも先にあの人は誰?の気持ちが募るのだけど連れ合いは「寝ぼけてね~か?」「勘違い?」「まさかひゃ~」などと役立たずの見解を述べるだけ。そのうち時間が経ち有耶無耶の内に放置。
昨夜、新開店の「和民」など試してみようと夫婦でのこのこ。生憎と満席で断念。この手のチェーン店の店員、やはり感じ悪く同居人怒る。HACHI公は「入口からレジまでは高級そうに内装し「ここは高いかも」とお客を観念させ、ところが会計ではご存知の庶民価格。これでお得感がさらにアップする高等戦術なりと分析。
目的地を寿司ハウスに変更。久高板前としばらくぶりの対面。今年初の「白子ポン酢」など。何故か落ち着かず、30分で席変え。ル・ガンボにワープ。佐藤シェフとカリエンテ忘年会の話などしつつ、赤ワイン玉葱のキッシュなどでやっと落ち着いて飲み始める。
半分食べた白子
佐藤シェフ「僕も和民行きました。やはり味値段サービスどれをとっても合格点。でも、ああいうチェーン店には個人経営の飲み屋の親爺感みたいなのは無くて味気ないですよね」HACHI公全く同感です。など話している内に同居人と話し込み、霊魂おやじは誰でしょう?となる。「三角巾は沖縄の人やらないよね」「でも他府県人にあまり縁ないし」「顔は父(HACHI公の事)に似てデカかった」「うるせーい」「表情は恨めしやではなく、(悪いけど頼まれてくれない?)みたい」「え~誰かいたかな~?」
その後色々候補者上がるも、もしかして、HACHI公の近親者で戦死し、平和の礎に刻銘されている方ではないか、なぜなら、
刻銘されているのは本人ではなく似たような名前の「HACHI公」
建立直後に訪れ、己の名前が戦没者として間違った刻銘に嘆き悲しんだHACHI公、即、役場に苦情申し立てを行い「受理しました近日中に対処します」の回答を信用し現場確認を怠って現在に至る。うげげ、明日、行かなくては。
明日の今日です。
やはり、何の対処もされないまま元のまま。「HACHI公」と表記。来週は沖縄県環境生活部 平和・男女共同参画課にて「お役人様~おらが悪かっただよ~お願いするだ~」とか言って下手に出て理不尽な公務員方面と遣り合わなくてはいけないかもねっ。
それと、もし、あの方がこの方ならば「ど~も~」とか言いつつお礼に来るかもしれませんが迷惑なので固くお断りします。その他ラップ音、温度低下、気配なども重ねてお断りします。その代り、宝くじが当たる、現金が舞い込むなどは喜んで承ります。