LOVE&DESIRE

沖縄で頑張る爺バンドのブログだったがいつの間にか爺の独り言(涙)。

20××年日本

2011-05-11 10:45:01 | ブログ

 20××年たび重なる自然災害に根本的な対策を早急に打たなければならない。台風対策で屋根を重くすれば地震で倒壊。それでは地震対策を考慮すれば大津波に泣かされる。かといって海岸線上に防波壁を作るといっても過去の災害では15メートルの大波もあり、そのような壁に囲まれた環境で住むわけにもいかないし、海を望む風光明媚さを犠牲にしてコンクリートの壁を見ながらの生活は非現実的である。国土の殆んどが山林であり平地は海岸線上の猫の額しかない平野という状況では高台の山に住むしかないのか、と、袋小路に追いやられてしまった日本国。そんなとき画期的な解決策を「発明」した人物がいた。

 某国立大物理学者のチャーりHACHI教授である(一応日系人なのでこの名前)彼は実用化目前のリ二ァモーターの権威で反重力装置の開発にも着手していたのだけど、密かに基本原理の把握に成功しておった。

 すなわち、「家を浮かせればよろしい」が解決策である。追い詰められた政府はこのマッドサイエンテストの提案に飛びつき莫大な開発予算を与える。そうなると基地外博士やりたい放題に実験を開始し、初期の頃、反重力作用が強すぎて実験棟を大韓民国北部の旧平壌まで飛ばしてしまい即、日本の攻撃か?と日韓の緊張を高めてしまうという笑えない失敗もあったりして。(北○鮮は3代目首領様の乱心で消滅)ここでは書かないが様々な失敗を繰り返し多大な犠牲と莫大な国家予算を湯水のごとく使い果たし(HACHI博士の宴会費用含む)最終的に浮かんで、移動できる家の開発に成功する。

 20××年アメリカの軍事偵察衛星が日本上空を監視している。ペンタゴンの監視衛星担当ブルース軍曹は同僚のクリフ伍長に声をかける。「おい、モニター見てみろよ、いつ見てもこの国はクレーィジーだぜ。」「まったくだな、誰がこんな社会を作り上げるなんて想像したか」2人が畏敬の念と同時にあきれ果てた複雑な気持ちで見つめるモニターには、遥か彼方宇宙からとらえた、日本の姿があった。光が日本列島の形を正確に形作り、イルミネーションのように鮮やかに点滅しまた、上下にあちらこちらで行ったり来たり。まるで弾む光の島のようだ。ダンシングジャパン。

 焦点を限りなく地上に合わせれば個々の「住宅」の形は囲碁の駒その物。見方を変えればUFOの様な白か黒の物体が所狭しと並び、同時に上下に移動するものもあれば地面すれすれに停止しているものもある。地面には正確に区割りがされこれもまさしく囲碁の盤そのもの。

 HACHI教授の住宅、普段は地上すれすれに留まり日常生活をおくるのだが、いざ、大津波など発生すれば最大100メートルの垂直上昇が可能であり災害を被ることなく避難できる。地震にしても地面とは固定されないので同様に被害なし。しかし、もともと、災害対策用システムだったのだが、気楽に上昇できるメカの為、住人は夜間、上空でのナイトライフを楽しむのが常識となりあちらこちらで住宅のダンスとなってしまった訳です。また、余談ではあるが調節によっては家そのものがバイブレーションを発生でき住人の夜の生活にも役立つ事となった。お陰で少子化対策にもなったりして。

 その後、HACHI教授、勲章など頂き広く後世にその名誉を称えるなどといったストーリーの展開になったかと言うと、まったく逆であった。調子に乗り「わしは神なり、神に若くて綺麗なね~ちゃん1000名をしもべとして遣わせよ。」とか、餃子の王将はわしの独占とする、ゴーヤーは壊滅せよなど明らかに既知外なので撲殺。

お疲れ様でした。中城「霧」です。キングの「霧」はホラーで有名ですが、B級ホラー映画、エロと混ざっていますね~。

001