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現代文を読むカラクリⅨ

2007-10-08 15:00:24 | 学問
さて、次に入ろう。

哲学=宗教=科学

論理=数学

この歴史は世界史を研究(学問)すれば誰しもわかるだるう。

わからなければ、聞きに来てくれ給え。

異郷の哲学 第3章

豊かさはどこにある。
哲学のキリスト教への挑戦は哲学の勝利に終わり、
それが近代という時代を築いた。
しかし、その帰結に人間が見たものは
強烈な科学の暴走と際限のない人間疎外であった。
ここにはすでに豊かさなど存在しない。
だからこそ、私たちは哲学に挑(いど)まなければならない。
人間性などない、善などない、真実などない、
と訴えた果てに「人間」と「善」と「真実」を乗り越える拠点を築き、
人と人の有為な関係性を見出すとき、私たちはきっと変わることができる。
哲学は哲学を撃ち、そして近代を撃つ。
ここに至って初めて私たちは
新たな時代の地平を切り開くことができるのである。
宗教はすでに打ち捨てられ、心理学は心に光を与えず、
政治的信念がテロに結びつく時、私たちが拠り所とするのは哲学のみである。
人として生きる豊かさ、この素朴な観念に対して、
忠実に振る舞い、それに向けての言説が散乱し、
やがて収束する時、不安と恐怖に彩られた時代は幕を閉じる筈だ。
私たちは、新しい舞台の上で演じられ。
奏でられる筈の劇と音楽を未だ知らないだけなのだ。

2003.06.07.SAT


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