地域密着型の私塾は独自授業塾かトレーニング専門塾に徹する

今や児童や生徒の地域には、多くの塾があるだろう。

■2017年度塾選びは夏から始まっている

2017年度の塾選びもこの11月・12月から可視化し始めている。
夏期講習生、冬期講習生などは次年度、
講習を受けた塾に入塾する人もいるであろう。

■教え過ぎは、成績は伸びないは塾は知っているが、保護者や生徒が知らないことが多い

塾側が目指しているところは、塾生の自立である。きめ細やかに教えてくれないからと言って悪い塾とは限らない。よく言う「教え過ぎは身につかない、伸びない」は指導される側もこのことを熟知しておかなくては子供は将来、積極的になれない。

■推薦入試か一般入試かで選ぶ塾もことなる

個別指導は学校教材指導を求める塾生が多い。集団指導や映像授業は一般入試を目的としていることが多い。推薦入試など学校推薦を目的とし、学校の成績を上げたい生徒は個別指導塾しかないであろう。(成績が上がるか否かは別問題)
一般入試は集団授業や映像指導授業塾が適切であろう。

河合塾と駿台予備校vs代ゼミと東進

河合塾と駿台予備校は、対面ライブ授業を軸とし、河合サテライト、駿台サテネットを高等学校や塾·予備校へ提供している。(駿台は高等学校のみ)

代ゼミ、東進は映像授業が主体となっている。どこまで映像のみ授業が続くか、
AI、ロボットと人間のコラボという組み合わせ授業ができるか否かが課題となると思う。

河合塾は、また、河合塾マナビスという映像授業のみの「株式会社河合塾マナビス」(2016年夏時点で全国275校)も現役生を主体に大学受験指導を行っている。

⚫福岡県北九州市
北九州市では、河合塾北九州校(小倉北区室町)は主体は対面ライブ授業(河合サテライトもある)、河合塾マナビス折尾校(八幡西区:直営校/元現役館)は映像授業が主体となる２校がある。

⚫福岡県福岡市・久留米市
福岡市では、河合塾福岡校の対面ライブ授業と河合塾マナビス西新校(直営校)、
河合塾マナビス◯◯校·◯◯校(FC校:学思館)の４校がある。
河合塾マナビス久留米校(直営校/元現役館)も出校し、福岡県内で展開してきた。

⚫中国地方
河合塾マナビスは、中国地方では山口市に１校(山口中央校)のみでなかなか河合塾の映像授業は受けられないようだ。
対面ライブ授業は河合塾広島校と河合塾福山校のみ。

大学受験対面授業の希少価値
映像授業は、受験サプリなど、スポンサーが受験サプリの授業料を支え、受験生は少額で授業を受けることができるシステムである。Youtubeに限りなく近い。

只、インプット授業はこれでもよいが、アウトプット授業がないため、得点に繋がらない中堅受験生も多いのではないだろうか。難関大学·準難関大学受験生はインプットだけで成果の上がる自己学習はできるかも知れない。中堅層以下は理解講座だけでは成果が出ないかも知れない。

アウトプット学習は塾·予備校に委ね、
トレーニングを繰り返すことが必要であろうし、塾·予備校の価値は今やこのアウトプット授業に価値がないと目的を果たせない。

時代は、インプット(理解)授業はスポンサー付の安価な授業となり、アウトプット授業が価値のあるコンテンツとなるであろう。